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国内最大級イベント「量子コンピューティングEXPO」で、新たなコラボレーションを生み出す。

「量子コンピューティングEXPO 2022 秋」が、10月26日〜28日に幕張メッセで開催されます。東北大学ブースと凸版印刷ブースにて、シグマアイは共同出展という形で、トークセッションや最新の取り組みの紹介、デモの展示を行います。このプロジェクトを手掛ける、事業開発マネジャーの羽田さんとデザイナーの山本さんに、展示の内容や目的を聞きました。

羽田 成宏:シグマアイ 事業開発マネジャー

東北大学量子コンピューティング共同研究講座客員准教授
女子美術大学非常勤講師

シグマアイにて、量子コンピューティングの社会実装を目指す事業全般に携わる。アート×サイエンス×デザイン×エンジニアリングのいいところどりアプローチにて、日本全国47都道府県すべての地域との関係性の構築も目指し、日々事業開発を行っている。

山本 あずさ:シグマアイ デザイナー

デザイン系の大学を卒業し、グラフィック系のデザイン会社に就職。その後、Web業界に転身して、ソーシャルゲームや金融系のWebアプリのデザインを手掛ける。2022年1月、シグマアイに1人目のデザイナーとしてジョイン。自社プロダクトや名刺、Webサイトのデザインを手掛けている。

今のシグマアイには、伝えたいことがたくさんある

▲第1回のシグマアイブースでのトークセッションの様子

-まずは、羽田さんに伺います。今回の「量子コンピューティングEXPO2022秋」への出展の経緯を教えてください。

来場者や視聴者、共同出展者とのその場での創発的なコミュニケーションの中で、新たな関係性を生み出す。そして、シグマアイとの間で生まれているこれまでの価値の深化と新たな価値の創出につなげたいと考えたからです。「量子コンピューティングEXPO」自体は、2020年秋を初回として今回で5回目の開催になりますが、シグマアイはその全てに出展(共同出展を含む)しています。今回はこれまで以上に、世の中に対して自社の魅力を伝えながら、その価値を問いたいです。この半年間で社内メンバーも社外の方々との活動も増えて多くのプロジェクト実績も生まれていますし、「あなたとしかできないことを」というコアメッセージも策定しています。

この13文字を通じて伝えられることがたくさんあって、シグマアイに新たに興味を持ってくださる方もいらっしゃるはずです。そして、依然としてコロナ禍ではありますが、前4回よりも多くの方々が来場し、また新たなチャレンジに挑みたいという気持ちも相当に高まっているのではないかと考えました。旅行関連の政策も実施されて、外出へのマインドが高まっているのも追い風に感じています。

東北大学ブースでは、コアメッセージを体感できる3本のトークセッションを開催

-当日は、どのような展示を行う予定でしょうか?

東北大学さんの大型ブースで、1時間のトークセッションを3回にわたって開催します。また、凸版印刷さんのブースで、物流領域における取組をデモと共に出展します。

東北大学ブースでのトークセッションは、東北大学の教授でありシグマアイ代表の大関さんがやはり代表を務め、同じくシグマアイ代表であり私と同じ客員准教授である観山さんと共にシグマアイとして参画している「共同研究講座」の発表の場として開催します。その講座は「量子コンピューティングの社会実装と人材価値の創出」をテーマに掲げていますので、それに沿った内容を企画しています。

1本目のトークセッションは、10月27日(木)11:00〜12:00にて開催予定です。株式会社エッセンス代表取締役でありNPO法人ミラツク代表理事の西村勇哉さん、株式会社JSOL 法人ビジネスイノベーション事業本部ビジネス・デザイン&マーケティング部長であり、一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ事務局長の三尾幸司さん、シグマアイの事業開発マネジャーの藤倉さんにご登壇いただきます。量子技術に特化した内容ではなく、人材や社会、文化やコミュニティの観点から、我々がコアメッセージを体現しながら実現したい量子未来社会のビジョンやその達成のための活動に関する議論を行う予定です。シグマアイとしては、もちろん技術も大切にしていますが、その先の社会に対する目線を伝えていきたい。登壇者の皆さんには、それぞれの皆さんの活動については勿論、それと我々のビジョンや活動について重ねて頂きながら様々な未来予想を語っていただき、共感いただいた来場者・視聴者の皆さんと改めてコミュニケーションを取って、ビジョン実現のための協働・共創につなげられれば、と考えています。

