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【マネジメントインタビュー】縁の下の力持ち・企画開発部のあり方

こんにちは。人材戦略室の真島です。

今回は、2013年に入社され、現在は企画開発部部長として商品開発と情報システムマネジメントの両輪を担いながら、MDBの多様な場面で結節点として活躍されている難波さんにお話をうかがいました。

縁の下の力持ち、MDB企画開発部の業務とは

真島:難波さんが入社された時に、はじめに担当されたのはどのような業務だったのでしょうか。

難波:病院向けの薬剤システムの導入に、他のメンバーと一緒にSEとして同行していました。具体的には、MDBのシステムと連携させる電子カルテシステムのベンダー様との打ち合わせをしたあと、病院に訪問して他システムとの連携テストやセットアップを行います。その他には、入社後しばらくしてから、社内インフラの構築・管理と、プロダクト開発のための社内業務システムの開発も行ってきました。

真島:入社当初からすでに、今の企画開発部が担う両輪の業務を難波さんが立ち上げてこられたのですね。MDBの縁の下の力持ちとして、そして本当に多方面に活躍され、マルチプレイヤーとしてMDBの基盤を作られてきたわけですが、現在、難波さんが主に携わっている業務にはどんなものがあるのでしょうか。

難波:大きく2つあって、1つ目は既存プロダクトのリニューアルのための開発マネジメント、2つ目は商品開発に必要な基盤システムの維持と管理です。2つ目の基盤システムはもともと、私と他のメンバーで企画・設計をして、協力会社に作ってもらったもので、今でも医薬情報データベース開発のために欠かせないシステムです。ユーザーは、MDBの社員であるデータベース開発者で、システムに対して修正の要望などがあれば、修正の内容や、修正による影響を確認して、開発会社に修正を依頼をする役割です。

グループ会社横断プロジェクトリードの極意

真島:1つ目の既存プロダクトのための開発マネジメントについてうかがいます。こちらの業務はどういったメンバーで行うのでしょうか?

難波:親会社であるJMDCのグループ会社や、その他の、複数の会社が関わってプロジェクトを進めています。異なる会社の人たちが集まって1つのプロジェクトを進めるので、隔日で30分の定例ミーティングを行い、進捗と方向性や課題の確認を行っています。既存システムのリニューアルということもあり、他社と言えど長いお付き合いの担当者もいて、オフィスの行き来もあり、ちょっとしたことも電話で確認できるような関係性ができています。

真島:なるほど、統括管理をするのがとても難しい状況のように見えますが、元々構築できていた人間関係と、頻度の高いコミュニケーションでカバーできているのですね。こういった統括管理業務をする人に求められることは、なんだと思いますか?

難波:まずはシステムの機能の理解、そしてバランス感覚だと思います。開発する方は、あるべき姿を求めたくなりますが、開発にはコスト、スケジュール、人員、また連携側のシステムの構造など、本当に様々な制約があります。あるべき姿を握りつつも、現実と、そのシステムの機能を理解して、妥当解を見つけていく姿勢が重要なのではないかと思っています。

真島:うーん、プロジェクトを進めるのは、とても難しい判断の連続なのですね・・・

難波:そうですね、時には自分の主張は置いておいて、関係者の意見を聞き出すことが必要になります。私は自分を通訳者だと思っていて、ここでは言語は同じ日本語なのに、それぞれ立場が異なるためにわかり合えないということが起こります。私が間に入って、その人の背景を理解し、主張を汲み取り、それを相手に伝えるという中立的な立ち位置にいるよう心がけています。あとは、ユーザーの視点に立ち返り、目指すべき姿を共有すると、目線を合わせやすくなります。

開発者として未来に実現したいこと

真島:なるほど、プロジェクトをファシリテーター的な役割でリードされているのですね。今開発を進めているプロダクトも含め、難波さんがMDBが開発するプロダクトで、実現したいことはあるのでしょうか?

難波:私が言うと突飛なことと思われてしまうかも知れませんが・・・薬剤師がより診療現場で活躍できる環境を作りたいです。MDBでは社員の3分の1が薬剤師資格を持っているデータエンジニアで、非常に高い専門性を持って活躍しています。一緒に働く中で、薬のスペシャリストである彼らの優秀さを日々感じているので、病院や調剤薬局で働く薬剤師の方々にも、その高い専門性を発揮して業務にフォーカスできるよう、システムを通して支援したいし、彼らが薬剤を通して、他の医療従事者とともに患者の治療に専念できるフィールドを創出するような取り組みもできたらいいなぁと思っています。

真島:高齢化や新薬の開発で人と薬の関係は強くなる一方ですよね。そんな中で、薬剤師のみなさんが活躍できるフィールドが増えれば、より適正な治療を行うことができそうです。難波さんの夢を応援します!本日はありがとうございました!

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