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こだわりとモラルを持った情報発信者へ。ー誰よりも伝えられる存在を目指してー

D2C Rのクリエイティブプランナーはクライアント課題を分析し、プロモーションの中核となるクリエイティブ戦略を担っています。

2018年に中途でD2C Rに入社した小嶋一穂は、情報を伝えることへの責任と情熱を持って多くの案件に取り組み、常に成長を意識してきました。今回は彼女の経験と仕事観についてご紹介します。

<インタビュアー:萩原良太>

小嶋 一穂/統合プランニング本部 クリエイティブ部
「こだわりを持った制作者の近くで働きたい」と広告代理店へ新卒で入社。広告戦略を立案するアドプランナーを経験後、バナーやランディングページの戦略設計、制作管理業務に従事。よりクリエイティブを多く制作し、自由度高く挑戦できる環境を求め2018年D2C Rに入社。趣味はフィルムカメラを片手に旅行に行くこと。

プロフェッショナルに触れる環境で感じた、自分にはない発想とこだわり。

萩:本日はよろしくお願いします。いろいろとお話を聞かせていただきます。
早速ですが、まず初めに幼少期はどんな子でしたか?

小:小さい頃は結構アクティブで、習い事を9個やっていました。かなり忙しかったです。学校から帰ってピアノ教室に行った後、水泳やクラシックバレエに行くような毎日でしたね。
親の方針で小さい頃からいろんなコミュニティーに放り込まれて。笑
自分より優れている子がいっぱいいるような環境だったので、そこで負けず嫌いの性格が培われたのかなと思います。

萩:すごい環境…!その中で特に思い出深い出来事はありますか?

小:印象的なのは劇団に所属していたときのことですかね。ミュージカルで役決めの際に即興の演技を求められることがあって。そこでの立ち回りで演技に対するこだわりや引き出しがないと役をもらうことができず、どうすれば自分を表現できるのか幼いながら考えていました。

萩:劇団にも!!笑
小さい頃からプロフェッショナルなことを求められる環境にいたんですね。

小:自分の発想にはないようなすごい演技をする子たちを見ていて、他者の思考やこだわりにだんだん興味を持つようになりました。
その後、芸術作品に関しても同じような意識をするようになって芸術系の学校に進みました。



100%は当たり前。120%を出せてはじめて、プロになる。

萩:当時の経験から学生時代の就職活動につながる部分を教えてください。

小:就活時、美術館学芸員の道と迷いながらも新しく生み出されるモノやサービス、またそれらに関わる人たちのこだわりに多く触れていきたいと思い広告業界を志すことにしました。
前職に入社を決めた理由は教育体制がしっかり整っていることと広告を通してこだわりを持った人たちと働けると思ったことです。

萩:その中で入社された前職ではどのような業務を担当していましたか?

小:入社当初はWeb広告事業の部署に配属されアドプランナーとして広告運用と営業の中間のような役割を担当していました。
その後クリエイティブプランナーになり、Webページ制作やバナーの提案を行っていました。

萩:その当時一番印象に残っているエピソードを教えてください。

小:クリエイティブプランナーとして初めてクリエイティブのラフ案を書いたときに、その案件の営業担当だった先輩から「このクリエイティブにお金払ってくださいってクライアントに言える?」と言われたことですね。
この言葉を言われるまで、自分のクリエイティブに対する責任感が薄かったと思います。
クライアントに対して「なぜこの言い回しか」「ブランドにふさわしいか」「企業理念に沿ったデザインか」などを踏まえて提案しなければならないんだと気付くきっかけになりました。

萩:新人の頃はなかなかイメージできない部分ですよね。この経験を通して学んだ事はありましたか?

小:自分自身の意識が甘かったなって思いました。笑
新卒であっても社歴が浅くてもプロでなければいけない事を学んだと思います。
「クライアントから求められていることに対して100%で応えることは当たり前で120%を出していけるのがプロ」
という文化の会社だったので、当時の自分自身がプロとしてのレベルまで達していなかったと痛感しました。

萩:自分自身のあるべき姿や求められていることに気付けた経験ですね。
その後、ご自身の意識や行動が変化したことはありましたか?

小:とにかく案件・クライアント理解を深める姿勢を強く持ちました。広告効果の数値改善はもちろんですが、それまでその企業が大事にしてきたものを心得ておかないと、納得のいくクリエイティブは作れないし、周りからの信頼を獲得はできないと思うようになりましたね。



自由度の高い環境で、将来についても考え始めた

萩:転職を考えたきっかけは何ですか?

小:前職は文化的にも業務がかなり細かく、決められたレールが敷かれている状態だったので、自分自身の成長に限界を感じていくようになったからです。「自分がどうなりたい」や「どのように成長していきたいのか」などは、聞かれることもなかったです。

萩:なるほど…。その中で転職の軸としていたことは何でしたか?

