幼少期からコツコツと周りからの信頼を積み重ねてきました。時には失敗し、信頼を失いかけたこともあります。失敗を失敗で終わらせず、次なる一歩の糧にしてきました。
未経験で挑戦したWeb広告業界でも確実に活きているその思いと経験をインタビュー通して伺ってきました。
<インタビュワー:常世田>
八木 季央/メディアソリューション本部 運用部
新卒で銀行に入社。投資商品の営業を経て、プロダクトアウトではないインターネット広告運用に憧
2019年6月にD2C Rへ入社。 入社後から運用部へ配属され、様々な案件の広告運用を担当。 2020年10月より組織体制の変更に伴い、非ゲーム案件を中心に扱う第一運用チームへ参画。メディアプランニングから日々の運用改善提案を中心にクライアント様の広告配信の改善を行う。趣味は楽器演奏。ジャズとメタルをこよなく愛する。
目の前のことをコツコツと。
八:ちょっと緊張しちゃっていますが、よろしくお願いいたします!笑
常:ざっくばらんにお話しいただいて大丈夫なので!笑
早速ですが幼少期について教えてください。
八:おとなしくて内気な子だったかなと思っています。割と目立つことは苦手で、どちらかというと陰で何かやって褒められるほうが嬉しかったです。
父の仕事の関係で結構引っ越しが多くて。仲良くなったら引っ越しての繰り返しだったので、人付き合いが苦手になっていったんだと思います。目立つより、自分の世界で物事を進めることが多かったですね。
常:なるほど。陰で行動するタイプなんですか?
八:そうですね。褒められて、ご褒美をもらうために小テストなどの勉強をコツコツやっていました。それが積み重なった結果、物事をコツコツ進めることが苦に感じなくなったのかと思います。
常:根底には褒められたい思いがあるんですかね?
八:ありますね。目立ちたくはないんですけど、褒められたらやっぱ嬉しいみたいな。
常:その性格が就活の軸にも一部繋がっているのかなと思っていて。どういう形で就活は進められたんですか?
八:就活に関しては、人の生活を支えられるような仕事がしたいと思って活動していて、
でもよくよく考えたら多くの仕事でそれができるなと思い、いろんな会社を見ていました。
あれやこれや見たんですけど、結果的にお金の部分で人の生活を支えられたらと思い金融関係の仕事がいいなと思うようになっていて。そして銀行で働くことを決めました。
常:結果的にお金にたどり着いた理由ってありますか?
八:自分が経済学部だったので勉強した知識が使えるかもしれないと思ったからです。ただ、自分自身もまだまだ詳しくない領域でしたし、さらに知識を身に付けていければこの仕事をやってよかったって思うんじゃないかと漠然と考えていました。これからの生活でも密接に関わっていくことでもありますしね。
常:なるほど。お金の知識って大事ですよね…!
前職に決めた理由は何でした?
八:顧客第一だったことです。個人のお客さんを一番大事にしているところが良いなと思いましたね。また、銀行の常識を変えるをモットーにしていたところにも惹かれて入社を決めました。
常:「顧客第一」や「常識を変える」がキーワードな気がするのですが、そこの原体験ってありますか?
八:人を支える点にやりがいを感じていたのかなと思います。大学ではサークルの代表をやっていましたし笑
常:え!意外!
八:はい、そうなんですよ笑
サークルの代表として細かい所に目を配り、支えていきました。そうすることでみんなが楽しそうにするんですよね。それを見るのが好きで、そこに喜びを感じていましたね。
「自分が楽しく」より「みんなが楽しんでくれればいい」といった観点が顧客第一の言葉に重なるなと思います。
常:代表は自ら手をあげたんですか?
八:周りからの信頼を得られていたのか、他薦でしたね。
常:素敵…!コツコツやっていく姿勢がその信頼に繋がったのかもしれないですね。
八:かもしれないですね。笑
個人の小さなきっかけが、会社の看板を汚してしまう。
常:前職で大変だったことはありますか?
八:あるミスをしたことで大事なお客様を怒らせてしまって。その後約半年以上、その人と険悪な付き合いになってしまいました。
常:(あまり深くは聞けない内容そうだ。)そこから何か学ぶことはありましたか?
八:その当時1年目だったんですけど、「自分のミスで会社の看板を簡単に汚してしまうんだな」とすごく感じましたね。細かい作業、仕事でも会社の看板を背負っている。それを強く認識しないといけないなと思う経験でした。
常:そこから仕事に対する向き合いが明確に変わったことってありますか?
