20年前からの想いが、実り始めました。-東 靖弘 町長のお話し-

今回、スポーツ観光おおさきの新しい仲間を募集するにあたり、大崎町に住む多様な立場の方々からお話を聞かせていただきました。今回は現・大崎町 町長 東 靖弘 (ひがし やすひろ) 町長のストーリーをお伝えします。


Q、町としてスポーツに力を入れ始めたのはいつからですか？

20年前の町長選の時からスポーツを通じたまちづくりを公約として掲げてきました。
私が公約を掲げたのは平成13年（2001年）。13年の12月に町長になりました。

「大崎スーパースタジアム構想」という構想を考えていました。県に行った際は、まず知事のところに行き、「おはようございます」と挨拶しながら、ずっとそれを繰り返しました。

懇親会があった際は、まず最初に知事のそばに行ってその話をして、そんなラブコールを自分としてはずっと諦めずに続けてきて。それが繋がったのが今の、ジャパンアスリートトレーニングセンターなんです。

実際に動き出したのは平成27年（2015）くらいからですので、計画の段階になってから4年、5年という歳月が流れてアスリートトレーニングセンターは完成しました。大きな構想を実現していくには、相応の時間が必要だという実感がございます。

2019年にジャパンアスリートトレーニングセンターが誕生し、昨年度（2022年3月）スポーツコミッション設立という状態まで到達することが出来ました。念ずれば通ずると言いますか、今まで諦めずに活動してきたことが実り始めた。という想いです。

現在のトレーニングセンターの土地は、元々、県立の有明高校があった土地です。

大崎町もこのまま少子化が進み、生徒数がどんどん減ってきて廃校になった場合、そのままここの学校はそのまま置かれてしまうけどという、そんな話もしたりして、何回か話し合ったのです。

＂ここをスポーツ施設として整備し、スポーツの拠点にしたい、そしていろいろ国内から来るような拠点を作りたい" という話を県に何度もさせてもらって、最後は同意を取り付けました。

今年（2022年）もジャパンアスリートゲームズイン大崎等を行い、陸上の桐生選手が来てくれたり、国内外のアスリートの方々が来られるようになってきました。ただ、スポーツ選手、青少年のトレーニングのために全国から来てくれるような施設に成長させていきたいという想いが自分の中にはずっとあります。

これから重要なのは、魅力を発信出来る人。

Q、どんな方に（今回の求人で）入って欲しいですか？
いろんなPRを周知しながらいろんなところに積極的に出向いていく、観光も含めてそういったことがしっかりできるような方が嬉しいです。

大崎町の魅力をどんどん発信する、来た人たちに広めていく、あるいはスポーツコミッションの事業を拡大していこうといったこともやっていくような、そういう組織を私は目指せればと思っています。

アスリートセンター以外にも、さまざまなスポーツ施設・スポーツ環境が大崎町にはあります。まさに今、野球チームが合宿に来ていますが、今後はラグビーの大会を行っていく予定です。

ラグビーの大会のきっかけは、ラグビーの選手だった方が町外から大崎町に移住されて来たことがきっかけです。もともと野球場もラグビー場も大崎町にはありません。
しかしながら、実は、大崎町生まれの野球選手が多いです。この町でさまざまなスポーツの大会や催し、取り組みが行われることをきっかけに人が集まり、スポーツを通して交流してくれる。そういう町をこれから目指していきたいと考えています。

我々ではどうしても、想いはあっても企画の仕方、発信の仕方がわかりませんでした。どんな人をどのようにどんなタイミングで呼べば良いのかその手段もわかりませんでした。自分自身もどうやればいいかと思いながら担当課に投げているという感じがあったのですが、2021年から協力していただいている会社とのご縁をきっかけにひとつずつ前に進み始めている段階です。

おかげさまで、一つの心の中の殻がポッと取れて、これからの大崎町のスポーツでのまちづくりはどんどん進んでいくという希望を持っています。

大崎町を信頼してやってきてほしいです。

Q、これから大崎町で共にまちを育てていく、盛り上げていく方へのメッセージをお願いします。

大崎町に訪れた方々に誠実に対応をしていただけるような、信頼出来る人と一緒に取り組んで行きたいです。
スポーツコミッションが出来て、新しいスタートラインに立った今年。
本当に初めての分野ですので、そんな方に来ていただき、サポートしていただき、一緒にまちを盛り上げていただきたく思います。

土壌はあります。そこをしっかりと伸ばしていただけたら嬉しいです。
大崎町を信頼してやってきてほしいです。