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「会社沿革」で分かるムスびVol.7

Vol.7 コロナ禍突入(2020年1月~2021年6月)

皆さんこんにちは、このシリーズでは、ムスびが今までどの様な沿革を経て今に至るのかを、代表の水口に質問形式で当時の事を振り返って頂き、なぜその答えで進んだのか。なぜそう考えたのか。等々思いや考え方について余す事なく皆さんにお伝えしていければと考えています。

コンセプトは「どうせ働くならもっと有意義に、楽しく、充実感を持って働きたい。」です!

このシリーズを通して、少しでも弊社を気になったり、質問したいなと思って頂ければ嬉しく思います。

という事で、本日は少し時を遡りVol.7 コロナ禍突入(2020年1月~2021年6月)について質問していきたいと思います。


2019年12月、中国武漢市で1例目が確認されてからわずか数カ月の間にパンデミックと言われる世界的な流行となりました。日本では2020年1月頃より瞬く間に感染が広がっていきました。経営者目線として怖かった事、対策を講じた事など当時の社内の事を教えて下さい。


正直未知の領域だったので怖いも何も感じなかったのを覚えています。
また、私は経営者としても未熟でこのような経験もゼロだったので、このパンデミックが弊社に及ぼす影響を想像できませんでした。

ただ考えたことと言えば、売り上げの100%が貿易だから海外のお客様からの発注が止まるかも。とだけ考え、いかにこのパンデミックの後にお客様たちが戻って来てくれるか。そして大変になるのは我々だけではない。むしろ海外の小売店の方が大変かもしれない。なんとか全員で乗り切らないと。と考えていました。

また、これはただのラッキーなのですが、弊社はアメリカの小売り会社と協力し、EC販売にも力を入れています。
まさかこのような事態に陥ると考えてのリスクヘッジでの卸売りとネット販売ではなく、ただ単純に卸と小売り両方をリスク分散として進めていただけなのですが、これが結果的に物凄い効果を得る事となりました。

冒頭で述べました海外小売店はやはり予想通りほとんど全ての出荷が止まってしまいました。
ロックダウンにより皆様店を開けられない状況となったのです。
しかし、これと反比例して、我々のネット販売に火が付いたのです。

売上は怖くなるほど増え、最終的にはネット販売の部門で前年対比200%を超えました。
特別先読みして難を逃れたわけではなく、色々なリスクヘッジを行っていたことで結果事なきを得たのです。


当時日本で流行となる前に取引先の北米やヨーロッパで爆発的な流行となりました。ムスびのお客様も軒並み発注や発送が止まりました。そんな中売上の見込みが立たない状況下にも関わらず、大量のお菓子やカップ麺などをお客様に送ったと伺いましたが、なぜそのような事をしたのでしょうか?


これは色々な理由があるのですが、
・まず前提として弊社は卸売り業者であり、優れた日本製品を多種多様に仕入れる事が可能であること。
・その中には食品やカップヌードル、お菓子等も含まれていること。
・幸いにも日本では食料品不足のニュースはなく、メーカー様の欠品の連絡等もなかったこと
・そして何より、海外は日本よりもはるかに厳しい処置(ロックダウン、自宅から出てはいけない)を講じたことにより、お客様が買い物に出られない。出られても買い占めが起きていると考えたこと。

などから、売り上げの見込み等考える間もなく、世界中のお客様たちに無償で勝手に、邪魔になるほどの大きな段ボール満タンにしてお送りしました。

今まで沢山買って頂いて大きなショップになったお客様。
店舗を何店舗も構えるまで成長したお客様。
現地で日本のお菓子を販売しているお店といえば○○!とまで言われる程になったお客様。
様々なお客様から沢山購入して頂いており、ここまでムスびを成長させてくれた皆様へのほんのわずかな恩返しと考え、何も考える間もなく行動しておりました。

結果すごく喜んで頂き、案の定買い占め騒動により食料品が手に入らない事態になっていた。助かった。の声を頂き、皆様と同様に我々も同様に喜んだことを覚えています。

※箱の形が変わるほどぱんぱんに詰められているのが分かりますか?笑



率直に、テレワークについてどう考えていますか?

これを言うと応募が減ってしまうかもしれませんが。。。
この質問をされると言う事は、その答えでもいいと人事も考えての質問であると認識し率直な意見を。

2020年と2021年はテレワークを取り入れ、実際にテレワークと通常勤務を繰り返したことで得られた感想ですが、正直私はあまり推奨はしておりません。
普段の何気ない会話や雑談から面白いビジネスは沢山生まれます。
それは全員が集まってのミーティングや、ましてやオンラインでのミーティングでは絶対に生まれてこない突拍子もないアイディアです。

特にオンラインミーティングでは無駄話をほとんどしない為、あくまで決められた路線に沿っての会話がメインとなってしまい、正直つまらない内容がほとんどになりがちです。
また、これは不思議な物で、あらたまってさあ新しいアイディアについて話しましょう!となると全く出てこない物が、何気ない会話からあれよあれよと大変おもしろいアイディアが生まれだす事が非常に沢山あるのです。

このチャンスを無駄にしたくない為、できるだけ出社してのお仕事をお願いしております。


※こういう悪ふざけも出社ならでは?!


●最後に●

長い文章をお読みいただきありがとうございました。
次回は過渡期をお伝えしていきます。
では次回も楽しみにお待ち頂ければと思います!

株式会社ムスびでは一緒に働く仲間を募集しています

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