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第32回日本医療薬学会年会参加レポート

こんにちは。人材戦略室の真島です。

MDBでは、薬剤師資格を持つデータベースエンジニアが、医療現場で働く薬剤師を支援するため、医薬情報のデータベースを開発しています。
9月23日から25日に開催された第32回日本医療薬学会年会にて、ポスター発表を行いましたので、発表者のレポートをご紹介します。

発表内容:エビデンスに基づいた処方提案のための薬の位置づけデータベースの構築

いま、医療現場の薬剤師は、社会課題である薬剤を含む医療費の適正化と、医師の業務負担軽減のためのタスク・シフト/シェアの推進を背景に、役割が変化し続けています。

薬剤師は今後さらに、患者毎の最適な処方を医師に提案することが求められます。

その患者の年齢は?他に合併している疾患はないか?他に服用している薬はないか?腎機能や肝機能に問題はないか?代替薬はあるのか?…など、様々な観点から検討しなければなりません。


MDBでは薬剤師がエビデンスに基づいて処方提案ができるように支援するため、診療ガイドラインをもとに医薬品の治療上の位置づけや、医薬品ごとの特徴・特質をまとめたデータベースを構築し、今回発表を行いました。

来場されている病院薬剤師の先生を中心に、たくさんの方にポスターをご覧いただきながら、お話を聞いていただくことができました。

スマホで写真を撮りつつ真剣にポスターを読んでいる方がいらっしゃったり、ポスター前にも人の流れが途切れず、質問やご意見等も多数いただきました。
その中で「電子カルテや薬歴のシステムと連携して欲しい!」や「病院や薬局の多忙な薬剤師が必要な情報を短時間で効率的に確認できる」など、現場での具体的な使用イメージについて様々な意見をいただいたことで、今回発表した診療ガイドラインを簡潔にまとめたデータの有用性が感じられました。

今回の発表で、データベースに対する今後の拡張開発やメンテナンスのイメージも膨らみました。
この経験を活かし、より一層、医療現場に貢献できるデータベース開発に取り組んでいきたいと思います。

MDBの学会発表詳細については、こちらをご覧ください:MDB学会発表

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