こんにちは、ペイトナーでマーケティングを担当している邨山です。
ペイトナー社内でトレンドになりつつある「フロー効率」を追求した結果、「ビジネスサイドでもスクラム的にプロジェクト進めるのが効率いいかもね」となった話を今回記事にしてみました。
きっかけ:エンジニアチームの取り組み
きっかけは、弊社のエンジニアが本格的にスクラムを導入していく話を横目でいていたことでした。もちろん主導されていたのは脇田さん。
横目で見ていたと言っても、毎日脇田さんのpodcastを聞いている中でそのようなムーブがあることを知り、具体的なメリットや注意点などを教えてもらっていました。
とはいえマーケティングチーム全体にスクラム的な手法をインストールするのは大変、正直実現可能性は0に近いだろうと思っていました。
そんな中で、たまたま出会ったのがこちらの記事。
プロジェクト単位ならできるかも?
スクラムとグロースハックは完全に同じ取り組みではないですが、うまくいくイメージが着きすぎてしまい一旦やってみることにしました。
まずはやってみた:ペイトナーの行動力すごい
思い立ってから行動までのリードタイムがとことん短いのがペイトナーの(?)いいところ、翌週には初回が開催できました。
今回参加していただいたのは業務委託で参画いただいている3名のマーケティングチームメンバー。自ら事業をされている方やペイトナータレント部の方など、みなさん賢すぎて精鋭揃いでした。
しかも、過去にこのグロースハックの取り組みをされていた方もいて、ファシリテーションはその方にお願いしてしまいました。
今思うと、チーミングの時点で成功は決まっていた気がします。
ペイトナーでは基本ミーティングは全て30分のため、今回も例外なく30分でケリをつける気マンマンで臨みました。
まず初めにターゲットの設定。
ここは、マーケティングチーム内でも重要なのにあまり着手されずに放置気味だったLPの改善1択でした。
ただ、全てをやろうとするとキリがないので今回はLPのファーストビューに限定。
ここまでで5分です。
早速、全員で5分間ひたすら改善できる部分の案出しを行いました。
やってみて思ったこと:スクラムすごい
やってみて思ったことは、「すげーーーーー」でした。
以下に貼る画像が実際の成果物の一部です。
(どう修正するか、の部分はお見せできないのでカットしています)
もう原型が無くなってしまったのがお分かりいただけますでしょうか。
ものの5分で、既存のLPが全否定されてしまいました。
ロゴ以外全取っ替えです。
イーロンマスクに買収されたtwitter社の経営陣みたいですね。
LPの気持ちを代弁すると、水戸黄門が現れて自分が一瞬で無力になった瞬間の感情、とでも言えるかもしれません。
みなさん優秀すぎて、しかも改善点挙げていくの早すぎて、僕自身はほぼほぼ口あけて傍観しているだけの、コンサル風にいうとバリューゼロの人間でした。
初めの5分でここまで完膚なきまでにダメ出しされてしまったLPさんは心機一転リデザインされることになるわけですが、そこからの15分間でどう改善していくかのディスカッションに入りました。
そこも優秀な皆さんがどんどん意見を出してくれるので、サービスの思想とユーザー目線でどう解釈されるかのすり合わせをしたらそんなに時間もかからず完了です。
優秀な方々に囲まれて劉備にでもなったのかと思いました。
ここまでで25分が経過しました。
残りの5分は「どのチャネルでどう検証するか」です。
元々顕在層ターゲットのLPという前提で考えていたので、セオリー通りリスティング広告の指名検索で1週間やってみようという結論に。
あっけなく決まってしまったため更に3分程度時間もあまり、
翌週にディスカッションするトピックについて話し合っていました。
厳密にはその後デザイナーさんに依頼するための表記や体裁を整えるといった作業は発生していますが、基本30分で一通りの改善フローが回せました。
結果:大成功!
タイトルに記載の通りですが、
CVR、CPA共にかなりの改善につながり、CVRに関しては相対的に35%も増加する結果となりました!
改善後のLPも記載しておきます、間違い探ししてみてください。
今回の成功における最大の要因は「最高なチーム」に尽きると思っていますが、
フロー効率を意識したアウトプットの偉大さにも触れられた期間でした。
弊社ペイトナーの行動指針にも「最小の資源で最大の効果を」と言う文言があるのですが、今回の施策はかなりこれを体現できたものだったんじゃないかなと思っています。
これから:もっと社内にスクラムを広げよう!
今後はこの取り組みをどんどん普及させて行こうと思っています。
マーケティングチーム内ではもちろんですが、社内の他のチームにもこの成功体験は共有できるといいなと思いこの記事の執筆に至っています。
ただ完全にスクラムを取り入れられているわけではなくまだまだ序の口ですが、エンジニアの成功体験なんかも聴きながら組織アップデートを繰り返していきます。
そんな最高なチームで働いているペイトナーのマーケティングチームは積極採用中です!
など募集しておりますので興味ある方はお気軽にご連絡ください!
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