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【うま日記Vol.3】"U30馬場馬術選手権"初代チャンピオンになりました!

シオンと馬術の二刀流で日々頑張っている安田さんが連載する「うま日記」。

今回は【U30馬場馬術選手権】に参加し、見事優勝された安田さんへインタビューさせていただきましたので、その内容をお届けします!

ーこの度は優勝、おめでとうございます!
 まずは今回の大会について教えていただけますか?

ありがとうございます。

今回出場した大会は、「第40回全日本ジュニア馬場馬術大会2023」という大会で、9月下旬に御殿場で開催されました。
例年までチルドレン(10〜16才)、ジュニア(14〜18才)、ヤング(16〜22才)の3世代を対象としたものでしたが、今年からヤング世代とシニアをつなぐために、初めてU30(20〜30才)のカテゴリーが新設され、私はこちらのU30馬場馬術選手権に出場しました。

通年試合成績のランキング上位に出場権利があたえられ、2日間の合計得点でチャンピオンが決まります。

新設されたばかりの、注目を浴びた階級でしたので非常に緊張しておりました...!


ー今年から新設されたカテゴリーだったのですね!
 試合当日はどのような心境でしたか?

「初代チャンピオン」というタイトルがかかっており、優勝したい。という強い気持ちがありました。

また、5月に開催されたアジア大会予選会でとても悔しい思いをしていたので、その思いを払拭すべく、
今回の大会までの3か月間、入念に準備してきました。

多くの応援もいただいていた中、皆さんの期待に応えたい。という気持ちを背負い、今回の大会に挑みました。

ー悔しさがバネとなり、意気込んで臨んだ大会だったのですね。
 相棒のベルナルドは大会当日、どのような様子でしたか?

彼は本番に強いタイプで、少し高揚感はありつつも、落ち着いた雰囲気でした。

相棒の方が私より経験値もあるせいか、安心させてくれるような、非常に心強い存在です。

ーかっこいい...頼もしい相棒ですね。
それではそんな安田さんと相棒ベルナルドの演技の詳細を教えてください!

まずは1日目、
【インターメディエイトⅡ】

速歩で足を高く上げながらリズムよくステップを踏む「パッサージュ」や、その場で足踏みをする「ピアッフェ」といった技を披露します。

彼の得意な技をうまく演技でき、審判陣にも高評価をいただくことができました!

結果、1位で通過することができました。

そして2日目は
【ショートグランプリ】
1日目に実施したインターメディエイトⅡの難易度が上がったクラスになります。
人馬のコンビネーションや技の正確さが求められます。

緊張感漂う中、相棒のベルナルドは魅せてくれました!

1番得意な技もビシッと決めてくれ、結果総合1位!

ベルナルドとコンビを組み始めてから約2年経つのですが、審査員の方々からは
「今までの演技の中で1番良かった。」とコメントをいただくことも出来、
この夏3カ月間のトレーニングの成果の甲斐があったと、非常に嬉しかったですね。

ー有言実行ですね。素晴らしいです!
 冒頭で"入念に準備してきた"と話されていましたが、
 これまでと何か練習を変えたことや、工夫されたことはありますか?

実はこの夏、ベルナルドの調子が悪く、中々うまくいかない時があったんですよ。
というのも、ベルナルドは夏が苦手でして。
(オランダ生まれということもあり、日本の湿気のある暑さが苦手なのです。)

なので、彼の身体づくりに繋がるトレーニングを重点的に行いました。

例えば、先ほどの「パッサージュ」という技は非常に柔軟性が必要なので、柔軟性を重視した 運動に変えたりと、ベルナルドのことをよく観察し、最適なトレーニングを行うようにしました。

あとは夏バテしないように扇風機を当てたり、水浴びして体を冷やしたり、環境整備にも配慮しました。

ー安田さんのベルナルドへの想いが伝わってきますね...!

彼がいないと競技に出られないので、いつも彼を最優先にしてしまいます。

私の大事にしている言葉に「人馬一心」というのがあります。

人馬一体だけでなく「私は一心になれること」を目標にし、そうあることを大事にしています。


ー素敵な言葉ですね。1人ではできない、パートナーとの競技ですもんね。
 それでは最後に、今後の意気込みをお願いします!

以前うま日記Vol.1で取り上げさせていただきました、国内馬場馬術大会の最高峰である
「全日本馬場馬術大会PartⅠ」が11月に開催されます。

今回3回目の出場となるので、前年度よりも上位入賞(8位以上)を目指します!

今回の大会では相棒ベルナルドはバッチリだったのですが、人のミスが出てしまったのが心残りです...
ですのであと1ヶ月、今回の経験を活かしてしっかり調整していきたいと思います!

そして、シオンの皆さんにはいつも試合前に激励の言葉をいただいたり、試合後には「お疲れ様!」
と声をかけていただいたりと、感謝の気持ちは強まる一方です。

SIONの"I"は「Infinity」の"I"。
「限界を決めず、無限の可能性を追求すること」

仕事も馬術も限界を決めずに挑戦し続け、成果をしっかり出すことで恩返ししていき​ます!

仕事も馬術も本気で取り組む安田さん。

今後の活躍も期待しております!








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