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『HARE1号社員、退職します。』

こんにちは!ノースリーブです。

 ”いつかはくると思っていたけど、現実を受け止めたくない”
このインタビューを書きながら、私自身も沢山の想い出を思い返して、何度も涙を流しました。

今回は『HARE1号社員の退職インタビュー』

私自身、会社を退職することを ”卒業” と呼ぶのがあまり好きではないですが、
今回は ”門出” ということで、ここからは ”卒業” という言葉を使わせていただきます。

是非最後までご一読下さい。


栗本 雪絵(くりもと ゆきえ)
大学卒業後は老舗のアパレル会社に就職、接客を中心に店長として従事。
2021年2月にHAREに1人目の社員として入社。CA(キャリアアドバイザー)を担当した後、人事や採用を経験し、現在はリーダーとして各メンバーのマネジメントに携わる。


ー ゆっきーさん(栗本さん)
これまでの仕事内容、どんな事をしてきたのか教えて下さい。

まず社長と取締役しか居ない中、2021年の2月にHAREの1人目のCA(キャリアアドバイザー)として入社しました。
4ヶ月後には越山、鈴木の2名が入社して、その後チームリーダーになりました。
翌月に移転をした後にもう1名が入社し、合計3人のマネジメントをしながら採用活動も行っていました。

CAメンバーが3名だった頃。前オフィス、TOC五反田にて。


ー 私の最終面接もゆっきーさんが対応してくださったので、今でも当時の事を覚えています。
目力がすごかったです。(笑)

人と話す時、ものすごい目を見て話しちゃうんです。(笑)
その後は新たに2名が入社し、チーム体制も変わる中、翌年の4月から初めて新卒の受け入れを始めて、自分自身もほとんどビジネスマナーが分かっていないのに、教科書を作ったり、ビジネスマナーの研修をしてました。(笑)

沢山のメンバーを、研修から送り出してくれました。


ー そうだ、ゆっきーさんが入社当時、社長に対して仕事のミスをした時も謝罪文章に絵文字を使っていて、怒られていたのが懐かしいです。(笑)

懐かしい、、当時は何が悪いのかさえ分かってなかったです。(笑)
そんな中でも研修を任せてもらっていて、また新しいメンバーも2名入ってきて、というタイミングでまた移転をして、初めて ”手作り感のないちゃんとしたオフィス” で働く事ができるようになり、
”ここからもっと会社が大きくなるんだな” と実感したのを覚えています。

その後、自分が以前から興味のあった人事担当として、採用活動をメインに業務を行っておりました。
ただ、自分の思い描いていた通りには上手く事が進んでいかず、沢山の壁にもぶち当たりました。
試行錯誤しながらも約半年で5名の採用を行なった後、色々と組織的な変化もあり、CAとしてチームリーダーに戻り現在に至ります。

コーポレートサイトの写真撮影にて、お茶をこぼしてしまうようなお茶目なゆっきーさんも大好きでした!


ー その中で心境の変化ってありましたか?

ありました。
ポジションが変わって、心境の変化もあったのですが、プラスの感情とマイナスの感情がどっちもありました。
”プラスの事象からマイナスの感情になった事もあったな” と思います。
リーダーになった時も、頑張ろうという責任感やもっと頑張らないといけないという向上心も勿論ありましたが、『何で自分なのか、自分で良いのか』という不安な気持ちも大きかったです。
”自分が最初に入社したから、先行利益としてリーダーになったんじゃないか” みたいな、劣等感やプレッシャーもかなりありました。 

チームリーダーでありながら、お姉ちゃんの様な存在でした。


ー ゆっきーさんはよく、1人目社員の責任を感じているなと思ってました。

それは大きかったですね。
あとは会社が大きくなっていって ”自分が売ってれば会社が回る” という状況ではなくなり、
『会社らしくなった』という喜びと、自分1人ではどうにもカバーできない不安も増えていきました。

”会社に行くのが楽しい”と思えたのは、間違いなくゆっきーさんのおかげです。


ー 会社の変化についてはどう思ってましたか?

嬉しい気持ちと、安心した気持ちが両方ありました。
『誰も定着しない会社だったらどうしよう』とか、
『そもそも入社希望者がいなかったらどうしよう』と思っていました。
でも社員が沢山増えたり、会社がどんどん成長してきて『今までやってきた事が間違いじゃなかったんだな』と思う事ができました。
会社の文化や風土については、先に入った人の責任があると思うので、新しく入ってきてくれた=”賛同してくれた人が沢山いた”と思っていて、そこはすごく嬉しかったです。
ただ最初のメンバーが入って来て、CAが3人の頃のマンションの一室で仕事をしてた時の ”大学のサークルみたいな雰囲気” も楽しかったので、ちょっと寂しいな〜と思う事もありました。
本当に貴重な経験をしたと思っています。

残念ながら、私が入社した際のオフィス(マンションの一室)での写真が無いのですが、、
前オフィス(TOC五反田)も広さはあるものの、現状よりもアットホームな雰囲気でした。


ー いつ頃から卒業する事を意識してましたか?

