バンドマンとして全国ツアーを行うなど精力的に活動しながら、平日はヴァリエで働く浦さん。DSチームのリーダーとしてリーダーシップを発揮しています。人生の最優先事項はバンド活動だと言う浦さんは、どんな想いでヴァリエの一員として働いているのでしょうか。赤裸々に語っていただきました。
――バンドマンでありながら普段は会社員としてヴァリエで働く浦さん。実は水泳選手としての過去も持っているとか。
選手としてだけでなく、高校2年生から大学卒業まで水泳のインストラクターもしていました。アルバイトではありましたが、朝6時から19時半まで働くような生活で、自分の時間を持てないどころか大学の授業との両立も難しくなってしまって……。大学生の頃、半年間だけ辞めたこともありましたが、アルバイトだろうがなんだろうが全力で取り組むタイプだったので、再び復帰して卒業までなんとかやり遂げましたね。インストラクターの仕事を通して、子供から大人まで老若男女に寄り添って教える力を身に着けることができ、それが今のDSチームのリーダーや、テクニカルサポートスタッフとしての仕事に生きていると思います。
――水泳のインストラクターとして正社員にならなかった理由は?
インストラクターができるのはアルバイトまでで、正社員になると事務作業がメインになってしまうんですよ。それに僕はバンドマンとして成功する夢があるので、正社員になるつもりはありませんでした。水泳のインストラクターを辞めた後は、友人の紹介で某飲食店のアルバイトを始めました。5年間くらい続いたかな。
――浦さんが通っていた大学は芸術大学だったんですよね。アートや音楽方面での就職は選択肢になかった?
芸大を卒業してもね、就職先ってないんですよ!(笑) 音楽方面の就職先としては楽器店が主流ですが、自分が楽器店で働いているイメージがつかなかったんです。僕の人生の主軸はバンドなんだし、お金を稼ぐ方法はなんでもいいかなと思うようになりました。1日8時間は仕事に全力で取り組むとして、勤務時間以外は自由に使える仕事を選ぼうと決めました。
その点、働いていた飲食店はシフトも自由に決められたし、まかないも美味しかったし、ベストなアルバイトではありましたね。
――ベストなアルバイトを辞めてヴァリエに入社したきっかけはなんだったのでしょうか。
バンドマンの友人がヴァリエで働いていて、「うちの会社はバンドマンでも正社員として働きやすいよ」と誘ってもらったことがきっかけです。入社後はその友人が僕の上司になったんですが、入社後3ヵ月で突然退職してしまって……あの時は辛かったですね。でも周りの人が助けてくれて、僕が潰れないように守ってくれました。僕自身も目の前の仕事に責任をもって全力で取り組み、その姿勢を会社がしっかり評価してくれたおかげで今はチームリーダーとして頑張れています。
――人生の主軸はバンドでありながら、決して手を抜くことなく仕事に向き合ってこられたんですね。
実は、一度ヴァリエの面接に落ちているんです(笑)。僕は近いうちにバンドを成功させるという強い意志があるので、会社員として働けるのは3年間だけです、と面接時に伝えました。バンドの展望と会社の展望がマッチしなくなると迷惑がかかってしまうので、先に伝えなければと思って。でも「期限付きはちょっとなあ」と不採用。当たり前ですよね(笑)。もうヴァリエに入るつもりで飲食店のアルバイトは辞めていたので、ヴァリエには正社員ではなくアルバイトとして入社。働きぶりを認めてもらい、数ヵ月後には正社員になりました。
――不採用になったことが嘘のように、今はチームリーダーとして活躍されています。
そんな経緯があるので、入社した時から自分自身を「代わりあるもの」として設定し、常に「継承」を意識しています。僕にしかできない仕事を作るのではなく、今ある仕事をどれだけ効率よく正確にできるか。いつかは辞めてしまう僕だからこそ、未来のことを考えながら現状を改善できる。いつでも辞めていいように常に本気で仕事に挑んでいます。他の会社なら、どれだけ本気でもこんなスタンスは受け入れてもらえないかもしれません。ヴァリエは「本気」を受け取ってくれる会社だからこそ僕は今ここにいられる。
ちなみに今は入社3年目。まだ継承の途中なので、期間延長中です!(笑)