piece for youの廣安です!
今回の記事は、piece for youの事業の1つである就労継続支援B型事業所での新しい取り組みを公開させていただきます!!
そもそも就労継続支援B型事業所とは??
そもそも就労継続支援B型事業所をご存じない方も多くいらっしゃる方もおられると思いますので、ご説明させていただきます。
就労継続支援B型事業所を一言でまとめると、「障害や病気によって、一般就労が困難な方々が働く機会を提供する場所」です。
実は、全国に約1万2497箇所(2019年時点)あります。
施設によって特色は異なり、1つの施設が1つの会社として、自社の事業や委託された仕事の売り上げを働いておられる当事者の方のお給料として支払うという仕組みです。
単純な内職仕事をやるイメージがあると思われますが、お洒落なカフェを運営する施設もあれば、動画編集やアプリ開発の仕事をされる施設もあり、様々です。
最近では、キングコング西野亮廣さんの「えんとつ町のプぺル」のトイレットペーパーの紙巻作業を福祉施設に依頼したことが話題になりました。
ダイバーシティやSDGsの考えが広まりつつある中で、企業と障害者施設が繋がる機会は今後加速すると、弊社は考えています。
なぜカンボジアの胡椒とコラボなのか?
今回、カンボジアの胡椒とご縁を繋いでいただいた後藤勇太さん。
後藤さんは、「世界の村で発見!こんなところに日本人」にも出演されたことがあるカンボジアで孤児院を運営されている方です。
今までも、孤児院の子供たちが作ったアクセサリーが日本で売れた際の配送業務を委託していただいておりました。
今回、新しいカンボジアの胡椒の話にはコロナの影響がありました。コロナの影響で、農家さんの収入が約10分の1になってしまっているようで、カンボジア農家のためにという想いでのフェアトレード商品として、カンボジアの最高級の胡椒を日本で販売されることになりました。
piece for youとして何をしていくか?
今回のコラボ内容としては、「輸入された胡椒の詰め替え・配送作業」になります。
こちらを弊社で働いていただいている当事者の方々に行って行きます。
弊社の役割としては、商品のクオリティを落とさずに当事者の方々が作業ができる環境整備を行うことが中心になります。
環境整備のために、マニュアル・動画・チェックシートなど様々な活用方法がありますが、「この方はどんなやり方が合うだろうな」と考えながら、手法を検討します。
また、カンボジアの農家さんと後藤さんと当事者の方が「三方よし」となる単価設定を考えていくこともスタッフとして重要な視点になります。
どんな意義があるのか?
piece for youの事業として、この取り組みにはどんな価値があるのか?
それは、当事者の活躍・成長と働き手を必要としている企業等を繋げることです。
当事者目線では、社会経験が乏しい中で遠い国との接点を持てることと誰かの役に立つ役割を担えることが人生の充実に生かされます。
企業等の目線では、働き手が不足している際にアウトソーシング先の選択肢の一つであり、「最初は懸念していたり、可哀想だからでスタートしてが、実際始まってみるとビジネスパートナーとして考えている」と話してくださる企業が多いです。
社会的な目線では、ダイバーシティ・SDGsの考えとして多様な人々が社会参画し、多様な人が受け入れられる社会に向けた取り組みであると考えております。
弊社では、このように企業等との業務委託を中心に行い、約30社と提携しております。
これからも当事者の方・企業や地域にとって価値ある仕事の創出をしていきます!