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手段が目的化する危険/Anna Kojima

こんにちは!
株式会社グッド・クルーの採用担当 小島です!

今日は「手段が目的化する危険」というタイトルです。
私の経験談をまるっと書こうと思っています。


私が新卒で入社をした会社を4年弱で退職した理由は、手段(やりたいこと)が目的になっていたから、です。

目次

  1. 就活時代
  2. 憧れの仕事に
  3. グッド・クルーとの出会い

就活時代

遡ること8年半前
当時の私は大学3年生!
私たちの代は12月にナビサイトオープンだったため、10月頃は友人同士で就活に対する話をすることも増えて行きました。
そんな中、私はあまり就活を重たくとらえていなくてとくに準備もしていませんでした。
11月中旬頃に「そろそろ何するか決めないとなー」と漠然に考えて、今までやってきたことや自分がやりたいことをサラーっと頭の中で整理しました。
属にいう「自己分析」たるものを実は一度もしていません。

私は7年間接客のアルバイトをしていたこともあり、人と関わることが好きだった。
仕事でも接客をやりたいなと思っていて、漠然と接客の質は上げたいなーと思っていたんですね。
接客の質を上げる=扱う商品が高価=ブライダル
私が専攻していた学科は服飾美術学科
ブライダルのドレスショップで働けば全部繋がるじゃん!!

という浅はかな方程式が私の中で出来上がりました。

そうと決まれば即実行!
ブライダル業界の会社に片っ端から応募&エントリーシートを送りました。
エントリーシートを書いているときも「私の自慢話をたくさん書けるなんて嬉しい、ハッピー」っていう感じでお気楽野郎でした。

自己分析をしていないので、もちろん就活の軸なんてありません。
片っ端から応募して選考が通った会社に行く。
特に受けている会社に対しての思い入れもなかったので、落ちたら落ちたで「あらら、縁がなかったのね」と気にしていなかったです。
私の中での就活のゴールは「ドレススタイリストになるチケットを手に入れること」この一択でした。
これが叶うならどんな会社でも良かった。
今思うと危険すぎ。当時の私こわいですw

・自分は何者なのか?
・自分は何のために就活をしているのか?
・そして自分は仕事を通して何者になりたいのか?

こんな問いを当時の私に投げかけたらおそらく何も答えられないはず。
「何言っちゃってんのよ~」って笑い飛ばされて終わりだろうなあ。

そんなこんなで、お気楽ハッピー野郎はスルリスルリと選考をくぐりぬけ
大学3年生の2月、憧れのドレススタイリストのチケットを手に入れるわけです!

・意外と就活簡単だったな~
・なりたい職種になれるわけだしこれで私の人生は成功したな~

こんなことを考えていました。
(今思うと本当になめ腐っていて説教したい!w)

その後は1年間で、タイ・アメリカ・オーストラリア・フランス・台湾・韓国と旅行に行きまくり、入社を迎えるのです。

憧れの仕事に

さあ、いよいよ入社。
憧れの仕事に就けたことがとにかく嬉しくて、研修もその後1人立ちした後もお客様の幸せのお手伝いが出来ることが幸せで、とにかく仕事に没頭していました。

担当したご新婦様や先輩方に支えられて充実した毎日を送っていたはず・・でした。
とにかく全力疾走で1年目を走り抜け、2年目も出来ることが増えて見える景色も変わってきて。楽しかった。
3年目になり、後輩育成や店舗を支える択割になっていくのですが、ふと立ち止まると「あれ、私って何でここにいるんだっけ?」という疑問が押し寄せてくるようになりました。

なんというか・・トンネルの中を走り続けてふと立ち止まったときに自分の居場所が分からない感じ。
このまま走り続けても、出口がどこにあるのか分からない。
そして外に出たときに自分がどんな姿になっているのかも分からない。
服が破けてボロボロになっているかもしれないし、綺麗な状態のままかもしれない。
自分はこの先どこに進むのだろうか?
そこでようやく、私は自分と向き合いました。

そもそも何を成し遂げたくてドレススタイリストになったのか?
自分が何者になりたくてここにいるのか?

