皆さんこんにちは、株式会社CyberACE(サイバーエース、以下ACE)採用担当です。
ACEで働く社員を紹介するインタビュー企画。今回はSEM本部局長の貫場友介さん(以下、ぬっきーさん)にお話を聞きました!プレーヤーからマネジメントへ転身するまでの経緯や、ACEを“キャリアを築く場”として捉えたときの強み、今後の目標などについて伺っています。
PROFILE
貫場 友介(ぬきば ゆうすけ)SEM本部局長
2013年に株式会社ルーツ・スポーツ・ジャパンへ入社し、サイクルスポーツイベントのディレクターとして従事。2018年10月にサイバーエースへ入社。営業やマーケティングなど数多くの部署を渡り歩く。入社わずか1年でサイバーエース社長賞を受賞。2021年12月サイバーエース総会にてベストスタッフ最優秀賞を受賞し、2022年9月SEM本部局長就任、2022年10月全社ベストスタッフ優秀賞受賞。
現在はプレーヤーからマネジメントに転身し、SEM本部の局長を務める。
趣味はスポーツ全般・動画鑑賞。
ACEの強みは“圧倒的スピード感”と“裁量権の大きさ”にあり
——まず、ACEに入社してからの大まかなキャリア変遷について教えてください!
2018年にACEに中途入社し、未経験からアカウントプランナーとして既存のお客様を中心に営業活動を行ってきました。入社1年半のタイミングでマーケティング局にストラテジックプランナーとして異動になりましたが、当時3人しかいなかった中で新規提案を受け続けていたので、稼働の瀬戸際で戦ってました(笑)
マーケティング局時代は2年半で約200提案はしたと思いますが、マーケットで勝ち切ることだけ考えて、ひたすらインプットとアウトプットを繰り返してました。
その中で、大きな財産になったのは提案で業界問わず優秀な方々と繋がれたことです。これは今の自分の強みだと思っています。生きた情報は現場にしか落ちていない、困ったときに今でも頼ったりできますから。
マーケティング局で2年半やって、ここからさらに「提案を極める、プレ―ヤーとして突き抜けていく」と思っていた中で、社長である西島さんに、コンペの帰りに突然「聞いた?ぬっきー、頼むわ!」と言われたんです。
何も聞いていなくて、社内に戻って当時の上長に話を聞いたら「ぬっきーさん、局長なります」と(笑)そこからマネージメントの門をたたくことになりました。
——プレーヤーからマネ―ジメントに転身したきっかけは、大さんからの提案だったんですね!抜擢されたときはどんな気持ちだったのでしょうか?
急に言われた上に、すでに決まっていたことだったので驚きました。これまでACEの中で2,3人程度のメンバー育成をした経験はあれど、いきなり30人規模のマネジメントとなると、正直想像がつくわけもなく…
ただ、そこに不安や怖さは一切なかったですね。また新しい経験ができる、成長できるという楽しみのほうが勝っていました。
——キャリアを築く場として考えたとき、ACEの強みはどういったところにあると認識していますか?
思い切った意思決定がされるところです。
私がSEM局長になったのは、入社して4年目に入る前でしたし、かつマネージメント経験がない中で任せるという意思決定は率直にすごいと思いました。他の企業ではまずないスピード感で、裁量権を持って働けるのはACEの強みだと感じています。
アカウントプランナー・マーケティング局での経験がマネジメント業務に活きている
——貫場さん自身は、マーケティング局にいたときが一番大変だったとか?
