【キャリアパス紹介】手厚い研修・明確な評価制度でエンジニアのキャリアアップを後押し | 株式会社アウトソーシングテクノロジー 技術職
深刻化するIT業界の人材不足にともなって、エンジニアの需要は年々増え続けています。とはいえ、未経験からエンジニアを目指したり、経験が浅いエンジニアが次のステップに進んだりするのには、まだまだハー...
https://www.wantedly.com/companies/company_537615/post_articles/905089
「エンジニアとしてのキャリアの描き方がわからない」
「不安を気軽に相談できる相手がほしい」
アウトソーシングテクノロジー社(以下、OSTech)では、このような思いを抱くエンジニアに向けて、キャリアアドバイザー制度を整えています。
キャリアアドバイザーとは、中立的な立場からエンジニアのキャリアアップを応援する存在です。チャットや面談によるキャリア相談はもちろん、インシデント対応やイベント企画など多方面からアプローチします。
今回はキャリアアドバイザーの表(おもて)さんに、日々の業務内容や社員と向き合うときに大切にしていることを伺いました。
語り手 / 表みのり
リテンションプランニング部関東キャリアマネジメント課所属のキャリアアドバイザー。大学卒業後、半導体を扱うグローバル企業で営業職に従事しながら、副業で日本酒バーの店員やライターを経験。退職後に個人事業主を経て、OSTechグループ会社の転職エージェントに入社。採用担当として半年間エージェント業務に従事し、OSTechに転籍。新卒・中途の採用担当を経験した後、「自身が採用した人材の入社後のフォローまで担いたい」と異動を願い出て現職に至る。
担当の課に在籍する社員との面談や各種研修、インシデント対応など、OSTechの社員が心理的に安心して業務に集中するための環境づくりをありとあらゆる角度から担当しています。
–––––––––––––––––––––––––––
▼業務の一例
–––––––––––––––––––––––––––
メインの業務は社員との面談で、多いときには月に100件以上の面談を実施することも。今は課ごとに担当のキャリアアドバイザーがついている体制で、私は400人規模の課を1人で担当しているんです。
本人から直接「キャリア相談に乗ってほしい」と連絡がくることもありますが、多くの場合は勤怠状況や人事情報などから独自に分析、定期アンケートの結果でアラートが上がっている社員との面談になります。オンラインで実施することもあれば、オフラインで実施することも。OSTechのオフィスだけでなく、現場近くまで出向くこともあるんです。
不定期に実施する面談のほかには、入社前や入社1ヶ月後の定期面談も担当しています。厚生労働省の資料をベースにしたキャリアプランシートを用いて、自己理解や未来のイメージづくりを一緒に考えます。定期面談は目標の定点観測をする機会として活用されている方が多いですね。
エンジニアからは「年収を上げたい」「上流工程を担当したい」と相談を受けることが多いですね。キャリアアップを望んでいるものの、自己アピールが苦手な方が多いんです。そこで、彼らの普段の取り組み内容やクライアントからの評価をヒアリングし、営業に伝えることで「橋渡し」をしています。
※キャリアアドバイザーには守秘義務があります
そうなんです。また、エンジニアと営業がお互いのことをよく知らないために起こるコミュニケーションエラーを解決するために、営業とはコミュニケーションの取り方について話し合うことも多いです。特に若い方だと話すのは得意でも人の話を聞くのが苦手なことが多いので、傾聴研修を実施したり普段のコミュニケーションについてフィードバックしたり、エンジニアと伴走するためのスキルを養う場として活用してもらっています。他にも、イベントを企画することもあります。
キャリア座談会のようなイメージです。キャリアアップしたい若手エンジニアが社内のロールモデルとなるエンジニアとオフラインで出会って交流し、キャリアについて理解を深めたり、刺激を受けたり、相談したりできる場づくりをしています。そして、その場に営業が参加することも多く、キャリアやお互いの仕事に対するマインドについて話し合う機会にもなっています。2023年から毎月、5~20名規模で開催しています。
▼OSTechの研修制度とキャリアパスを大公開!
まず、キャリアアドバイザーは、利害関係のない第三者として客観的に話を聞いてくれるフォロー専門チームという位置づけで発足しました。営業とエンジニアがスムーズなコミュニケーションを取れることが理想ではあるものの、OSTechは社員数が多いため中立的な立場でフォローする人も必要だろう、と。
損得勘定なく話を聞き、答えを一緒に考えてくれる存在は、仕事でもプライベートでも意外といないもの。キャリアアドバイザーは守秘義務があるため、本人の許可がない限り担当営業や上司、同僚に相談内容を漏らすこともありません。安心して本音を打ち明けられる存在だと思ってほしいですね。
何か相談を受けたときに、意見やアドバイスを押し付けるのではなく、本人と一緒に考えるスタンスを大切にしています。キャリアは本人が自ら考えて行動することで切り拓かれていくもの。描いたキャリアプランに納得感を持てることが重要なんです。
「こうあるべき」といった考えは捨てて、一人ひとりの置かれている状況や目指す未来のかたちを整理し、個々に合ったキャリアプランづくりに伴走しています。
毎日感じています(笑)。OSTechは従業員規模の大きな会社ではあるものの、年功序列ではなくマインドを重視するカルチャーです。仕事に対して前向きな意欲を持ち、ポテンシャルがあればキャリアアップできる制度が整っています。誰にでもチャンスが開かれているからこそ、日々、フォローしているエンジニアが社内や客先で評価を得て生き生きと働いている姿を見られるのはうれしいですね。
また、以前面談したことのある方がキャリアアドバイザーを目指してくれたり、「あのとき相談できたからいま辞めずにここにいます」と言ってもらえたり。誰かのキャリアに深く関わっている実感を持てる瞬間にやりがいを感じます。
Aさん(27歳) / インフラエンジニア
”キャリアアドバイザーと一緒にキャリアプランシートを作成し、キャリアの棚卸し、短期・中長期目標とアクションプランを作成しました。
プランは、社内のチームリーダーや営業にも共有し、アドバイスをもらいながら実行しました。営業に随時進捗報告やアピールを積極的にしていったこともあり、その後はより上位の工程の案件にシフトすることができました。キャリアアドバイザーが橋渡しをしてくれたことによる安心感が大きかったです。”
Bさん(39歳) / 開発エンジニア
”新卒の育成や現場リーダーとしての立ち居振る舞いに悩んでいたのですが、他の現場の事例共有や営業や社内リーダーとの橋渡しをしてくれて、新しい視点で考えることができました。自分が今できていることや強みをフィードバックしてもらいつつ、気づけなかった考え方の癖や振る舞いを指摘してもらい、課題を整理し前向きに取り組むことができるようになりました!”
キャリアアドバイザーチームとしては、そもそもネガティブな相談が生まれない職場環境づくりを目指しています。「この先もOSTechに所属し続けたい」と感じてもらえるように、他部署と協業しながら全社的な施策を考えています。
キャリアの主役は本人なので、キャリアアドバイザーはあくまで縁の下の力持ちです。しかし、確固たるポジションとして、関わっている社員から「キャリアアドバイザーと言えば表」と顔が浮かぶ存在になれたらいいですね。