こんにちは、CAVINのMasahitoです!
今回のテーマは「好きなフランスの食べ物集」です!
最後にフランスに行ったのは、11年も前になりますが、
古い情報をアップデートせずに思い切って書いてみたいと思います。
突然ですが、
私の好きなフランスの食べ物ランキング第三位は、「鮭のムニエル」です。
舌平目のムニエルが大変有名ですが、
私は、アヴィニヨンのレストランで食べた鮭のムニエルの味を、今も鮮明に思い出すほど覚えています。
想い出深いエピソードとともにご紹介させてください。
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あれは、
アヴィニヨンでのある日のランチタイムだった。
私は、古びた石畳の小道を歩き、ふと目にとまった小さなビストロに入った。
歴史を感じさせる石造りの建物、そして温かくも無口なフランス人シェフが迎えてくれる、まさに隠れ家のような場所だった。
メニューを開くと、豊富な地中海料理の中に「鮭のムニエル」があり、これが当時なぜか心に響いた。
注文が入ってからの待ち時間、周囲の会話は南仏訛りの聞き馴染みのないフランス語が入り混じり、まるでこの場所だけ時間が止まっているようだった。
シェフが鮭を焼く音と、バターがフライパンで跳ねる香ばしい匂いが店内に漂い、期待が高まる。
運ばれてきたムニエルは、見るからにシンプルだが、どこか奥深い雰囲気があった。
ナイフを入れた瞬間に驚いたのは、その身が驚くほど柔らかく、そして香り高いこと。
食べてみると、口の中でバターの風味と鮭の旨味が溶け合い、レモンの酸味が絶妙に効いていた。さらに、添えられたハーブもただの飾りではなく、プロヴァンスの豊かな自然を感じさせるものだった。
食事を終え、ふとシェフに話しかけてみた。彼は微笑みながら、「この鮭は、このビストロが20年以上変わらぬレシピで作り続けているものなんだ」と教えてくれた。
そして、鮭を地中海風にアレンジするのではなく、伝統的なフランス流に忠実に調理することで、故郷の味を守り続けているという。
アヴィニヨンで出会った鮭のムニエルは、ただの一皿ではなく、長い歴史と誇り、そして地元の風土が染み込んだ味だった。
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残念ながら、
レストランの名前は覚えていないのでご紹介はできませんが、
このエピソードの本編は、CAVIN Crew限定で社内公開される予定です。
ご関心のある方は、ぜひご応募ください!|鯱