(1)ITと共に歩んだ20年。来日してから起業に至るまで
(2)一歩一歩着実に。目標を明確にするところから、すべては始まる
(3)チャレンジしたい目標を全力でサポートする、フラットな組織の魅力
流暢な日本語で、IT技術とお客様への想いを語る趙さん。MARCHソフトウェアの立ち上げ時のこと、趙さんが大切にすること、趙さんから見たMARCHソフトウェアの魅力について、熱く語っていただきました!
・趙 磊 取締役
昭和53年生まれ。中国出身。
大学でコンピューターサイエンスを専攻した。大学卒業後、日本にて20年に渡って金融、保険、物流等の様々な大規模システム構築の経験を積み重ね、2013年に明治大学にてMBAを取得後、当社の立ち上げに参画。
ITと共に歩んだ20年。来日してから起業に至るまで
~本日はよろしくお願いします!早速ですが趙さんのご経歴を教えてください。~
はい。私は中国の大学に通い、コンピュータサイエンスを専攻していました。卒業後、日本のIT企業の上海支社に入社をし、日本のシステム開発に携わり始めました。2年程、その会社でシステム開発の仕事をし、その後、来日して以来、ずっと日本のITシステムに関連する仕事に携わってきました。
~日本にいらっしゃった経緯を教えていただけますか?~
最初に入社したのが日本企業だったため、開発の仕事をしていく過程で、日本メンバーとミーティングをしていたんですね。私は大学卒業まではずっと中国語と英語でのコミュニケーションだったので、最初はそのメンバーが何を話しているのか分からなかったんです。通訳がいないと、何をやるかも分かりませんでした。そのため、自分の日本語能力を高めたいということと、自分の仕事の将来性について考え、日本に行こうと決心しました。最初は2、3年くらいで考えていたのですが、言葉の壁を乗り越えてから、日本で開発の仕事を始めて、気付いたら20年近く経っています。
~もう20年も、日本でITに携わっているんですね!では、代表の姜さんと一緒にMARCHソフトウェアを立ち上げた経緯についてお伺いさせてください。~
姜とは、日本企業で勤めていた際に、同じプロジェクトに入る機会があり、2年くらい一緒に仕事をしました。その中で、この部分はお客様に言われなくてもやらなくてはいけないという、仕事に対する責任感や、プロジェクトが辛い時にも前向きに乗り越えようとするスタンスといった点で、考え方が似ていたこと、2人とも話し好きの性格というのもあり、よく一緒に飲みに行っていました。最初は同僚であり、友達といった仲で、特に会社を作ろうとかそういった話はなかったです。
2011年頃日本での活躍の幅を広げたいと思い、明治大学の大学院でMBAを勉強したのですが、その後、「もっと新しいことに挑戦したい」と考えていた時に、一緒に事業をやらないかと声をかけていただきました。そこからMARCHソフトウェアに参画し、現在に至ります。
(左:代表取締役 姜、右:取締役 趙)
一歩一歩着実に。目標を明確にするところから、すべては始まる
~友達から始まり一緒に事業をカタチにする。素敵ですね!では、MARCHソフトウェアを創業して、1番大変だったことは何ですか?~
元々、立ち上げに参画したいと思った理由は、MBAの勉強をしていて、さらにITシステムの開発経験を積んでいたので、その蓄積したものをアウトプットしてチャレンジしていきたいという想いからでした。正直なところ、最初はそんなに厳密に計画していたわけではなく、とりあえずやってみようというところからのスタートでした。
中国のことわざに、「知らないことに関して、悪いことはない」というものがあります。課題は当然ありましたが、最初は辛いとか大変といったことは感じなかったですね。会社は作ったばかりだったので、当然リソースは限られている、そのような中で、技術面や、過去の実績、どのように相手先に信頼していただくかということの悩みに関して、大変という感情よりも、課題を解決しなければと必死でした。
人が足りないとなれば友達を集め、自分が触れたことのない領域、例えば経営や、人事、経理は、MBAで勉強した部分もありましたが、実務はやったことがなかったので、少しずつ勉強し、解決していきました。日本で会社を立ち上げるという大きな目標を達成するというよりも、自分が自分自身に対してチャレンジしていこう、分からないことに対しても1つずつの目標に向かって進んでいこうと行動していた結果が、今の形になっているのだと思います。
~一歩一歩着実に歩んできたからこそ、今があるんですね。現在趙さんはどのような役割を担っているのでしょうか?~
主に、社内の組織管理の役割を担っています。営業も含めてプロジェクトをお客様に提案したり、プロジェクトの中で、その実施状況を確認したり…。課題があればメンバーと一緒に対策を検討します。最初の営業提案から、最後完了まで1つのプロジェクト全体を管理する役割になります。
~では、MARCHソフトウェアの社会的なミッションは何でしょうか?~
自分の技術も含め、今いる有能な社員達が発揮する会社のIT技術を駆使して、もっと社会の作業効率を上げていく、それがミッションと考えています。
そのために、自分自身の目標を明確にしていくことを重要視していて、社内のメンバーには、目標を明確にしたうえで一歩一歩進めていくことの大切さを伝えたり、会社としての目標や何のためにやるのかという目的に関しても適宜会話したりしています。
目標管理に関して、メンバーは目標シートに各自の目標を考え設定し、その目標を私や代表の姜と面談し、すり合わせます。決定した目標に対し、6月頃中間報告があり、実施状況を会話し、年末に目標とその達成度についてフィードバックする流れになっています。
