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日本一高いバンジージャンプに挑戦して感じたこと

先日、岐阜県の新旅足橋にある日本一高いバンジージャンプに挑戦してきました。
(ちなみに世界一は233mみたいですが、今回飛んだのは215mでした。)
別に、死ぬまでにやってみたいことのリストに入っていたからとかでもなく、
職場での何気ない会話で、最初は冗談だと思いながらも、
そんな会話が幾度と出てくる内に、事の成り行きで飛ぶことになりました。

ジェットコースターも観覧車も乗ることができない高いところが苦手な私がバンジーを飛ぶまでにいたった経緯を振り返ってみようと思います。

この記事を読んでくださっているあなたも「日本一高いバンジージャンプに飛んでみない?」と声をかけられたときにどう思いますか?
多くの方は「行きたくない」と答えると思います。(そう信じています。)

私は言うまでもなく「絶対、無理!」の一点張りでした。
バンジージャンプをしたら得られるであろう学びを諭され続けましたが、それらを凌駕する圧倒的な拒否感がありました。

そこから数日間経ち、話を聞いたスタッフが「数人で一緒に行こう!」と話してくれました。

今思えば、何度も何度も挑戦を促してくれる人や一緒にやろうという人の存在は大きく、挑戦に至る上で欠かすことができなかったと思います。
自分一人では、ある日突然「よし、苦手なバンジージャンプを飛んでみよう!」とは思わなかったはずです。(絶対に思わなかったと断言できます!)

現に当日も現場に向かうまでの車中で何度も引き返したくなりましたが、挑戦を後ろ支えしてくれた人達の存在がとても勇気づけられました。

少し、周りの環境や人に目を向けてみましたが、
やろうと思ったのには、自分の中にも理由がありました。
それは、自分の言葉が自分に返ってきた瞬間があったからです。

アスクネットでのお仕事を通じて、小学校から大学生まで幅広い方と関わり、
「出会いと挑戦」の場づくりをするコーディネーションをしています。
普段はこれまで知らなかったこと・出会ったことない人・経験したことがないことをすることでの大切さを伝える立場でもあります。

そんなお仕事をしている中で、ふとバンジージャンプでのやり取りが自分に返ってきました。

「苦手だからやりたくない」

子どもよりは少しばかり経験がある立場だからこそ挑戦することって大切だと言えていましたが、
いざ、挑戦する側の立場に置かれたときに、自分の中にあるハードルを乗り越えることって勇気がいり、怖いものなんだと実感をしました。

これからも立ちはだかるであろう壁に対して自分はどう向き合っていくのかというのを何度も考えに考え、1週間が立ったころにバンジージャンプを飛ぶことに決めました。

しかし、冷静に考えると、実際にやったことは、大自然の絶景を目の前に一歩ピョンと踏み出しただけです。(あとは自動的に落下していき、何も抵抗のしようがありません。)

それだけのことですが、この経験を経て自分の中で言葉では言い表すことのできない何かが変化した感覚があり、やってよかったと思っています。

話しが決まってから何十日もの間、自分と向き合わざるを得ない状況でしたが、
今では、のしかかっていたものが下りてスーっと楽になりました。

それほどに「挑戦すること」や「自分と向き合うこと」は苦しいものであるということを胸に刻みながら、子どもたちの挑戦を支える応援者であり、共に挑戦し続ける人でありたいと思いました。

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