小:前職で経験を積んでいたWeb広告というスピード感の速い業界で、様々な案件で多くのこだわりに関われる環境を求めていましたね。

萩:そこは学生時代から変わらずだったんですね。
転職活動中の、D2C R の印象や入社時の決め手は何ですか?

小:面接や面談を通して、「自由に学べて、自走自責する人の背中を押してくれる文化」に魅力を感じました。また選考中に現在の上司や先輩社員との接点をいただいて、仕事に対する熱量やこだわりを聞くことができ、一緒に働きたいと思ったのが決め手ですね。

萩:選考を通してD2C Rらしさに魅力を感じていただいていたんですね。続いて、入社当時の仕事内容を教えてください。

小:割と早めに案件を任されて早々にクリエイティブのラフ案を作っていました。笑

萩:とにかくやってみようって感じだったんですね。

小:入社当初は自分自身が注力すべきだと思っていた目の前の目標に向かって、仕事に取り組むことができたかなと思います。具体的には経験のなかったアプリ案件を担当させてもらったり、クリエイターさんと直接のやり取りを通じて社内の人たちとの信頼関係を築けるように動いていました。

萩:そこはやりたいことができていたイメージですかね?

小:そうですね、前職と比べて自由度が高いと感じました。
直近では将来のことも考えるようになって自分はどのようなクリエイティブプランナーになりたいのかを自身に問うようにもなりました。

萩:大事な問いですね!

小:前職ではそう問いかけることは一切なかったのですが、D2C Rは自分のやりたいことや目指したい方向を聞いてくれて。そのために必要なことや成長する機会をくれる会社だなと思います。
直近だと自己啓発支援制度を活用して、クリエイティブディレクター向けの外部研修を受けさせてもらいました。マーケティングの上流部分やコンサルティングを学んで自分自身がどこを目指したいのか考える良い機会になりました。

萩:成長を常に意識できる環境があるのは良いですよね。
D2C R入社後、一番印象に残っていることは何ですか?

小:自分が考えたクリエイティブを見たユーザーの「この広告を見て、コンテンツのファンになった」というコメントを見たときはめちゃくちゃ嬉しかったですね!

萩:それはすごい!ガッツポーズが出る瞬間ですね。

小:クライアントのサービスで伝えたいことが自分の意図した形で伝わったとダイレクトに実感することができて、すごくやりがいを感じることができました。それからはもっとこの瞬間を増やしたいという欲も出てきましたね。
その他の経験では、クリエイティブ戦略や作成を担当した案件で、クライアントから他社と比べてD2C Rさんのクリエイティブが一番良いと お伝えいただいた時です。とても嬉しかったですね。そう言い続けてもらえるようにより一層努力していきたいです。

萩:それらの経験から今の仕事観につながることはありますか?

小:クリエイティブプランナーって情報発信者としてモラルを持って取り組まなければいけないと思うんです。その認識が強くなったかなと。前職の経験と同じく、案件理解を深める姿勢は変えず、クライアントが伝えたいことをユーザーに誤解を与えないかたちで伝えやすく届けていく必要があるなといつも考えています。
なんとなく格好良いクリエイティブをただ作るだけではなく、伝えたいことを伝えたい人に届けるためにクリエイティブプランナーは必要だと思います。



伝えたいことをわかりやすく。情報発信者としてさらなる高みを目指して。

萩:続いて、現在のミッションや課題を教えてください。

小:今まではメンバーひとりひとりが実績や信頼を獲得できていました。これからは、それをチーム全体として成し遂げていきたいです。D2C Rのクリエイティブプランナーってすごいんだというイメージをまずは社内から醸成していきたいと考えています。

萩:新卒や中途入社で社歴が浅い人も増えている中、教育面でも力を入れているとお聞きしています。

小:そうですね、チームメンバーも多くなっているので個人よりもチームの総合力を底上げしていくことに注力していますね。

萩:個人だけでなくチームの中核としてミッションに取り組んでいるんですね。
個人として今後挑戦してきたいことはありますか?

小:個人的にはクリエイティブ領域だけにとどまらない提案ができるようになることですかね。クライアント課題に対してWeb広告にとどまらない色々な手法でアプローチできるようになればいいなと思い、勉強中です。
その為、上司に相談して自分自身が経験してこなかった案件の担当をさせてもらったり、クライアントの商材コンセプトに関する提案なども担当させてもらっています。

萩:そういった機会も自ら意思を持って挑戦しているんですね。
最後に今後どのような姿になっていきたいですか?

小:情報発信者としてコンテンツを熟知し、誰よりも考え抜いた最大限の結果を一番伝わりやすいかたちで提案できるようになっていきたいです!


情報発信者としてのこだわりを持ち、探求していく姿に彼女の強さを感じました。伝えることに対しての責任感と情熱を持ちながら、クリエイティブプランナーとしてさらに領域を広げて活躍していくと思います。

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