八:ミスをしない、適当な説明はしないなど基本的な事にとても気を付けるようになりました。
常:(今の仕事に活かせてそうな経験だな。)そのような経験をしつつ、全くの異業界へ転職することになったと思うのですが、どのような経緯だったのでしょう。
八:若い人への金融リテラシーを上げていきたいと思っていました。お金の知識は将来の自分を守ることになります。なので、若い人にもどんどん知ってほしいなと思うようになっていました。異動を打診したこともあるのですが、まだ早いと言われて。それなら転職してプロモーションを学べる環境にいこうと。
転職エージェントの人に相談したところWeb広告業界を提案していただいて、そこをメインで活動していきましたね。
常:そこからD2C Rに入社しWeb広告運用コンサルタントという職種にチャレンジしてきたと思うのですが、前職での経験が活きているポイントなどありますか?
八:金融の仕事ではやはり契約がかなり大事になるので、何事も細かくチェックする癖はものすごくついきました。その意識は今でも活きていますね。広告運用はクリック一つ間違えるだけでクライアントの迷惑になる可能性が高い職種なので、そこはとても意識しています。
常:(やはり活かせてる!!)「一つのミスで信頼を失ってしまう」という前職での経験が活きているんですね。
八:自分のミスで会社の看板に泥を塗りかねない経験をしたので細心の注意を払うように取り組めているかなと思います。
失敗をそのままにしない。会社全体で地力をつける。
八:D2C Rに入社して驚いたことは、そのミスを最大限防ぐためのルールが整っていることでした。あとは、トレーナー制度がありわからないことがあればすぐにトレーナーに確認できたので未経験でもどんどんチャレンジできました。1on1も毎週あって、不安な点や自分の悩みなどを上長に定期的に相談できる環境も新鮮でしたね。
常:ルールやフローなど前職とは大きく変わっていると思うのですが考え方でも変わったことありますか?
八:前職では一人で仕事を進めることが多かったので、自分で仕事をコントロールできたのですが今の仕事ではそうもいかなくて。
常:それとても苦労したんじゃないですか?
八:しましたねーこれは笑
自分だけで完結できる仕事を何年かやってきていたので、その意識を変えることは最初苦労しましたね。ただ、まだまだかもしれないですけど以前と比較するとスムーズにディレクションできるようになってきたと思います。「自分がこう伝えたら、次に相手がどう返してくるかな」とか。「イレギュラーが発生して、うまくいかなかったら、期限がギリギリになる。だからそれを想定して何をすればいいか。」など周りの人がやりやすいように先々を考えて取り組めるようになってきているかなと思っています。
あとは自分が得た知識や失敗をチームに還元しないといけないなと思うようになりました。以前は自分が知っていればいいやという考えだったんですけど、共有してチームを強くしていく意識を持てるようになったと思っています。
常:それが大事だなって思ったきっかけなどありますか?
八:自分が入社したときから、先輩方がミスでも成功体験でもすごく積極的に共有していたんですね。そういう情報は耳に残るので、結構助けられたことがあったんです。自分もいろいろな経験をしてきましたし、それを共有することで誰かを助けられるならそれはいいなと思いました。
「信頼」をキーワードに。これからも模範を目指し続ける。
常:八木さんが仕事をしている上で大事にしていることは何ですか?
八:社内外問わず相手に信頼してもらうことです。
クライアントに対してはもちろんそうなのですが、社内のメンバーに対しても強く思うようになりました。信頼があることで目の前の仕事も円滑に進みますし、改善スピードも速くなると思っているので。
常:「信頼を得るにもまずは近くの人から」と思うようになったのってなぜですか?
八:相手にフラストレーションがたまるコミュニケーションをしてしまうと円滑なコミュニケーションに繋がらないですよね。そうなるとお互いのパワーバランスもいびつになってしまって、一方から言われたことをただやるだけの関係性になってしまうと思うんです。
信頼関係を築いて対等に言い合えるようにならないと、クライアントの課題解決はできないと感じています。
常:とても大切なことだと思います…!最後に!今後の目標などありますか?
八:「あの人を参考にしたほうがいいよ」と言われるような人になりたいですね。ディレクションもスムーズだし、知識もある。チームのメンバーからもそうですが、他部署の方からもそう思われるようになりたいです。
あとマネジメントにも興味があるので、ゆくゆくはそういう仕事もできるようになれたらいいなと思います。周りから「あのチームはちゃんとできるよね。」と全員が言われるようなスキルセットが揃ったチームをつくっていきたいと密かに思っています。
失敗を限りなく少なく、コツコツと信頼を積み重ねていく。
関わるメンバーが多いからこそ大切なその姿勢を常に意識し体現しているメンバーだと感じました。
仕事に取り組むうえで基本的で大切な考え方に改めて触れる機会になり、このようなメンバーがいる会社に安心感を覚えました。