今回は、ハステックの代表取締役の田島太郎(たじまたろう)さんにインタビューを行いました。
社会問題への挑戦や仕事の魅力など、たっぷり伺っています。
ぜひ最後までお楽しみください。
プロフィール
1986年大阪府生まれ。日本大学生産工学部卒業後、2年弱建設関係の部署で働く。「ハステックとは、従業員及び関わるすべての人々の、物心共の幸福をもって世の中に夢を与える企業である」というフィロソフィーを掲げ、お客様にメリットを与えることを追求し続ける。小学校から大学まで柔道を行っており体育会系。本拠地を渋谷に構える株式会社ハステックの代表取締役。
田島さんはどんな新人時代を過ごされたのですか?
私は留年したため、人より遅れて社会人になったのですが、同期に追いつきたい一心で一番きつい会社に就職することにしました。
それが当時数百人規模の不動産関係のベンチャーです。
同期は50人ほどいて、絶対に負けたくない一心で必死に働いていました。365日、毎日朝早くから夜遅くまで働ける環境でもあったので、1年間はひたすら「量」をこなしていました。
しかしながら、会社の成長と自身の成長との間に違和感を感じ退職。
当時、多くの経験と挑戦をさせてくれた最初の会社はいまだ大好きで、当時お世話になった社長もすごく好きで尊敬しています。
田島さんの信念と社員への想いを教えてください。
私の生き方はずっと変わらないです。正々堂々、胸を張って終われる人生ですね。
社員への想いは2つです。
1つは「市場価値の高い人間になってほしい」ということです。
1社目から転職した後に、縁あって会社を背負わなくてはいけなくなったのですが、最初は商売の根底が全くわかりませんでした。
その時にビジネスマンとして市場価値が低いことを痛感しました。
ただ仕組みの中に生きていたことを痛感し、全体像を把握し仕組みを作ることの大切さを知りました。
スタッフには市場価値の高い人間になって自分の理想を叶えて欲しいなと思います。
2つ目が「自己実現」です。
私は「自己実現とは自分の長所を生かして世の中に貢献し、自分自身が幸せになること」と定義しています。
「人はいつからでも何にでもなれる」と思っています。それと同じくらい「得意なことを生かすべきだ」とも思っています。
だからこそ、長所を活かして世の中に貢献できるような会社を作りたいと思いました。
どんな学歴、どんな人生の方でも汗水垂らせば稼ぐことのできる仕組みで、やりたいことができる会社をつくるという信念は今も変わりません。
もちろん大人ですから、やりたいことをやるにはやらなければならないこともついてきます。やりたくないこともやらなくてはいけないです。
それでも、長所を生かし、自己実現することを支援する会社であり続けたいと思っています。
会社の信念を教えてください。
ITプラットフォームを用いてとです。
大前提として、私は清掃をはじめとした「肉体労働」はすごく高貴な仕事だと思っています。
夏は暑いですし冬は寒い。感謝されることも稀ですが、なくてはならない存在ですよね。
しかし、AIの発達にみられるように、今の社会は「肉体労働を減らすため」に努力しています。
肉体労働する環境を「盛り上げよう」「改善しよう」なんて考えないような風潮です。
でも考えて欲しいのですが、いくらAIが発達しても、細かなところは人がやらなければいけないですよね。
AIがうまくいった先に、人にしかできない部分をできる人がいなくなったらどうするのでしょうか?
細かいところは人のサービスが絶対に必要です。
だからこそ私たちはテクノロジーを使って「いつでもどこでも誰にでも」働ける場所を提供しています。
今日から働けるようにwebで研修を行い、どう働けばいいかわからない人でもどうすればいいかわかるようにアプリで指示を出せるようにしました。
プラットフォームを整備し、働いてもらい、お客様には最高の品質を届ける。
汗水垂らせば稼ぐことができるのが肉体労働の強みでもあり、人間に残された最後の砦です。
肉体労働の方を活かすプラットフォームを作る。
これが私たちの信念です。
なぜ清掃に着目したのですか?
肉体労働の中でも最も誰もやりたがらない仕事の1つだからです。
日本は諸外国と比較しても特殊な文化で、特に清掃は学校現場で「道徳」として取り組まれています。
つまり掃除を「職業」だと思っていないんですね。誰でもできる仕事だと言われており、掃除にリスペクトがありません。
特に清掃という仕事は低く見積もられ、汚いものに蓋を閉めようとする人が多いです。
誰もやりたがらない。だからこそやる。
掃除は本当に奥が深いですよ。あとで魅力も語りますが、本当に素晴らしい仕事です。
また、ホウキを握ったことがない人がいないというのはメリットで、誰でも教えなくても最低限キレイを作ることができます。
今日から稼ぐことができるのが清掃です。
バイトだとしても社員だとしても、過去にどんな人生を送ってきた人でも、稼ぐことができるのが清掃なのです。
前述した肉体労働と戦うために、清掃に着目しました。
清掃で辛かったことはありますか?
衛生の仕事はコロナ時も止まらないため、「なにをしているのか」と後ろ指をさされる事が多かった点です。
介護士や看護師はライフラインとして必要だと思う方が多いですよね。
衛生も同じようにライフラインの仕事の1つなのですが、その認識がありません。
それが浸透していないので、自粛や在宅ワークを推奨されていた時に現場に行かなくてはならず、少し後ろ指をさされました。
同時に、こういった認識や社会を変えていくのが私たちの仕事だと、再度目標を明確にできました。
清掃という仕事の魅力を教えてください。
基本的には感謝されない仕事だと思って、黙々とやるのが清掃です。
しかし、清掃を続けていると稀に感謝してくださる方がいらっしゃいます。
この瞬間が最高です。このために毎日努力してるんだなと思えます。
他には、1人で動くため自分のペースで働くことができますし、自転車やバイク移動なので、いろんな場所に行くことが好きな方にも向いています。
普段行けないようなところに仕事で行く。
そして感謝される。
この2点が魅力ですね。
バイトや社員に求めるものはなんですか?
バイトは基本的に誰でも来てください。未経験はもちろん、即日稼ぎたい人や空いているタイミングで働きたい方などを受け入れる準備はできています。
社員には3点を求めます。
1つは「普通ではない未来を掴みたい人」です。
さらにそのために必要な「諦めずに全力で取り組み続けられること」「仲間に感謝することができること」。この3点ですね。
市場価値を高めて自己実現をするためにきてほしいですが、そのためにはかすり傷を負いながらも前に進んでいく精神力が必要です。
私たちはベンチャーです。目指している世界は普通の成功ではありません。誰も年収1500万円なんて目指していません。
普通では手に入れられない、誰かが思い描いた理想をつかもうとしているのが私たちです。
誰もやったことのないことで成功するには、失敗はつきものです。自分で切り拓くことに価値があります。
レールの敷かれていない道を、我先に嬉々として突き進んでいくのが面白いと思う方はぜひ、ハステックで腕を振るって欲しいですね。
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