実は、マーケティング局に異動して半年ほどは思うような成果を出すことができませんでした。西島に「営業に戻る?」と打診されたこともあったのですが、そこで諦めたくなく断りました。その後、現執行役員の山田と一緒に最初から最後までやり切ったコンペがあって、結果は負けてしまったんですが「提案ってこういうことだ」という本質が見えました。その後からは4戦4勝して一気に波に乗りました。
ただ、今度は「コンペに勝って当たり前」というプレッシャーもあったんですが…(笑)
他メンバーのアポ事前準備チエックもほぼ全案件入っていて、時期によっては30案件近くアポと提案が同時進行で走っていたので回していくのが本当に大変で…また、当時は戦略から戦術までほぼ全部自分で資料を作っていたので、事業拡大を目指している中で、この提案数を永遠に続けていくのは難しいと感じていました。
それで成り立っていたというのも今考えると怖いですが、幸いSMBのマーケットが戦略ではなくプロダクトにおける改善に視点が寄っていたというのが幸いしたかもしれません。
ただ、提案で求められる内容は刻一刻と変わっていく、ずっと勝てるわけではないのは理解していたので、マーケティング局に来て2年になったタイミングで提案量と質を担保するために各プロダクト担当者を選抜し育成し始めました。各プロダクトの選抜人員を徹底的に鍛え抜いて、「提案が始まったらプロダクトは仲間に任せれば良い」という状態を半年で整えました。
このおかげで、私は戦略や全体のストーリーのチューニングに時間を使うことができたので、提案クオリティは上がり、急に来る提案ラッシュにも動じなくなったかなと思います。
——これまでアカウントプランナー・マーケティング局などさまざまな部署を経験してきた貫場さんに、自身の成長を感じたタイミングについてお聞きしたいです!
前職でアカウントプランナーという業務はやったことがなかったんで、完全未経験の私には成長しかなかったですね…(笑)入社当時のACEは広告経験者が数人しかいなかったので、壁打ちやロープレの相手は毎回取締役の新(あたらし)、執行役員の山田でした。本当に緊張しっぱなしでしたね。
今思えば、その状況が成長環境だったと思います。今でもより高い数字の設計を意図的に組んでみて行動KPIを考える思考は、新から学んだことが日々生きてるなと思いますし、サイバーエージェントの歴代の先輩方からたくさんのアドバイスをいただいたことが、自分の成長に一番寄与していると思っています。
改めてですが、私がプレーヤーをしていたときに教わったこと、経験したことは、局長としてメンバーと向き合う過程において生きているなと思うことばかりですし、そういった経験をさせてもらったことに感謝しかないですね。
組織の生産性を担保するため、育成の仕組みを構築
——マネジメントにおいて、貫場さんが大切にしていることはなんですか?
育成ですね。特にこの1年は「人を伸ばす仕組みを如何に作るか?」という点に注力してきました。中途入社のメンバーが社内の半数以上を占める組織において、入社を決めた理由の一つに必ず「成長したい」というワーディングが上がっていました。
「それなら入社間もないポテンシャル人員からマーケット最前線で戦うトッププレーヤーまでが成長の実感を感じられる育成カリキュラムを作ればいいじゃん」と思い、過去の経験に基づいて一気に階層化して、仕組みで回る育成フレームを構築しました。
人材の確保や育成には労力がかかります。ただ、人の成長を諦めない組織文化の形成と、成長に必要なアビリティを言語化して適切なタイミングで機会をパスしてくことができれば、おのずとメンバーは飛躍してくれると思っています。
成長実感を感じられるカリキュラムを構築するということは、お客様以外に向き合う時間を増やすことになるので思考負荷は大きくなります。育成は思考負荷であり、かつフォローであると私は捉えているので、負荷をかける分マネージメント陣にはフォローアップを最大級手厚くしてほしいとお願いしています。
こういった取り組みを始めてから、SEM本部の離職率は大きく減少しましたし、なにより女性の離職者が1年通して0名だったことはかなりのインパクトだったかなと思います。
誰もが最初は未経験の時があります。私もそうでした。
西島、新、山田が私の成長に向き合ってくれたからこそ今があると思うので、同じことをメンバーにする。ただそれだけですね。
——最後に、SEM局長としての今後の目標について教えてください!
組織は1年をかけて強固な組織体になってきたと思っています。
組織サイズも大きくなってきました。
基盤ができたからこそ、24年度は成果を出す年と決めています。
数字でマーケットを牽引したいです。
私自身のテーマは「新卒以上の成長幅」。
担当している領域をどんどん次世代に任せて、今後訪れるであろうマーケットの変化を予測してチャレンジすべき領域を見つけることが使命だと思っています。組織のTOPが伸びればメンバーも引きあがる。だから止まることはできません。
「この航路を進むべきだ」という明確な道標を示せる局長であるため、引き続き努力します。
——貫場さん、ありがとうございました!