2018年にD2Cへ新卒入社をしてから現在まで営業として成長し続けている樋口瑤子。彼女は先輩社員のなりたい姿から自身の考え方や行動を変化させ、クライアントとの関係構築に活かしています。今回は樋口の経験や仕事観をご紹介します。
<インタビュアー:萩原良太>
樋口瑤子/営業本部 営業1部 リーダー
大学時代はダンスに明け暮れる生活を送り、就活で広告業界を志す。大学卒業後、2018年にD2Cへ新卒入社。旧デジタルマーケティング事業本部に配属され、大手通信会社のクライアント案件を中心に営業及びWeb広告配信におけるディレクション業務を担当。2020年からD2C Rへ出向し、引き続き大手通信会社の営業担当として従事。クライアントの様々な部署の営業窓口として幅広い商材案件におけるWebプロモーションを提案。休日は夫婦で家の近所へ外食に出かけている。
仕事観につながる性格とD2Cへの入社
萩:本日はよろしくお願いします。いろいろな角度からお話をお聞かせいただきます。
樋:よろしくお願いします。
萩:早速ですが、幼少期から学生時代に関して質問させてください。
樋:子供の頃は思い立ったらすぐ行動するような性格でしたね。逆にやめたいと思ったらすぐにやめるようなタイプでした。
萩:熱しやすく冷めやすいタイプなんですかね?
樋:全くその通りですね。一つのことを突き詰めるというよりはいろいろなことを経験したいと思っていましたね。この性格は基本的には今になっても変わらず、ビジネスにおいてもわりかし通じるものがあると思います。
萩:なるほど、その中でも学生時代に没頭していたことはありましたか?
樋:学生時代はダンスを中学から大学までやっていました。
萩:ダンスをやっていたんですね。ダンスを通してどのような経験をしましたか?
樋:振り返ると仕事に近しい部分があるなと思うのですが、発表までの納期に対してチームでどのようにダンスを作り上げていくのかを考えながらいろいろと試行錯誤していました。
また、その間に起こるハプニングやトラブルへの対応も経て、ダンスを完成させていく経験は直面する課題への対応力になったかなと思います。
萩:納期に合わせて完成させるということ自体はどんな仕事においても必ず行うことですもんね。
新卒時の就職活動に関しても聞かせてください。
樋:新卒時の就職活動では、当時のテレビドラマの影響などもあり、輝いて見えたという漠然とした理由から広告業界を志してましたね。笑
D2Cは最初に内定をいただいて人の良さをすごく感じたので入社を決めました。
萩:学生からするとキラキラしているように見えますよね!
D2Cに関しては具体的にはどのようなところから良さを感じたんですか?
樋:面接など先輩社員さんとの接点を通して、学生一人一人に対して親身に接している姿や社員さん同士の雰囲気を見て人あたりの良さを感じたことが主な理由ですね。
なりたい姿から考え方や行動を変化させる
萩:新卒での配属部署と業務内容を教えてください。
樋:大手通信会社を主なクライアントととして担当する営業部署へ配属となり、最初は先輩社員の担当案件のディレクション業務をメインに行っていました。
萩:業務を通してご自身の仕事観を形成する気付きや学びはありましたか?
樋:先輩社員を側で見ていてクライアント担当者と信頼し合った関係性を築いている姿に憧れを感じました。すぐには無理かもしれないけど、自分自身もそうなりたいと思えた姿でしたね。
萩:なりたい姿に出会えたんですね!
なぜ先輩社員はクライアントとそのような関係性を築けていると思いますか?
樋:まずはクライアントの要望に対して効果や実績を出せているところですね。あとは迅速かつ的確な受け答えをしながら常にプラスアルファの提案をしているところがクライアントの信頼につながっているのかなと思います。
当時の自分からすると今の自分にないけど必要な部分だなと思っていました。それは現在でも意識していることでもあります。
萩:先輩社員のクライアントの期待を超えていくパフォーマンスがなりたい姿につながったんですね。
その上でご自身の考えや行動に変化が加わったことはありましたか?
