皆さんこんにちは!!メディアプラス採用担当です。
企業内の会議や研修などのコミュニケーションのために必要な、AVシステム(Audio/Visual)及びビデオ会議システム等の通信機器を販売している私たち。
今回は取締役会長の尾崎と代表取締役社長の菅野に、メディアプラスの歴史や会社についてお話を伺いました。メディアプラスに少しでも興味があり、会社の雰囲気や中身が知りたいという方にはうってつけの内容です。是非最後までご覧ください♪
尾崎 修司
取締役会長
菅野 尚子
代表取締役社長
尾崎さん、菅野さん本日はよろしくお願いいたします。これまでに音響業界で営業職一筋で様々なご経験をされてきた尾崎さん。起業のきっかけは何だったのでしょうか?
尾崎
そうですね、起業までは営業職として様々な音響設備やハイクラスオーディオ製品を扱ったりしてきましたが、バブルの崩壊とともに音響設備の導入案件が少なくなってきた瞬間がメディアプラスへの起業の一歩だったと考えています。
前職時の技術営業職時代にそう感じていた私は、焦りもさることながら海外のコンサルタントに相談をしてみたんですよね。すると返ってきた答えは「音だけを追いかけてはダメ」と言われて。その当時海外では民間の企業がAV設備を導入するケースが増えていたものの、日本でのアプローチは全くされていなかったんです。そうであるならばすぐやろうと新規事業として前職時にAV関連事業を立ち上げました。これがメディアプラスの前身となる状態です。
立ち上げ当初は未知の領域だと伺いました。
尾崎
そうですね。初期は外資系企業のAV設備の施工業者として、業務を請け負う事になったのですが全く踏み込んだことのない領域でした。それまでの商社の営業職として製品を売るだけという形が、導入からメンテナンスまでを一貫して対応しなければならない、そしていきなり数億円という規模の案件を海外コンサルタントから紹介をされたものですから、プレッシャーはかなりありました。ですがそれ以上に学ぶことの方が多く、思い返すと自分たちにとってもいい案件だったと思っています。
そして社長から独立を勧められ、無事現在のメディアプラスが誕生したという経緯になります。
メディアプラスという会社名は事業そのものを分かりやすく表す以外に、設立時の指南者としてアドバイスをくれた企業への恩も込めているそうだ。
さらに、特徴的なロゴにも意味が込められている。メディアの起源は神との交信とされており、シャーマニズム(神との交流と通して治療を行う等の実践行為や信仰)の際に多く用いられていた水晶をモチーフにして、MEDIAPLUSの頭文字Mが表現されている。 また、水晶は『未来を映す鏡』とも言われている。
当初はAV設備専門の企業はほぼいなかったんですよね?
尾崎
いわゆる業界きってのパイオニアだったと思っています。AV設備のイチアイテムとしてテレビ会議が存在するような新しい仕組みも構築することが出来ましたし、何よりAV設備のコモディティ化が出来ていたんです。でもいいものは必然と真似をされますし、同じような企業も出てくるのは当然で。その中で常に次の市場を創り上げる姿勢は常に意識していましたし、現在もそれは続けています。
トレンドの切り替わりはかなり早そうですね
尾崎
その通りで、IT系の商品やマーケティングは一年で世の中から消えるものもあるという程に競争が激しいんですね。なので我々は常に先を見据える必要があるんです。昨今のTeamsやZoom等も然り、5年程前から世の中を席巻する予測は立ててきましたし、今後もその流れはまだ強まるとも考えています。ですので過去の準備したものがしっかりと利益を確保することが出来、同時に新しいものを準備していくことが我々メディアプラスの使命とも思っています。
当初立ち上げは3名と伺いましたが、人数が少ないなかどうやって乗り越えてきましたか?
尾崎
前職時に立ち上げた際のお客様がメディアプラス発足時にもついてきてくださったので、最初から10件くらいの案件が来ていました。人数に対しての案件のボリュームは大きかったものの、断ることは一切しませんでしたね。想定外のことを依頼されたとしても何が何でも実現をしていましたね。今ではありえないような働き方もしていましたね笑
菅野
ただ忙しいことが嫌だと感じたことはなかったですよね。テレビ会議が有名でない時代から私たちは確信をもって取り組んでいましたし、大手の企業様が私たちを信頼して契約していただいた事が本当に嬉しかったです。忙しさよりもやりがいが勝っていましたよね。
尾崎
いつの間にか一期が終わってたよね(笑)
素晴らしいですね。ちなみにちょっとしたハプニングや大きな壁などがあればぜひ教えてください!
