こんにちは、天野です。
弊社では選考フローの一環で、半日インターンシップがあります。今回は、2015年入社の清水侑さんに、インターン生が取材した内容をご紹介します。
インタビュアー(以下、イン):インターン生のMです。
清水さんは御社で、具体的にどのような業務に携わっているのでしょうか?
清水:最近メインでやっているのは仮想通貨の行政手続きのコンサルティングです。
日本では仮想通貨交換業という登録制度が2017年4月に始まったのですが、スタート時から私が担当しています。
イン:そうなのですね。どうして仮想通貨のコンサルティングを始めようと思ったのでしょうか?
清水:元々フィンテック関連に興味があったこともありますが、「新しくて将来性があるし、面白そう」
というのが率直な感想でした。
そうして調べてみるとその思いは強くなっていって、どんどん深掘りしていった感じです。
それにこれからの経済のキーワードである「分散化」にも沿っていると感じたのも、
よりこの分野に力を入れようと思った理由です。
イン:「分散化」、というのは?
清水:「分散化」というのは、情報技術が発達したことで、今まで特定の人や組織に集中していた情報や
設備といったリソースが分散していくということです。
わかりやすい例としては、UberやAirbnbのような人々が持っているリソースを活用するビジネスの
台頭があります。勿論リソースだけでなく、インターネットで情報が簡単に手に入るようになった
ためにこれまで企業が持っていた「何を買わせるか」という決定権が、消費者に移っていったとい
う意味で、決定権も分散しているのは事実だと思います。
イン:なるほど。知りませんでしたが、分散化という流れがあるのですね。
清水:そう思います。
なので、仮想通貨も大きな流れとしてはそれに当てはまるかと。もちろん「いつ普及するか」という時間軸の問題はあるし、現在は投資や投機の対象として注目されている部分が大きいですが、将来性は非常に高い。加えてフィンテック関連の行政手続きコンサルティングは業界としてもわかる人が少ないので、サービスとしても勝機があるものだと考えました。
イン:世の中の流れに沿っていると感じます。流れに沿うには当然世の中の向かう先を読まなければいけないと思うのですが、どのようにして流れを読まれているのでしょうか。
清水:普段からできるだけ先を読むようには努めていますが、そんな大層なことではないです(笑)。
ただ、最近読んだ本ですごく参考になったものがあります。
『未来に先回りする思考法(佐藤航陽)』という本なのですが、「既存の方法より安く早く人々の課題を解決するテクノロジーはほとんど必ず広がる」という点には非常に納得しました。
Airbnbが人々の「宿泊したい」というニーズを既存のホテルよりある意味で便利に解決したのと同様に、仮想通貨も送金のコストや時間の問題を解決する可能性を秘めている。そういった感じで何がこれからくるのかというのを見るようにしています。
イン:しかし実際に仕事として行う上では、全く新しいことに挑戦するのはとても大変な気がしますが……
清水:私は新しいことが好きなので、あまり苦にならないですね。
知らなかったことを学ぶのも好きですし。それに私たちの仕事は仕組みとして新しい分野に挑戦しやすい。
例えば飲食店をやろうとすると、お店を開く土地と建物を借りて、人を雇って、食材を仕入れて・・・と必要なものがたくさんありますが、食中毒を出したらそれらの投資がパーになってしまう。非常に大きなリスクを取らなければ新しいことに挑戦できないのが普通です。
でも私たちの仕事はその対象についての知見や行政手続きのノウハウから価値を生み出すので、リスクが比較的小さい。だから新しいことに挑戦しやすいし、時代の変化にも対応しやすいと思っています。また、会社の環境によるところも大きいですね。
行政手続きコンサルティングという仕事の特性もあるのですが、会社として新しいことに挑戦を促す環境が整っていると感じます。むしろ個人的には、新しいことをしないほうがリスクだとだんだん感じるようになりました。
イン:新しいことにチャレンジするという点では、清水さんは様々な国へ旅行をしたり、
国際ボランティアをされた経験があるとお伺いしました。
清水:そうですね(笑)主に好奇心と冒険心に突き動かされて、ですが。
これまで10か国くらいに旅行や留学、国際ボランティアで行きましたけれど、初めての場所に行ったり、現地の人と仲良くなったり、自分たちと全然違う価値観に触れるのは刺激的ですね。
イン:お仕事でも人生でも、新しいことに積極的に取り組んでいらっしゃる点が特に素晴らしいと感じました。本日はありがとうございました!