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何者かになることを目指して、文系営業出身の中途女性がIT業界に飛び込もうとした話

新卒で就職した職種、業界、会社が自分に100%あっているとは限らない。多くの人が紆余曲折し自分の未来を模索し、ときには壁にぶつかって悩んでいるのでは。当社の中途入社社員も悩みを抱えながら、自分の活躍できる場所を探していました。彼女のストーリーが悩める皆さんの励みになりますように。

藤原さん:2023年5月に中途入社。文系学部卒、営業、事務職を経てIT業界へ。シスナビでエンジニアとして初の現場開発に着任。趣味はダンス、ゲーム、お笑い、野球観戦など。ワンピースは鼻唄のブルックが推し。好きな言葉は「死ぬ事以外かすり傷」。

私、何もないし、できないし

文系の大学に進学し、周りと同じように就活を始めたという藤原さん。社会に出るにあたって何か目標はあったのでしょうか。

「別に明確な目標はなく、周りがやっているからやるかみたいな感じでした。大学生時代にフィットネスのアルバイトをしていたので、就活もフィットネス業界を中心に受けてはいましたが、結局就職したのは当時の生活圏に一番近かった牛乳販売営業の会社。だから、職種とか働くこと自体に何か強い思いがあったかというと、全くなかったですね」

営業職としてスタートした藤原さんの社会人生活ですが順風満帆とはいかず、早いスパンで転職を重ねることになります。

「最初の職場は人間関係が良くて居心地はよかったですし、営業も数字が取れる時は取れていました。ただ、正直モチベーションが上がらないことも多くて。牛乳販売の営業は担当エリアの個人宅を回ったりホームセンターのイベントで新規のお客様を獲得したりするんですが、同じことの繰り返しが多くて飽きてしまったんです。これをずっと続けるのは辛いなと入社1年経ったくらいで思うようになり、転職を考えました。

でも転職をするにしても、私、何もないし、できないしと思って。何か確固たるものを身につけておかないとこの先大変なことになるんじゃないかと怖くなったんです。手に職をつけるなら何がいいんだろうと悩んで、YouTubeでいろんなビジネス系インフルエンサーの動画を見ました。そこでITエンジニアという職業を知って、やってみたいなと思ったんです。

私は文系だし全くプログラミングの知識もないから、どこかで勉強をしないとと思いました。でも、スクールの費用かつ、勉強期間の生活費を貯金しなければいけない。1社目のお給料では貯金はとても無理だったので1年半でそこを退職し、派遣で医療系事務に転職しました。そこで無事目標金額が貯まったので1年で退職しました」

自己投資したことで人生が変わった

エンジニアを目指す勉強期間に突入した藤原さん。独学で頑張った結果、念願のIT企業へ就職することはできたのですが…。

「あるオンラインスクールに入学して、3ヶ月間プログラミングを勉強しました。基本的にはカリキュラムに沿って独学で手を動かし、何か疑問があればいつでもメンターに質問できるという環境です。ただ、正直今振り返ると当時の勉強は技術的な意味では特に身にはなっていないかなと。オンライン講座の動画も1年経つとみられなくなってしまうので、当時何をやったかを後で振り返ることができないのも、うーん、というところですね。

でも、このオンラインスクールに入っていなければ、私はIT業界に就職することは絶対になかったので、勉強する機会があったことだけで十分だと思っています。自分の人生を変えるきっかけになるスクールでしたし、それを自分で選んで自己投資したということ、その機会自体がすごくよかったと思うんです。

就職したのはSESをやっているIT企業。業種はシスナビとすごく似ていました。面接時にエンジニアとして開発をやりたいということをかなり強く伝えており、期待して入社したんですが、いざ蓋を開けてみたらちょっとIT寄りの総務みたいな業務ばかりを振られてしまって。セキュリティソフトのアカウント設定とか、新人向けテキストの監修とか、やりたい仕事ではありませんでした。会社にも開発の仕事をやりたいと何度か伝えたんですが、その度にはぐらかされる。諦めかけていたときに、すでにシスナビで働いている人の紹介でシスナビの面接を受けることになったんです」

シスナビは自分軸を大切にして働ける

藤原さんはリファラルでシスナビの面接を受け、2023年5月から無事入社が決まります。シスナビの印象はどうだったのでしょう。

「選考では藤田社長、福田部長、島田部長と話したのですが、すごく優しそうな会社だなと。IT企業らしい会社だなとも感じました。あと、シスナビ入社の決め手として大きかったのが、リモート勤務ができたことです。私の価値観としてできるだけ家で過ごす日々の生活を確保したい、日々の生活スタイルをできるだけ変えないというのがあり、リモート勤務ならその価値観と労働を両立させられると思い、それがOKなシスナビは魅力的でした。

私は強い自分軸を持って生きているタイプなので、例えばどこの職場でも誰かについて行こうとか思うタイプではありません。人間関係は大切にしたいけれど、人にそこまで興味があるわけではない。それよりは個を尊重してくれたり、業務に集中できたり、挑戦したりすること自体が楽しいと感じるので、そういう意味でもシスナビはちょうど良く、私に合っていると感じます」

研修を経てついにエンジニアとして現場で開発をすることができた藤原さん。今どのような想いで働いているのでしょうか。

「SESの現場に入る前に社内研修でチーム開発を経験したり、受託案件の細かいタスクを振ってもらったりしました。実は研修を受けている最中に、エンジニアとしてやっていけると感じたタイミングがあったんです。具体的に何かは覚えていないのですが、小さな成功体験が研修中にたくさん積めたのかもしれません。

現在は現場で主にある官公庁の社内アプリケーションのログイン周りの開発改修を担当しています。この現場でもすごく良くしていただいて、自分に合ったペースで成長をできていると感じています。これからは今やっていることをもう少しモダンな環境や言語を使ってやってみたいなと。今がJavaやJavascript、jQueryが多いので、例えばGOとか使ってみたいです。もう少し長期的な目標としては、今はいちプログラマーですが、今後は設計書を作ったり環境構築をしたり、一つずつ段階を上げていくことも考えています」

課題解決ができるエンジニアとしてキャリアアップしていきたい

最後にエンジニアという仕事、さらにシスナビの魅力について教えてもらいました。

「私はもの作りが好きでエンジニアになったわけではないので、出来上がったものを見てテンションがすごく上がるタイプではありません。むしろ、お客様から“こういうことを実現したいんだけどどうしたらいいだろうか”と相談されて課題解決するためのロジックを考えたり、“藤原さんが開発してくれたこれが問題なく動いているよ、ありがとう”とおっしゃっていただけることにすごく喜びを感じます。開発自体というよりは何かの課題解決に関わったということが私にとって大切で、その手段としてエンジニアが私に合っていたということだと思います。

正直今でもエンジニアをやっていることを私自身不思議に感じることがあるんです。私は元々何もできない人だったので。それが今では普通に生活していたら絶対に関わることがない世界に技術職として関わることができているのは、本当に不思議だし嬉しいですね。

シスナビについては、会社とか社員といった堅い感じがあんまりないのが私の肌にあっているなと。どちらかというとサークルとか仲間という感じ。固くないからこそプライベートの話とかラフな相談がしやすいんですよね。さっき、人にあまり興味がないという話もしたんですが、むしろガチガチの組織じゃないからこそ私でも人間関係を築きやすいのかなと思います。

あと、私は今後の人生の目標として、家庭や出産育児といった普遍的なライフプランを望んでいるので、それがシスナビならできるかなと思っています。仕事も育児もバランス良く長く両立して続けていきたい。ライフステージが変わる中でもエンジニアとして堅実に働いていきたいです」


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