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未来を担うマーケターへ | suswork代表取締役 田岡 凌

ネスレ、WeWork、マーケティングSaaSスタートアップを経てsusworkを創業した代表取締役田岡凌に、マーケターとして必要なスキルについてインタビューしました。

登場人物

suswork株式会社 代表取締役 田岡 凌

京都大学卒業後、ネスレにてネスカフェドルチェグスト、ミロのブランド担当。外資系企業のブランドマーケティング責任者、マーケティングSaaSスタートアップ CMOを歴任。現在、suswork株式会社にて、スタートアップから大企業まで数十社のマーケティング戦略支援を行う。株式会社Sales Marker外部顧問。ギャラップ社認定クリフトストレングスコーチ。

まず環境にこだわろう

-- これまでのインタビューでマーケターに必要なスキルやマインドセットについて伺いました。それを身につけるために必要なことは何でしょうか?

身も蓋もないですが、自分の身を置く環境は重要です。たとえオーナーシップを持っていても、自分の役割をはみ出すことが許容されない場では、なかなか成長することができないからです。

ただ、本当にどうしようもない環境であれば仕方がないですが、ほとんどの場合自分の行動次第で環境を変えることはできます。本当の意味でオーナーシップとグロースマインドセットを持っていれば、既存の環境が良いものでなくとも、自分の力で成長の機会を作り、少しずつ結果で示すことで、環境を変えることができます。ですので、環境にこだわるというのはキャリア選択を正しくしよう、ということだけではなく、自分自身が選択した環境の中で最大限力を発揮できる環境を勝ち取っていこうということです。

あらゆるチャンスで手を挙げよう

-- スキルを身につけるための機会はどのように手に入れたら良いでしょうか?

まずあらゆるチャンスで手を挙げてみましょう。例えば社内で新規事業のメンバー募集があった際などは真っ先に手を挙げましょう。やったことがない、スキルを持っていないことなどは関係ありません。まずチャレンジすることで、様々な失敗があったとしても経験やスキルを身につける機会に恵まれます。急に社長や上司から施策が降りてきて「これ誰がやる?」となった時も迷わず手を挙げる。社内で大きな問題やトラブルが発生して会社がピンチの時もチャンスです。修羅場は圧倒的に成長できる経験になります。

打席に立ち続けよう

-- 手を挙げる機会が少ない場合はどうすれば良いでしょうか?

社内外には常に課題があるはずです。まだ解決されていない課題を発見して、取り組んでみましょう。まだ誰も取り組んでいない課題に、自身で、場合によってはプロジェクトチームを組んで取り組んでいく。そうやってとにかく打席を増やしていきます。はじめは打率は低くても構いません、失敗は成功するためには欠かせないからです。いかに打席を増やして、打点を稼ぐかが重要です。打率は高いが打席が少ない人と、打率は低いが打席が多い人であれば、後者の方が打点が稼げ、チャンスを手に入れられます。

マーケティングは世の中を変え得る価値ある仕事

-- 最後にマーケターを目指す方へメッセージをお願いします

自分の力で世の中に影響を与え、動かしていけるのがマーケターの醍醐味だと思います。何かしらビジネスが生まれたり、成長したり、そしてそれが社会のためになるのは楽しいものです。

マーケティング、特に広告活動についてネガティブな意見を聞くこともありますが、良い商品・サービスを広告・宣伝することは本来とても価値ある仕事だと考えます。松下幸之助氏もこのように語っています。
「良い製品があれば、それをいち早く人々に知らせる義務がある」

裏を返すと何が良い商品・サービスであるかを見極めるのはマーケターが正しく価値創出するための責務でもあります。

ぜひ自分の力で環境を変え、スキルとマインドセットを磨き、顧客に世の中に新しい価値を届けていきましょう。

今回の記事ではマーケターを目指す方へのメッセージをお届けしました。

内容に共感し、一度話を聞いてみたいと思われた方は、お気軽にエントリーをお願いします。

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