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世界60拠点で活躍するPlug and Playメンバーのグローバル共通のValue「PITCH」とは?

Plug and Playは、イノベーション・プラットフォームとして、スタートアップ・大手企業・投資家をつなぎ、世界中のイノベーションを加速させることをミッションとして掲げ、2006年にシリコンバレーで創業しました。現在、世界60拠点以上で事業を展開し、メンバーの国籍や言語、文化的背景や価値観もさまざまです。この多様性こそがPlug and Playの独自性の源泉にもなっています。多彩なメンバーが個性を発揮しつつ、組織として力を集結させ大きな成功を生み出していくうえで、会社共通の価値観であるValueが重要な役割を担います。今回、私たちのValueである「PITCH」についてPlug and Play Japanの代表であるPhillip Vincentに話を聞きました。


ーーまず最初に、Plug and PlayのValueである「PITCH」について教えてください。

PITCHとは、「Positive」「Integrity」「Teamwork」「Curiosity」「Hard Work」の5つの言葉の頭文字を取ったもので、それぞれの意味は以下の通りです。

  • Positive Attitude:あらゆる可能性を信じ、常に新たな機会を探索する。
  • Integrity:批評家ではなく実行者として、高い責任感と透明性を持って業界をリードする。
  • Teamwork:多様性のもとチームとして協力しあい、お互いに補完しあう。
  • Curiotsity:既成概念を疑い、常に学習・成長しつづける。
  • Hard Work:プロ意識を持ち、努力を続け期待を超えるアウトプットを出す。

ーーなぜ「PITCH」が必要なのでしょうか。

メンバーそれぞれに異なる価値観やバックグラウンドがあるなかで、会社として同じ方向性を見出す羅針盤の役割として、Valueは非常に重要です。スタートアップエコシステムを取り巻く社会情勢やテクノロジーの急速な変化の中でも流されずにPlug and Playらしい方向性を見出せるのは、自分たちのコアとなるValueがあるからこそだと考えています。

また共通の価値観があるからこそ、お互いの意見や個人の価値観がぶつかり合う場面でも、相手をリスペクトしあいながらコミュニケーションを取り、各人の能力を発揮してもらうことができると思います。

ーー「PITCH」が活かされていると感じる場面はありますか。

Plug and Playにとって最大規模のイベントである「Summit*」は、Plug and Playらしさがよく体現されている場であると思います。
もともとPlug and Playは上下関係があっても事業やプロジェクトに対して意見を言い合えるフラットなカルチャーではありますが、Summitでは企画段階からイベント終了後の片付けまで、役職関係なくサポートしあいます。イベントを成功させようとする「Positiveness」、プロとして自分の責務を全うする「Integrity」、全員がサポートしあう「Team Work」、海外を含めた幅広い業界のスタートアップ動向や大手企業との取り組みなど、豊富なインサイトに触れられる「Curiosity」、そして準備〜開催まで膨大なタスクを完遂しきる「Hard Work」の全てが融合されており、団結力が最も発揮されていると感じます。

*Summit:8つのテーマにおいて 3ヶ月間にわたり実施されるPlug and Playアクセラレータープログラムの成果発表の場であり、年に2回開催している。スタートアップピッチに加えて、スタートアップエコシステムの発展に寄与するプレイヤーによるトークセッションやスタートアップによるブース展示を実施。(8つのテーマ:Fintech、Insurtech、Mobility、Food & Beverage、Health、Smart Cities、Deeptech、Energy)

ーー”Plug and Playらしさ”とは、具体的にどのようなものでしょうか。

「PITCH」自体がPlug and Playらしさを形成しているわけですが、別の言葉に置き換えるならとにかくPositiveであること、そして誰もが挑戦できる環境があること、だと思います。Positiveであるというのは、単に楽観的で前向きであるということではありません。変化を楽しみ、スタートアップエコシステムの発展のために自分たちをアップデートし続けられるエネルギーがあること。そして既成概念をディスラプトし、新たな挑戦をする人・組織・企業のことを全力で応援するカルチャーがあることを意味しています。

さまざまな試練に立ち向かわなければならないイノベーションにはポジティブさは欠かせません。だから、私たちは常に「No, because」ではなく、「Yes, and」でコミュニケーションを取るようにしています。

Plug and Playというイノベーションプラットフォームを介すことで、新しい学びやネットワークを得られる、自分の視野が広がる、アイデアが生まれる、世界観が変わる。これを社内のメンバーだけではなく、私たちと関わることでスタートアップや大手企業、官公庁、アカデミア、投資家などのステークホルダーの皆さんにもワクワクしてもらいたいと考えています。

ーー会社規模が拡大する中で、「PITCH」というValueをさらに浸透し、育てていくための施策について教えてください。

すでに実施している施策としては以下が挙げられます。

  • Weekly Team Meeting:定例会議など全員が集う場での定期的な啓蒙活動
  • PITCH Workshop:社員旅行などでMission/Vision/Valueの理解促進・浸透を目的としたワークショップやセッションを実施
  • Peer to Peer Recognition:Plug and Playのグローバル拠点全体で、メンバー投票により選ばれた最もValueを体現している社員の表彰制度

これらに加え、「Phillip's Column」という社内報のような記事を月1回のペースで配信しています。これは私がその時伝えたいメッセージや、気になっていることなどを執筆・発信しているのですが、Valueの重要性や捉え方などにも触れ、社員の理解促進に務めるようにしています。施策だけではなく、やはりPlug and Playを率いる立場であるリーダー陣が誰よりもValueを体現できているべきだと考えます。

今後はさらに、メンバーとのコミュニケーション機会を増やしていくために、座談会の実施や新入社員向けにPITCHについて説明する場を設けていく予定です。

ーー最後に、どんな人と働きたいですか。

Plug and Playのビジネスに限らず、業界が抱える課題やステークホルダーのニーズ、最新テクノロジーのトレンドなど、スタートアップエコシステムを取り巻く環境は日々変化し続けています。その変化は自分たちの仕事にも反映されるので、学び続ける姿勢が求められます。そのため常に向上心を持ち、オープンマインドでコミュニケーションができ、変化を楽しみながら主体性をもって働ける人が活躍できる会社だと思います。忘れてはいけないことは、チームで成果を出していくので、サポートが必要であれば必ず誰かが助けてくれます。私たちとカオスを楽しみつつ、挑戦し続けていけるメンバーと一緒に働けることを楽しみにしています!


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Plug and Play Japanについて
Plug and Play Japanは、世界トップレベルのアクセラレーター/ベンチャーキャピタルです。2006年にシリコンバレーで創業し、日本拠点は2017年に設立しました。
当社はグローバルネットワークを活かした「大手企業のイノベーション支援」「業界横断型アクセラレータープログラム」「スタートアップ投資」「政府・自治体連携によるスタートアップの海外展開支援」を強みとしています。
スタートアップ投資ではベンチャーキャピタルとして、これまでにグローバルで30社以上のユニコーン企業を輩出し、アクセラレーターとしても2023年は550社を超えるパートナー企業が参画した他、50以上の政府・公的機関と連携、そして2,700社以上のスタートアップの事業化・事業成長を支援しました。
Plug and Play Japan HP:http://japan.plugandplaytechcenter.com/





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