樋:仕事に対するマインドは大きく変化したかなと思います。 それまでの自分は何事も心の中で、どうにかなるだろう、誰かがなんとかしてくれるだろうと思っていたところがあったのですが、クライアントや先輩社員を見ていてそれでは通用しないと感じました。
それと共に仕事ではできなかった、知らなかったでは済まされないことばかりだということを学び、とにかく人任せにせず、なるべく自分の目で確かめてわからないところは必ず教えてもらうようにしました。
萩:考え方の変化から行動も伴って変えていったんですね。
その行動によってどうなりましたか?
樋:新人なりに営業という立場から全体把握ができるようになり、徐々に業務の進行が円滑になりました。その結果、メイン営業として案件を完全に任せてもらうことにもつながりました。
全体を把握することで視座を高める
萩:メイン営業として案件を担当するようになってからの業務内容を教えてください。
樋: クライアント折衝だけでなく案件チームの指揮を取っていくなど以前よりも業務範囲が広がりました。ちょうどコロナ禍に入ったタイミングというのもあって、連携が取りづらく最初は苦戦をしていましたが、自分主体でコミュニケーションを取る意識を持つようになりました。
萩:コロナ禍に入った当時、リモートワーク中心になってからのコミュニケーションや連携は非常に難しかったですよね。
メイン営業として案件を担当するようになってからの気付きや学びを教えてください。
樋:全体を見ることへの意識が強くなったと思います。
クライアントとの日々のコミュニケーションや定例ミーティングでのレビューにおいて、クライアント商材に関する理解が足りず、自分自身が提案できることの幅が狭かったり効果的な打ち手を提案できていなかったことがありました。
その為、もっと広く深く知るという意味で商材自体はもちろんのこと、市場、競合把握を強化することで徐々にクライアントの期待に応えるコミュニケーションや提案につなげることができました。
萩:なるほど、他に別の角度から全体を見ることを意識したエピソードはありますか?
樋:案件の幅という点からWeb上での指標だけで完結しない案件も経験しました。店舗でのコンバージョンも含めてPDCAを回していく複雑な案件では、Webだけでは完結しない部分を織り交ぜて現状分析から改善提案をしていきました。
現在ではどの案件でも視野を広く全体を見ることを常に意識して取り組んでいます。
萩:全体を見ることを意識するようになってから、変わったことはありますか?
樋: クライアントとの関係構築が徐々にできあがってきて、クライアント側から自分宛にいろいろな相談が来たりコミュニケーションが増えていくことを感じられているので、変化とともに喜びを感じることができています。
営業として対応できる幅を広げていくこと
萩:現在のミッションを教えてください。
樋:担当クライアントでの売上最大化ですね。そのために日々のパフォーマンスを上げて新たな提案をして、クライアントに対する介在価値を高めていく必要があると思います。
萩:なるほど、その上で現在目指している姿はありますか?
樋:営業という立場から広い守備範囲で何でもできる人を目指していて、Web広告に限らず幅広い提案ができる人になりたいです。現状だとまだ運用型広告を取り扱う割合が多いので、それだけではなくクライアントのマーケティング課題に対してプロモーションという観点から複合的・統合的な提案、価値提供ができるようになる必要があると思っています。
そうすることによってクライアントとの関係もより深いものになり、可能性をもっと広げることができると思います。
萩:たしかに運用型広告だけではできることの限界がありますよね。
その上で現在行っていることはありますか?
樋:世の中に流れるプロモーション事例をチェックして広くインプットするようになりましたね。競合分析だけではなく、良いなと思った事例を参考にして提案に活かしたりするようにしてます。
あとは個人でできることには限りがあるので、一緒に案件を遂行する社内のメンバーにはフラットに意見が言い合える状態にしたく、気持ちよく働けるように日々の業務で先回りする配慮を意識しています。
地道なことですが続けて少しでもなりたい姿に近づいていければ良いと思っています。
萩:そうですね、最後に今後どのような状態で働いていたいですか?
樋:最終的には一緒に働く方々と仲良く楽しく仕事ができていれば良いなと思っています。
彼女の思い立ったらすぐに行動する性格は仕事においても関連しており、気付きや経験から自身の考え方にブレイクダウンし、行動に反映する姿が伺えました。今後も彼女は発見や学びから吸収をして良いアウトプットをし続けることでしょう。