今回インタビューに答えてくださったのは、金融機関の営業から介護士へと転職した東 博子さん。
善光会に入社してから6年となりますが、現在では看護兼介護のフロアリーダーを任されています。
そんな急成長を遂げた東さんが、なぜ異なる職種から介護士となり、善光会で働くようになったのか…。
そのプロセスや、資格取得に関する善光会でのバックアップ体制についてもお聞きすることができました!
── 簡単に自己紹介をお願いします。
東 博子です。出身は東京都です。
短期大学を卒業後、金融機関の窓口で業務を行っておりました。
結婚・出産により一度新卒で入社した会社を辞め、落ち着いた頃に同じく金融機関の窓口業務に携わりました。
その後、人と接することが好きということも高じて、同じ会社で外回りの営業として勤めておりました。ブランクを除き約8年金融機関で働いた後に、善光会に入社いたしました。
── 介護職は金融機関とは全く異なる職種ですが、どうして転職したいと思ったのでしょうか。
営業が少し大変になってきてしまったこと、そして前述したように人と接することが好きなことから転職を考えました。
もちろん金融機関の窓口や営業でも人と接することはできたのですが、特に外回りの営業をやっていると、どうしても実績や成績を考えた上で、営業としてのコミュニケーションを取らなければなりません。
そうではなく、もっと人と心の底から触れ合うことができる接客業はないかと考え介護職に転職することを決めました。
── なるほど。様々な接客業から介護士をしようと思った具体的な決め手はありますか?
介護施設は生活の一部としてお客様が来られます。
その中での密接なコミュニケーションは、私がやりたいと思う接客業の理想像に近いと感じました。
他にも同じような接客業はあるかもしれませんが、日々の生活の中でお手伝いしながら、より近い立場でコミュニケーションが取れるような職業に転職したかったんです。
── まさに理想的な職業だったんですね。学校などは通われましたか?
前職を辞めたものの、当時は介護職についてほとんど知識もありませんでした。
もちろん未経験ですし、仕事内容をある程度理解してから慎重に転職について判断したかったので、考える時間も兼ねて3ヶ月ほどヘルパー2級(現在は初任者研修)の資格を取るためのスクールに通いました。
前職と全く異なる職業なので、就職を決めることが正直怖い部分もあったんです。
── そこから無事ヘルパー2級の資格を習得され、すぐに善光会へと入社されたのでしょうか?
資格習得後、実はすぐには就職しませんでした。
スクーリングは座学がメインなので資格は習得できますが、介護士として本当にこの先働いていけるのか、実際に働いてみないと分からない部分があると思い、まずはお金をもらわず週に2~3回善光会でボランティアとしてお手伝いさせてもらっていました。
3ヶ月ほどボランティアをした後、正式に善光会へ介護士として就職しました。
── 正社員として働く前にボランティアとして関わっている方は多いんでしょうか?
私みたいにボランティアから正社員として働く人は珍しいかもしれません。
私は当時、介護士として働くのであれば、介護老人保健施設と呼ばれる、お客様がお家でも生活できるように自立支援をする施設で働きたいと思っていたのですが、偶然近所にあった介護老人保健施設が善光会でした。
ボランティアで業務にあたるなかで善光会を魅力的に感じ、介護士として働いていけると思えたので、今になって思い返すとボランティア先が善光会で本当によかったな、と。
── 具体的にいうと、善光会のどのようなところが魅力的だったのでしょうか。
一緒に働いている職員達もそうですが、前向きなお客様とのコミュニケーションがとても魅力的だなと感じました。
また食事について、病院などで提供される食事は出来たものがただ配膳され、温かみもないようなイメージでしたが、善光会ではその場で職員が盛り付けをし、温かいものをお客様に提供しているので、そういった部分も魅力的だと感じられたポイントです。
── 実際に正社員として働いてみてどうでしたか?
