ネスレ、WeWork、マーケティングSaaSスタートアップを経てsusworkを創業した代表取締役田岡凌に、事業成長に向けて必要な3つの要素についてインタビューしました。
登場人物
suswork株式会社 代表取締役 田岡 凌
京都大学卒業後、ネスレにてネスカフェドルチェグスト、ミロのブランド担当。外資系企業のブランドマーケティング責任者、マーケティングSaaSスタートアップ CMOを歴任。現在、suswork株式会社にて、スタートアップから大企業まで数十社のマーケティング戦略支援を行う。株式会社Sales Marker外部顧問。ギャラップ社認定クリフトストレングスコーチ。
あらゆる手を尽くす
-- 企業の事業成長を支援するにあたり、最も大切にしている要素とは何でしょうか?
大きく3つあると考えています。まず大事なのはスタンスで、私たちが重視しているのは事業成長のために「あらゆる手を尽くす」ということです。
事業を成長させるというのは言葉で言うのは簡単ですが、実現は本当に難しいことだと思っています。教科書通り、型通りにやってもうまくいかないことも多い中で求められるのは、やはりスタンスです。
特に重要なのは、あらゆる手を尽くして事業の成長を支援できるかどうかです。顧客企業の一員となり、顧客の定義、価値の定義、顧客の理解を、仮説検証を繰り返しながら進めていくというスタンスが、事業成長には必要不可欠です。
顧客を起点に考える
-- 2つ目に必要な要素は何でしょうか?
「顧客を起点に考える」ということです。BtoCの場合は消費者、BtoBの場合は最終的なエンドユーザーを起点に、課題は何なのか、どのような価値を提供するのか、どのように届けるのかなどを考えます。
事業を行っていると、さまざまな要因によって意思決定がぶれたり、妥協点を探そうとしてしまうこともあります。顧客を起点に考えることで、立ち戻るきっかけを作ることが大事です。
守破離
-- 3つ目に必要な要素は何でしょうか?
型通りにやってもうまくいかないこともありますが、ある程度のところまでは型に則って進めることが重要だと考えており、「守破離」をバリューの一つに掲げています。
「守」は既存の方法や知識を忠実に守り、「破」はその枠を破って新しい手法を試し、「離」はそこからさらに独自の方法を確立するというプロセスです。この考え方を取り入れることで、効率的かつ効果的に事業成長をサポートすることができると考えています。
力を尽くすにあたり、不必要に遠回りをすることを避けるためにも、型は重要です。「巨人の肩に乗る」とも言われますが、これまでのナレッジをしっかりと活用すべきだと考えています。私たちは事業成長の専門家として、再現性の高い支援を提供していく必要があります。そのためにも、守破離の考え方は非常に重要だと考えています。
今回の記事では事業成長に向けて必要な3つの要素をお届けしました。
内容に共感し、一度話を聞いてみたいと思われた方は、お気軽にエントリーをお願いします。
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