非常に良く聞かれる。
『大吉って、何を目指してんの?』
純粋な疑問の場合もあれば、嘲笑の意味合いが含まれている場合もある。
その時々でそれっぽい答えを返している。
『何を目指しているというか、好きな人たちと、やりたいと思える仕事をして、生きたいだけだよ』
間違いなく本心である。
個人ではなく、会社のビジョンもはっきりしているし、その中で自分が果たすべき役割も分かっている。
ただ、『自分がどうなりたいのか』、はっきり言葉ですぐに説明できない自分がいる。
年末年始、僕にとって年間で唯一ゆったりとした時間が流れる。家族や友人との約束以外の時間で、『自分はどうなりたいのか』考えてみた。
自分はビジネスマンとしてどうありたいのか?
まだまだ小さな会社なので、取締役とは名ばかりである。現場の営業、営業管理、広報、SNS、顧客対応、広告、販促物制作などなど、会社のビジネスのほぼ全てのシーンで顔を出している。唯一、経理をやらないくらい。
有難いことに成長曲線を描くことが出来ていて、上場を目指して日々奮闘している。何千人という未来はイメージしていないが、数百人規模の会社をめざしたい。
そうなった場合、そこそこの会社の取締役、経営者として見られることになる。
そのイメージをしたときに明確に思ったことがある。
『あんまり目立ちたくはないな』
というまさかの感情が浮かんできた(笑)
いやいや…と流石に自分でも思ったので、自問自答を繰り返す。するとどうやら、篠原大吉という男はこう思っている。
・ビジネスマンとして凄いとか、優秀とか思われたいわけじゃない
・誰かよりビジネスマンとして秀でたいわけじゃない
・ビジネスマンとして有名になりたいわけじゃない
仕事は好きだし、熱心に、安定してパフォーマンスを発揮し続けている自負はある。成長している自信もある。でも、こう思っているのだ。
思い当たる節はある。昔から、自分のリズムで自分が使命だと思っていることや必要なことを確実にこなし続けることが好きだし、心地よい。今の仕事のスタイルも正にそれだ。
では、個人で目立たないなら、ビジネスマン篠原大吉はどうなれば満足する?
どうやら彼は、
『ビジョナリーで、善良な心を持っていて、健康でいることを大切にする人間が集まっている会社を築きたい』
と思っているようだ。
それを達成できたのであれば、それで良いということだ。それに向かって必要なことをこなし続ける。誰に何と言われても胸を張って『俺は努力した!』と言えるくらい、頑張る。それが大切だ。
もし外部からお声がかかったりしたときは、僕ではなく代表の樗澤(ブナサワ)に出てもらったらいいのである(笑)
だって先輩だし(笑)
では、『篠原大吉』はどうありたい?
これはもう明確である。
『世界で戦えるレベルのアスリートで居続けること』
私は、もうトライアスロン無しでは生きられない身体になっている(笑)
仕事で成功するという事は、全力で競技に取り組めることとイコールだ。
トライアスロンは金がかかる。出場するにも、機材を買うにも、練習するにも金がそれなりにかかる。だから稼がないといけない。
今はまだレベル的には上位ではない。遅くは無いけど、速くは無い。
自分の愛するメンバーと共に誇りを持って仕事をしていて、傍らではトライアスロンに全力を注いでいる。
この状況を作れて初めて、篠原大吉という男は満足出来る。
今回のようにしっかり時間を取り、自分と対話することは非常に大切だと感じたので、たまにやりたいと思う。
私は、天才的なタイプでは無い。間違いなく凡人の部類だが、それを努力の量でカバーするタイプだ。だから、自分一人では何も成し遂げられない。
これからも愛する会社のメンバーや、少ないけど心から大切な友人、家族を大切に、頑張り続けるだけである。