尾崎
誰も見向きもしなかった海外の商品を日本で一流の存在に出来たことは良い事でしたが、その商品を取り扱っている会社がḾ&Aをされて、商品自体が他の代理店でも気軽に扱えるようになり、競合が増えた時は焦りましたね。
菅野
そうですね、、、ハプニング、、数えきれないくらいありますよね。前職時のAV設備事業の立ち上げ期からコンサルをしてくださった企業から、アメリカの展示会場で次の打ち合わせをしようと言われアメリカに赴くと、手のひらを返したように打ち合わせをすることもなくコンサルが帰ってしまった事もありました。新たな主力製品メーカを見つけたのかは定かではありませんでしたが、そのコンサルとの関係もそこで無くなってしまいました。尾崎が四面楚歌の中立ち上げ築いた事業なので相当に悔しかったですね。
かなり大きなハプニングですね。。
菅野
お仕事の紹介もそのコンサルからして頂いていたので正直絶望感はありましたね。ただすぐに日本に帰るのも勿体ないと感じ展示場を探索したいたところ、新たなパートナーとなる企業に出会ったのは今でも感慨深いです。コンサルに約束を破られなければ会うこともなかったですし、今のメディアプラスもないと思っています。
尾崎
新しいパートナーとなった企業は当時はベンチャー企業だったんですよね。長机に5人程いらっしゃって、ロンドンの企業なのですが、レベルや機能が今までのものよりも一層高い※MCUを開発していたんです。これだ!と思いすぐに代理店契約をしたいと申し出ました。ただその現場には社長はいなかった為、直ぐの回答はもらえませんでしたが、後日社長から電話があり無事契約をすることが出来たんです。
MCU:日本語では「多地点通信制御装置」とも表記される。テレビ会議において、3地点間以上を接続して行う多地点間テレビ会議を実現させる装置のこと
菅野
実はアメリカの企業の代理店をしている時もMCUは取り扱っていたんですよね。1台導入するだけでかなり大きな利益が出るものでしたが、不具合がかなり多くて本当に大変だったんです。数千万を出して頂いて不具合が出ようものなら、土日であろうがお客様の元へ駆けつけなければならない。我々も当時は3~4名程で稼働していたので、小さな会社で不安定な商品を売るという事は致命的でした。そんな時にロンドンの企業と出会ったんです。コンサルタントとの一件はある意味運命だったのかもしれませんね。
MCUを含めたAV設備をパイオニアとして一般化されてきたメディアプラスではどのような考え方が重視されているのでしょうか?
尾崎
ただお客様のニーズとメーカのポリシーをしっかりとヒアリングすれば需要のあるものを見つけることだと考えています。何度もヒット商品を出せるねと度々言われるのですが、我々が特殊な訳ではありません。ロンドンの企業もそうですがどんな企業も最初は小さな会社なんです。良いものを作っている会社は世の中に沢山存在しているものの、それをしっかりと受け取れていない会社も多いです。良いものをしっかりと拾い上げ、価格競争に巻き込まれないように戦略を立てていくことは大切な要素ですよね。
世界49の国と地域に各社1社から構成されるGPAの一員でもあるメディアプラスで働く魅力をぜひ教えてください!
菅野
一つは新し事にどんどんチャレンジが出来ること。ここ直近の数週間でも新しいメーカとの取引を始めているように新しい商品は増え続ける為、最先端の技術に触れながらスピーディーに成長をすることが出来ます。
加えて当社は女性比率50%以上の組織体系を維持しようと考えています。女性は出産や結婚等ライフスタイルイベントが多いですが、その部分を我々がサポートしながら働いていただくだけでもかなりの戦力になります。ちなみに尾崎さんは過去に私をサポートしてくれたので、今度は私が今いる社員の皆様に還元する番だと思いながら取り組んでいます笑
尾崎
男性も女性も性別は関係なく、頑張りたいという気持ちがある方は全力でサポートしていきたいですね。
ありがとうございました!最後に尾崎さんと菅野さんが考える今後の目標を教えてください。
尾崎
今の時代変化が多いので明確な目標は考えてはいませんが、リスクをどれだけ少なくできるかというところに注力しています。会社や企業が発展するためには利益を維持し続ける仕組みを創り上げること。それに対しては規模を大きくしなければいけないという訳ではなく、やりたい事を常に出来るような余裕を持った状態を創り上げる事だと考えています。正直我々は数年利益が出なくても体制を維持できる体力は十分に持っています。なので安心してチャレンジをしていく環境を今後も整えて行きたいですね。
菅野
私もこれまでの歴史をそのまま引き継ぐような、今までメディアプラスがやってきたことを継続して取り組んでいきたいです。次々と画期的な商品が誕生する中で、それらを一早く日本のみなさんに発信していきたいという想いはずっと変わらないですし、役目だとも思っています。人と人とのコミュニケーションはカタチは変われど無くならないものなので、そのコミュニケーションを更に活性化刺せるテクノロジーを今後も探し続けていきたいですね。