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理想の暮らしはしようとしてできるものではない

やりたいことのために目先のやりたいことに目をつぶる

理想の仕事や暮らし方というのは、いつかある時「あ、できているんだな」と気づく日が来る、そんな感じだと思うのです。急に取り繕ってできた変化や形というものは、結果としては目に見えてわかりやすいものですが続かなかったり、後々で大きく負担になることも多いと思うのです。

なので、今回の募集は、すぐに仕事も暮らしもガラッと変えたい、すぐに何かを実現したいと思う方には、向かない仕事なのかもしれません。もしかしたら3年くらいは試行錯誤と紆余曲折の期間と思ってもらうのがちょうど良いのかもしれません。

やりたいことを仕事にしよう!と言いつつも逆のことを言いますが、やりたいことのために、やらねばいけないことが理解できること。やりたいことのためにはたくさんの小さなやりたいことに目をつぶれること。これが大切なように感じています。

私たちのやりたかったことは「自然豊かな沖縄で子育てをしたい」ということでした。そのために沖縄に移住してきたのです。沖縄に移住したからといってその場で暮らしが変わるわけではありませんし、理想の暮らしなんてすぐに手に入るものではありません。

一番の近道は、当たり前かもしれないけど、その他の目の前のやりたいことを全部後回しにして、そのためにやらねばいけないこと、変えねばならないことを歯を食いしばってやっていくことなのかもしれません。

だから、そんな私たちも、理想を求めて始めたことなのにこれ?という日々を繰り返し、やってきてよかったと本当に思えるようになったのは宿を初めて6〜7年、沖縄に移住してからは10年経った頃からでした。子育てもしながらだったので仕事に時間を割くことができず余計にこんなに時間がかかってしまったのかもしれません。

自分たちがやりたかった子どもとの時間を大切にする伸び伸びとした子育てを時間をかけて取り組んだからこそ、たくさん犠牲にしたものもあるけど、見えてきたものもあって、今があるのだと思うのです。

ようやく幼児期のような子育てに振り回される感じもなくなり、今まで、少々子育ての方にウェイトを置いてきたのを、徐々に仕事の方にウェイトを移すことができるようになってきたのです。そして、これまでやりたくても我慢してきたようなことや温めてきたことを、例えば今回の法人化や社員の募集などもそう、少しづつやり始められる土台ができたのかなと思えるようになったところです。

本当にやりたいことのために、いかに目先のやりたいことに目をつぶるか、ができる方。
私たちと一緒に理想の暮らしや働き方を作り上げていきませんか?

合同会社ひとつやどおきなわでは一緒に働く仲間を募集しています
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