そして、2本目のトークセッションは、10月27日(木)13:00~14:00に開催。シグマアイとプロジェクトを進めているパートナーの皆さまに登壇いただきます。凸版印刷株式会社 DXデザイン事業部の量子技術戦略室・室長を務めていらっしゃる鳥羽牧さん、仙台市まちづくり政策局政策企画部のプロジェクト推進課担当係長の松原由佳さん、そして、1本目と同じく西村勇哉さんにご登壇いただきます。凸版印刷さんとは物流における新しい価値創出のための実証実験を行い、仙台市さんとは医療コールセンター向け支援ツールを協働で開発し、実際に行政サービスの中で活用いただいています。それぞれの立場から、これからの技術の社会実装やシグマアイの特徴について語っていただく予定です。また、ゲスト登壇者の間でも、来場者・視聴者の皆さんとの中でもイノベーションのヒントや、シグマアイとの協働の可能性を感じていただき、新たな化学反応を誘発したいと思っています。

そして、最後のトークセッションは、10月27日(木)16:00〜17:00に開催いたします。登壇者は大関さんと私と、同じく西村さんです。これまでのトークセッションの内容を受けながらも、この三者だからこそ生み出せる内容としますので、ご期待ください。

凸版印刷さんのブースでは、物流領域での取り組みを展示


▲イベントで展示予定の物流ソリューションのデモ画面

-そして、凸版印刷さんブースでは、どのような展示を行う予定でしょうか?

凸版印刷さんとの実証実験の取り組みについて、シグマアイの丸山さんが開発したデモと共に展示します。今年の春の「量子コンピューティングEXPO」で来場いただいた方も再度ブースに訪問いただけることにも期待して、よりその価値を体感いただき、議論も行いながら、新たなプロジェクトでの協働へとつなげていきたいですね。

また、凸版印刷さんは物流以外にも様々な事業を展開しています。それらと来場者とシグマアイとをつなげ凸版印刷さんとの間で生み出す価値を更に深め拡げるために、デザイナーの山本さんと事業開発の髙砂さんにもブースに立っていただきます。来場者の方と直接対話することで、何らかのコラボレーションの兆しが生まれればと思います。加えて、凸版印刷さんのメンバーとのコミュニケーションもその場で深め未来への想いを交わし合いながら、新たな取り組みができると最高ですよね。

子どもが見ても分かりやすい、パンフレットを制作

-そして山本さんに、ご自身がデザインを手掛けたパンフレットについて伺います。どのような点にこだわりましたか?

子どもが見ても分かりやすいものをつくりました。春の「量子コンピューティングEXPO」に来場してパンフレットを収集したのですが、テクノロジーをイメージさせるカッコいいものが多かった。それらと違いを出すために、シグマアイらしさを突き詰めてデザインを制作しました。

表紙はイラスト調でシグマアイが描きたい未来を表現しました。シグマアイが既にソリューションを提供している物流や製造業をイメージしました。会社の説明部分も、一般的な「会社概要」のような固い感じではなく、プロダクトや取引先をキャッチーに表現。量子技術を活用したソリューションの源になる「マシンタイム」にも触れています。そして、コアメッセージ「あなたとしかできないことを」を大きく載せて、シグマアイと実現できる未来をイラストともに伝えました。

-羽田さん、山本さん、イベント前の貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました!当日の成功を楽しみにしています!

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