初めて自分にこの問いかけをしましたが、当時の私はやっぱり答えられませんでした。
ドレススタイリストになることが目的になっていた。
本来であればやる仕事内容は手段でしかないはず。
ただ、その手段が目的化してしまうと、自分を見失うんだということに初めて気が付きました。
自分はやりたいことを仕事に出来て人生の成功者だと思っていたけど、人生ってそんな簡単なものではないと痛感した25歳。

その後も仕事を続けながら自分と向き合い人生の目的を考えていましたが、どうしても答えは出ませんでした。
4年目に突入したころ、このままズルズルしてはいけない!と思い、私は上司に「辞めたいです」と伝えました。

今まで自分の意志で「辞める」という決断をしたことがありませんでした。
Denny'sと居酒屋のアルバイトも卒業と同時に”辞めなければならなかった”から辞めただけで、「続けられるのに辞める」という選択をすることは私にとってすごく勇気のいることでした。

そして当時の私は弱く未熟な人間でした。
辞める理由を正直に言って、詰められたり止められたときに上手く理由を伝えられる自信がありませんでした。
そのため、”辞めても仕方がない理由”を作り上げて、「今自分が担当している全ご新郎様・ご新婦様の式が終わる10ヶ月後に辞めさせてほしい」とお願いをしむりやり納得をしてもらいました。
今振り返っても本当に最低です。
なぜ正直に伝えて向き合えなかったんだろう。
当時の自分に自信がなかったんでしょうね。
弱い弱い弱い弱い自分でした。

グッド・クルーとの出会い

自分の人生の目的を見いだせないまま前職を退職し転職活動を始めたわけですが、グッド・クルーと出会ったきっかけは友人の紹介でした。

「自分の勤めている会社を友人に紹介できるってすごいー!自分の会社に誇り持っているなんて素敵だな♪」
こんな思いでまずは会社説明会に行きました。

そこで社長から直接会社の歴史や想いを聞かせて頂いたのですが、ズドンズドン胸に刺さるものがあり、たったの1時間でグッド・クルーの大ファンになってしまいました。
何をやっているのか?という事業内容ではなく、会社が大切にしている理念や考え方に胸が震えました。
以前の就職活動では、その会社が持っている理念なんて一切気にせず、とにかく募集職種の中に「ドレススタイリストがあるか」だけが判断軸だったので、理念に共感する感覚がとても心地よかったことを覚えています。

その後、他の社員の方々とお話をする機会も頂いたのですが、みんな人生の目的を明確に持っていたんです。
「〇〇をやりたい」ではなく、「〇〇な自分になりたいから今はこの仕事をしているんだ」と話をしていました。
あくまでもやる仕事内容は手段でしかないという考え方。
まさに私には足りていない考え方だなと思い衝撃を受けました。

そして、
「私も自分のありたい姿を明確にして、そのビジョンに近付くために仕事を手段として没頭したい!」
そう思い、グッド・クルーへの入社を決めました。
その時は、自分が何の仕事をやるのか分かっていない状態でしたが、特に不安はありませんでした。
この会社でだったら、どんな役割を与えられてもいい。とにかく役割を全うしよう!そう考えていました。

そしてグッド・クルーに入社をして4年目の今。
「人間パワースポットになること」
これが私の人生の目的です。
どんな相手に対しても恥ずかしがらずに堂々と伝えることが出来ます。
また、私が大切にしている人生理念は「ポジティブ」「愛情」「信じる」
これが人生の軸になっています。

グッド・クルーの人たちと触れ合い、多くの刺激を受け、ときには真剣に真剣に向き合ってもらい、嫌になるほど自分とも向き合い、ようやく目指すべき場所が見えてきました。

ここまでくるのに長い道のりだった、、
社会に出てから7年もかかってしまいました。

でも今は自分の人生に誇りを持っています!
長い道のりだったからこそ、他の方々に伝えられることがあるはず。

今就職活動をしている方に伝えたいのです。

手段ばかりにとらわれずに、ぜひ自分の人生の目的をじっくり考えて欲しい。
そして1人で見つけられないときはいろんな人の手を借りていい。

人生の目的が見いだせたら、毎日すんごく楽しい!!^^

株式会社グッド・クルー採用担当 小島 杏奈

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