9月頃ですね。
元々人事専任として採用活動を行っておりましたが、CA業務に戻り、日々リーダとしての業務をこなしていました。
でも9〜11月に会社として採用を強化していて、新入社員の方々を迎えて、会社が拡大していく姿をみて ”やっぱり人事職としてのキャリアを築きたい” と思うようになりました。
その頃から、社長と週1回行っていたパーソナルトレーニングで ”人事職でのキャリアを築きたい” という話をするようになりました。
でも現状の会社の方針として、人事専任でのキャリアチェンジは難しい、という話になり、退職を考えるようになりました。

飲み会の人数も規模もどんどんと大きくなっていきました。


ー 社長には、具体的にどのような話をしたんですか?

私は採用より ”育成” がしたかったんです。
新入社員に ”1件目” を取らせるのが嬉しくて、初めて会社に利益を出せる瞬間が楽しいと思ってました。
なので『人事から現場の橋渡しがしたかった』という自分の1番やりがいを感じてた事を言語化して、社長には全てを話しました。
社長も色々と代替案を出してくださったのですが、今の会社のフェーズと自分のやりたい事でのミスマッチがあり、現状のHAREでは自分のやりたい事の実現が難しい、という結論になりました。

社長のお誕生日会は、毎年全員で壮大に行っています。


ー すごく勇気のいる決断だったと思うのですが、、

そうですね、HAREを辞めたかった訳ではなかったので、すごく悩みました。
1号社員で、皆んなも愛情を持って接してくれていたと思っていて、、
”会社にいて嫌な空気を感じた事が一度もなかった” です。
なので、私の中では本当に『居心地の良い会社』で、自分の与えられた仕事をやっていましたが、
色々と考えた時に『自分自身のキャリアをきちんと築かないといけない』と思い、退職を決意しました。

初めての社員旅行は箱根でした。楽しかった大切な思い出です。

ー ここまで続けられた理由は何ですか?

正直、辞めたいと思った事は沢山ありました。
自分の居場所だと思っていたからこそ、人で悩む事も沢山ありました。
自分が必要だと思った事が、相手には必要じゃなかったり、コミュニケーションが取れてない時は辛い時も沢山ありました。
でも自分の意志でこの会社に入ったし、常に『HAREをもっと大きくしたい』と思っていたので、
”辞めてやる”と思いながらも、忙しかったし、ずっと走り続けていたので、本当に辞めようとは思ってなかったです。

去年のゆっきーさんのお誕生日は社員旅行先の沖縄にて、皆んなでお祝いしました。


ー ズバリ、ゆっきーさんにとって 『HAREとは何ですか?』

会社と言うよりは『1個のコミュニティ』です。
自分の居場所だったし、成長させてくれる場所でした。

いつも皆んなの中心で、HAREを盛り上げてくれました。


ー 今後のご予定は・・?

新たなキャリアにチャレンジします!
HAREと関わる事もあるかもしれないので、外部からHAREを盛り上げていけるように、一緒に頑張れたら良いなと思っています。

2年前のゆっきーさんのお誕生日は、当時の全メンバーでディズニーシーに行きました。


ー 社長に一言ありますか?

入社当初はPCスキルも一般的なビジネスマナーも皆無で、1人目の社員が私ですごく不安な部分もあったかと思います。
(PCの電源の入れ方が分からなかったり、大真面目な謝罪の文章に絵文字を付けていたので頭抱えてましたね笑)
そんな私もHAREで3年間過ごすうちに、だんだんと自分の強みややりたいことが見つかり、背中を押して貰いながらではありますが、そのポジションに手が届く自分になることができました。
「心配だよ〜」という、しゃっちょ(社長)のお父さんのような心の声が聞こえてきそうですが、
精一杯頑張ります!
どうか応援よろしくお願いいたします!

社長とゆっきーさん。私にとっても家族のような2人です。


ー HAREの皆んなに一言お願いします。

HAREのこれからを共に歩めないのは残念ですが、これからは皆んながHAREを育てていって下さい
ずっと応援しています。

入社1000日のお祝いをした日の一枚。


ー ゆっきーさん、まずは約3年間お疲れ様でした。
そして本当にお世話になりました。

私は、自分がHAREに入社して初めての上司がゆっきーさんで、沢山反抗をしたり、衝突もしました。
正直 ”特別仲が良かった" という訳ではなかったと思います。
でも、恐らく家族よりも長い時間を共にして、ここまで一緒に走ってきて、生意気な私を受け入れて下さって。ゆっきーさんが居なければ、今私がこうしてこの記事を書く事もなかったと思いますし、今のHAREはないと思います。
本音を言えば『すごく寂しいし、まだまだ一緒にHAREがどこまで大きくなるか見ていたかった』です。
でも、ゆっきーさんの ”門出” を快く送り出そうと思います。
ゆっきーさんが『また戻ってきたい』と思えるHAREを作る事が、今の私の宿題だと思っています。

ゆっきーさん、いつでも待ってます。
でも、応援しています。

今まで本当にありがとうございました。

長くなりましたが最後までご一読いただき、ありがとうございました。


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