株式会社REVOXは世の中をホワイトな会社にすることを使命としています。REVOX社の親会社は株式会社プラポートという会社で、代表はREVOX社と同じです。代表の宮季はプラスチック加工メーカーのプラポート社に事業承継をするつもりで入社をしましたが、数年か経ちこの会社は「無くてもいい、、」と感じました。
なぜなら、「お客様から頂いた図面をその通りにプラスチックの加工をする」ビジネスモデルだからでした。そういうと世の中には沢山の受注生産型メーカーはあり、ごく当たり前の話しではありますが、宮季が感じたのは「別にうちがやらなくても、他の会社でもできる。であれば、当社の存在意義は一体何なのか?」という問いです。
会社の使命、志を模索するうちに一つの解がでます。それは「会社の使命は雇用だ。働くという場が生きがいとやりがいを持てる会社にし、そこから感動の高付加価値を生んでそれを社員に還元していくことこそが当社の使命なんだ」と。
そこから、事業承継したのち、グロービス大学院にMBA取得を目指し、そこで学んだ会社変革のフレームワーク「マッキンゼーの7S」を使って行動に移ります。
今ではホワイト財団が認定する「ホワイト企業認定」でブロンズランクを取得。会社の業績も右肩上がりで成長を続けています。しかし、直接ホワイトな取り組みをできるのは自社が雇用をしている社員のみだということにどこか限界を感じていました。
そのような中で2020年、経済産業省や、ボストンコンサルティングなどが主催するAi人材開発プログラム「AiQuest」にて、約800名のなかから更に関心の高い生徒が中小企業にて直接その会社の課題を解決する特別プログラムの受け入れ先として当社が選ばれました。
ここでは、自社の課題であった労働集約型の見積もり作業をAiでできないかと、参加生徒に取り組んでもらい、2ヶ月を経て一定の成果がでました。そして手応えを感じた宮季と生徒は、「このシステムを他の企業にも使ってもらおう!」というビジョンのもと、彼らと引き続き開発に着手していきます。
そして、1年半を経て、そのシステムは世界初の機能を搭載したAi見積もりシステム「セルボット」が生まれ、2022年6月のリリースを迎えることとなりました。ここでは一貫して宮季の思想「世の中をホワイト企業に塗り替える」が反映された開発が進められました。中小製造業の雇用のあり方を製品を通して実現したいという思いで作られたセルボットは既に「日刊工業新聞」、「日経新聞」にも取材がされ、近く各種メディアにも登場する予定です。さらに一部上場企業との技術提携も結ばれ、金融機関からも事業計画の高い評価を受け、実績の無い会社に潤沢な資金が融資がされました。これから是非、皆さんと一緒に世界初の製造業を変革するセルボットを日本の雇用変革のために拡げていきたいと思っています。