正直スクールに行かなくてもよかったのでは……と思うくらいでした。
善光会は研修制度が充実しており、約3ヶ月で独り立ちするまでの間は先輩の職員が付き添ってくれるので、未経験からしっかりとフォローしていただけました。
お客様とのコミュニケーションも理想としていたものに近く、もちろん難しい部分もありますが、本当に楽しいなと感じますし、心が通じ合えた時はとても嬉しいです。
── 具体的に何かエピソードなどはありますか?
最初は車椅子を自力で動かすことも出来なかったお客様が、今では杖を使いながら二足歩行できるようになりました。その頑張りを間近で支えることが出来、喜びややりがいがとてもあるお仕事だなと今も感じています。
また、最初は笑顔が少なかったお客様が、月1で行われるリクリエーションなどを通して徐々に笑顔が増えていったことなども嬉しい出来事でした。
しかし、だからこそ自分にもっとできることはないかと課題を感じた時に、看護師の資格が必要だと感じるようになりました。
── 看護師の資格を取ることで、どのような課題をクリアできると感じられたのでしょうか?
施設にはもちろん病気を抱えていらっしゃるお客様もいます。
専門的な知識を身につけ、もう少し身体的部分でもアセスメントできれば、お客様をより深くサポートできるのではないかと感じたからです。
また、痰を詰まらせてしまったお客様に対して、介護士では医療機器を使えないなど、業務的な制限に自身の無力さを感じてしまう時もありました。
── そこから働きながら看護師の資格取得へと至ったのですね。実際に資格勉強中のフォロー体制などもお聞きしたいです!
「職員のやりたい事は応援してくれる会社」という印象を受けました。
准看護師の資格を取るためには2年間学校へ通わなければならなかったのですが、最初のうちは、正社員として働きながらも学校へ行けるようにシフトの配慮をしていただきました。
最後の方は勉強も忙しくなり、正社員としての勤務は難しいという事で非常勤として勤務形態を変えてくださったり。そして資格習得後はしっかりと資格を考慮した配属をしてくださったところも、とても有り難かったです。
── 看護師だけではなく、他の資格を取りたい方も安心して取り組めそうですね。
本当にそう思います。
特に介護福祉士に関しては研修などのサポートも会社でやっているので、社内で資格を取得する職員が増えてきました。資格取得に関する環境はとても整っていると思います。
── 現在は資格を生かした看護と兼任でフロアリーダーとしても働かれていますが、どのようなお仕事内容なのでしょうか。
医療的な面でお客様の看護をしながらも、資格取得前から任せていただいていたフロアリーダーとして、担当しているフロアのお客様や職員全体の管理を行なっています。
現場は各ユニットに任せていますが、ユニットリーダーの話を聞いたり、意見を交換する場をたくさん設けて、育成などを含めたアドバイスを主にしています。
── 今後の東さん自身の善光会でのミッションを教えて下さい。
今は介護だけでなく看護という立場でも働いているので、
まずは介護士や看護師などの境をなくしてみんなでより良い環境にしていくために、職種が違っても意見を交換しやすい場をもっと作っていきたいです。
そして他の職種の職員たちとも、同じ温度感で話し合うことができるようになっていけばお客様のことを考えながら各々が満足のいくパフォーマンスをでき、良い施設になっていくのではないかと思っています。
── ありがとうございます。最後にこれから善光会に応募しようと思っている方へメッセージをお願いします。
特に私のように介護士としての経験や知識が全くない場合や、不安な要素がある場合でも、善光会は研修体制もフォロー体制もすごく整っている環境です。
分からないことや不安なことがあれば、先輩職員達がバックアップしてくれます。
最初は難しいと感じることも、仕事をしていくうちに学び、次第に出来るようになっていきます。
専門用語も分からなかった私が言うので安心してください!(笑)
介護士としての喜びを、皆さんと一緒に分かち合える日が来るのを楽しみにしています。
善光会では、研修やフォロー体制がとても整っているので、東さんのように未経験の方でも安心して働くことができます!
少しでも介護職に興味がある方は、敷居が高いと思わずにまずはお話だけでも聞かせてください!
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