こんにちは、MOVER&COMPANY代表の篠﨑です。前回の記事では、私のこれまでの経歴と当社の創業理由について書きました。
今回はその続きとして、現在のMOVER&COMPANY(以下、ムーバー)、特に主軸のコンサルティング事業部の特徴について、そしてこの先目指していることについて書いていきます。
現在のMOVER&COMPANY
コンサルと事業会社のハイブリッドな会社をつくりたいと考え2008年に当社を設立以来、子会社は3つ、コンサルティング事業を主軸にグループ全体の事業数は10、社員数は50名と順調に拡大してきました。
私自身、創業当初は現場の第一線で複数プロジェクトに入っていましたが、ここ数年はその割合を徐々に減らし、経営全体を見るポジションへと移行しています。
コンサルティング事業部の特徴
設立後数年はフリーコンサルのような働き方をしていた私が現在のポジションを実現できるようになったのも、マネージャーたちに安心してチーム運営を任せられる体制が整ってきたからです。
10年前の入社時はコンサル未経験でしたが、今では10名近くのメンバーを抱えるシニアマネージャーへ成長してくれたメンバーや、複数のコンサル会社、事業会社を経験した後に入社してくれたメンバーなど、多様なバックグラウンドをもったメンバーたちがコンサルティング事業部を支えてくれています。
当社のコンサルティング事業部の方針として、現場の指揮権やプロジェクトの進め方はマネージャー陣に一任しています。私は各マネージャーと週1で1on1を行い、現場で困った問題や課題が出てきたときの壁打ち相手になり、求められたらアドバイスをしています。
自社事業の推進に関われる環境
また、当社のコンサルティング事業部の特徴として、社員の成長やキャリア形成の選択肢を広げること、それぞれの事業の拡大を目的に、コンサルティング事業部に在籍しながら、自社事業の推進をサポートできる環境を用意しています。
直近の事例でいうと、2021年に立ち上げた飲食事業にて、入社3年目の若手コンサルタントが新店舗の出店計画・事業計画立案を支援し、2022年5月中旬に無事1店舗目がオープンしました。
他社の支援であれば事業計画の立案でプロジェクトは終了となるケースも多いですが、自社ビジネスであれば、出店後にも関わることができます。
出店後のリアルなビジネスでぶつかる壁をどう乗り越えるかなど、事業の成長にまで踏み込んで関わる経験はその後のコンサルワークにもきっと活きるはずです。
コンサルと事業会社のハイブリッドという特徴は、採用活動でも当社を選んでもらう理由のひとつになっています。私が採用面接に関わっている肌感として、変化の激しい今の時代、一生コンサルタントとして活躍すると決めている若者はほぼいないように思います。
ここ数年、コンサル経験の有無に関わらず、コンサルの仕事を通じて自分の仕事力や市場価値を上げ、やりたい事業が明確になったら、その機会がきたら挑戦したいという理由で当社を選んでくれるメンバーも増えており、活躍してくれています。
これからについて
手を挙げてくれたメンバーに機会を用意し続けたい
「ビジネスの成功には欠かせない考動型人材=ムーバーが輝く会社を目指す」という創業当初の思いは今も変わっていません。
コンサルとしての経験とスキルを蓄積した後に、「新規事業を立ち上げたい」「社内のこの事業を手伝いたい」と手を挙げてくれたときに、希望を実現できる、機会を与えられる環境をこれからも用意し続けていきたいです。
将来的には、マネージャークラス以上のメンバーがコンサルティングをしながら、新規事業を立ち上げ、5年後、10年後には子会社がたくさんできている状態が理想ですね。
ベンチャー企業への投資、ハンズオン支援に注力
また、現在ここ数年の新たな試みである投資先のベンチャーへのハンズオン支援にも注力しています。6月7日には新サービスリリースのプロジェクトを支援した、出資先の株式会社WDCから、無事、新サービスがリリースされました。当社のコンサルワークをご評価いただき、非常に嬉しく思います。
株式会社WDC 代表上石様のコメント
弊社へのご出資とハンズオンでのコンサルティングをいただきありがとうございます。弊社プロダクトの「リアほ」は、ベンダー様、ブランディング会社様、保険会社様10社以上と、やり取りは多岐に渡ります。MOVER&COMPANY様の長年の経験で培われてきたコンサルティング力で、事前に気付かなかった多くの課題発掘、システム構築のスピードUP、また今後の展望をどう実現するかを導いていただき本当に感謝しております。
今後、ユーザーから選ばれるインシュアテック企業として価値向上をしていきたいと思いますので、ぜひ引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
コンサルティングではどれだけクライアントにコミットしたとしても第一人称にはなれないですが、投資もすることで本当の意味で第一人称になることができると考えています。
また、コンサルティングではどこまで行っても足し算のビジネスですが、事業に投資しその事業が成功することで掛け算のビジネスにすることができます。
今後も事業会社であり、かつコンサルティング会社である当社の経験とノウハウを生かし、ベンチャー企業への出資、出資先企業の事業価値を高める支援に力を入れていきます。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ありがたいことにプロジェクトは年々増加し、新たな事業も複数立ち上げ準備を進めております。
一緒に働きたいと思ってくださる方や、当社に興味をもってくださった企業様がいましたら、お気軽にお問い合わせいただけたら嬉しいです。