みなさん、こんにちは。新入社員の山本です。
わたしは那智勝浦に来てから、さや丸としてSNSに投稿しています。そこで日々感じたことを、こちらでもシェアしたいと思います。
朝6時30分。
海から吹く風の寒さと市場に並ぶマグロを見た瞬間、「那智勝浦に来たんだ」と実感しました。
脇口水産にエントリーするまで『那智勝浦』という地名すら知らなかったし、内定をいただいた時も「和歌山県で滝があって、マグロがいるところ」くらいしか本当に知りませんでした。
……『陸の孤島』と呼ばれていることも。
大阪・天王寺から特急くろしおで4時間。
わくわくと不安でいっぱいでした。進学を機に山口県を出て、10年ぶりの地方暮らし。初めての水産業。初めての土地。初めての車生活。
↑大阪〜那智勝浦への道中
地図で見るとそんなことないように見えますが、紀伊半島南東部の地域は、東京からの時間距離がもっとも遠い地域と言われています。JR特急に乗っても名古屋から3時間半、東京からは新幹線「のぞみ」を使っても5時間半ほどかかります。
そんな那智勝浦で出会ったものは数えきれません!
まず、毎日違うことが起こるおもしろさ。
晴れると抜群に空が綺麗で、山が澄んで見える。打って変わって勝浦名物の大雨の日があったり。風が強い日にはマグロのヒレがぱたぱたして、スタッフの帽子が飛んで行ったり。霧が深い日は景色が一気に幻想的に変わります。天気が変わるだけでこんなにも景色が変化するのは、自然に近い暮らしならではだと思います。
↑じっと見ているとたくさんの生き物たち行き来しているんです。
それに、何もなさそうに見えて、生きものがたっくさんいることに気づく楽しさも実感しています。
それこそ、自然の近いところに住む醍醐味ですよね。
特に磯に行くと、ヤドカリにカニにテナガエビにハゼにフナムシに、トコブシ。小魚もたくさん泳いでる。そしてたまに道路を横切ってくるカニ。
海と同じくらい山が近いので、猿や鹿もよく見ます。先輩の家の近くでは猿のケンカは日常茶飯事だとか。それに、いのししに野うさぎも一度だけ見ました。わたしはもうびっくり!
洗濯物を干そうとベランダに出たら、キジがうろうろしていることもありました。
さらに!なんと!自然の中で育った勝浦の方々は、魚をモリで突くらしいのです!!そんな地元の方との文化の違い(笑)もおもしろいです。
そんな毎日を過ごしていると、社長がよくおっしゃるの意味を実感します。
「熊野はワンダーランドだ。」
あしたどんな出会いがあって、何が起こるのかまったく検討がつきません(笑)
日常なのに、予想外のことばかり。勝浦はそんな場所です。