~目標管理の在り方は、日本のシステムと同じですね!趙さんの考える、IT技術の使命は何でしょうか?~
そうですね…。ITというのは、生み出された当初から、物事の効率を高めるために、自動で処理できるものに関してはコンピュータに任せる、人間は人間にしかできない部分に集中するというところから、社会全体の生産性を高めるために浸透してきた技術です。
これまでもそうだったように、どれだけ技術が進化したとしても、最初のIT技術の「社会全体の生産性を高める」という使命は変わらないと思います。人間の複雑な考えの部分ではなく、コンピュータで処理できる部分はITに任せ、IT自体は更に進化し、速く情報処理をできるようになる。そこでもっと自動開発ができるようになる。人間の生活が楽になることにより、人間は人間にしかできないことに集中することができる。その良いサイクルが生産性を高めることに繋がっていくんです。
~それでは、システム開発をされていく中で重要なことを教えてください。~
まずは、何よりも技術の知識ですね。技術のことが分からないことには仕事ができません。加えて、どういうプロセスで開発を行っていくかということも大切です。
大学卒業した際に、実務で使える開発の知識がなかった場合、勉強をし、まず知識を身につけます。そこからさらに、こういう場合はどういう技術を使って実現するのか、構造はどうするのかといったことが実務を行っていく中で分かるようになり、自分の中に選択肢が増えていきます。結局、基本的な概念の理解や、この目的は何かといったことをしっかり理解していないと、実際、選択しなくてはならない場合に困ってしまう。システム開発では、まずは知識、その後、技術で何をしていくのかという理解が重要になります。
~知識という基本的な土台が何よりも大切ということですね。IT技術を提供するお客様との向き合い方で大切にされていることを教えていただきたいです!~
1番大切にしていることは、品質です。単に品質を高めればいいというのではなく、お客様に、効率で効果的かつ生産性のある品質を担保するということが何よりも大切です。
お客様の予算は限られていますし、制約条件もある。その制約条件の中で品質を担保していく提案や対策をしていくというのは、お客様にとっては非常に重要なことで、我々も最も大切にして取り組まなくてはならないことです!
~お客様がITに詳しくなかった場合、どのように提案をしているのでしょうか?~
自分の経験をお話すると、専門用語より判断基準を伝え、何が正しいのか、何をやったら効率が良いのかといったところをしっかりと説明するようにしています。お客様に向けて説明をする目的は、お客様に我々が提案したシステム開発について、判断するための材料を提供するということです。その提案で問題はどこにあるのか、どこまで実施するのかリスクはどこにあるのかといったことを、できるだけ分かりやすく、コミュニケーションしています。
提案の段階で、我々を信頼して仕事を任せていただけることは本当にありがたいことで、お客様には日々感謝しています。
~相手の理解できるように落とし込んで寄り添うからこそ、信頼を得ることができるんですね。では、MARCHソフトウェアの今後の目標を教えていただけますか?~
今、弊社はIoT技術に注力しています。
数字で言うと、3年後には会社の規模を倍にする。サービスの面では、現在でも、高い技術力を誇る社員達がいますが、今後さらに技術だけではなく、提案からプロジェクトを完結させるトータルの知識を持った様々な役割のメンバーの育成や、採用に力を入れて取り組んでいかなくてはなりません。
育成の面では、今年この資格は何名が取得するといった目標を掲げることもあります。スキルアップのための資格取得費用は会社負担なので、チャレンジしやすく、確実に成長していける環境です!
私は20年前からITの仕事に携わり、その間にコンピュータの能力は大幅に進化しました。以前では考えられなかったことが、色々と可能になっています。ITの進化する機能を、どんどん新しい組織の中に取り込み、そこから新しいサービスを今後出していくことも私の目標です。
チャレンジしたい目標を全力でサポートする、フラットな組織の魅力
~MARCHソフトウェアで働くことの魅力は何ですか?~
MARCHソフトウェアは組織上、大きな企業にあるような、ツリー型の組織ではありません。1人ひとりが自分の考えをアピールでき、各自のチャレンジしたい目標に対して、会社がしっかりサポートするフラットな組織です。会社の成長というだけではなく、自分自身が成長や達成感を得られる、そこが魅力ですね。
弊社はフレックス制度を導入しているので、厳しく時間管理をするのではなく、メンバーは一人一人自分の目標と何をやっていくのかを明確にしたうえで、自分でどう動くかを判断してもらっています。そういう点で、働きやすさも魅力です。
~では、具体的にどのような人と一緒に働いていきたいですか?~
「オトナ」と働きたいですね。オトナというのは、何をやりたいとか、自分のやることに対してどこまで責任を持って実行することができるかという、目的と責任をしっかり意識している人のことです。はっきりと言葉にできなくても、会社と一緒に目標を明確化し、あとは一歩ずつ真面目に進めていくことのできる人と一緒に働きたいです。
~個々でも、チームとしても成長していきたいという想いが伝わってきました!最後に、読んでくださっている方にメッセージをお願いします!~
MARCHソフトウェアは、何にチャレンジしたいかを原点として、皆さんのチャレンジしたい目標をサポートし、スキルの向上もサポートする、何か考えがあれば自由にアピールできる、フラットな組織です。
ぜひ一緒に働きましょう!沢山のご応募お待ちしております!!