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【CTOインタビュー】麻雀にハマり2留した京大生が上場企業のテックリードを経験したのちに一人目エンジニアとしてスタートアップに参画したワケ

こんにちは!株式会社LOOV の採用担当です。
本日は、LOOVのCTOを務める笠井さんにこれまでのキャリアやプロダクトについてお話を聞きました!

こちらの経営陣インタビュー
https://www.wantedly.com/companies/company_4585614/post_articles/505795)

ではお聞きできなかった部分についてもお話しいただきました。

エクサウィザーズでテックリードを務めたこともある彼が一人目エンジニアとしてスタートアップにジョインすることとなった経緯や、過去にプロ雀士を目指したこともあるという意外な一面に迫ります!

<笠井 美弦>
京都大学工学部情報学科を2016年に卒業後、新卒として株式会社イノベーションに入社し、スクラムマスター、EMなどを経験し組織設計について学ぶ。
エンジニア組織の価値を最大化するためには自身も深い技術的理解が必要であると感じ、技術力を鍛え直すため転職し、スタートアップ2社で4つの新規事業のテックリードを務める。
2023年4月より、株式会社LOOVの取締役CTOに就任。



ーー笠井さんの学生時代〜これまでのキャリアについて教えてください!

今も月に2-3回は麻雀をしているくらいに麻雀が大好きなのですが、大学時代は麻雀にのめり込んで留年するような学生でした。

「俺は麻雀で食べていく!大学は中退してやる!」と本気で思っていましたね(笑)
結局は周囲のすすめもあり就活をしたのですが、説明会に足を運んでも魅力に感じるのはベンチャー企業でした。

新卒で入社したのはマーケティング支援事業を行う株式会社イノベーションで、LOOV代表の内田とはこの会社で出会いました。
実は就活の時点でエンジニアになりたいと強く思っていたわけではなかったんです。
当時のイノベーションは職種別採用などはなく、総合職としての採用でしたので、入社後にエンジニアになることが決まりました。
当時は大学でエンジニアリングの知識や経験はほとんどない状態でした。

配属希望を出す際に「強いて言うならば、エンジニア→営業→人事の順番に興味があるな」と何気なく思ったところから僕のエンジニアとしてのキャリアはスタートしています。
それからはエンジニアとして、いくつかのスタートアップで働いていました。

LOOVの前職であるエクサウィザーズではそれぞれフェーズの異なる3つのプロダクトに携わっていて、主にプロジェクトテックリードを担当していました。

一方で、その期間中もずっと心の中には、いつか「一人目エンジニア」として創業期のスタートアップにジョインしてみたいという思いがずっとありました。
というのも、組織構築に元々興味があり、ゼロから立ち上げをしてみたかったんです。

自分が組織マネージャーであれば、これらの文化をどのようにオリエンテートするか、どのように深化させるかに苦心するわけですが、すでにある程度「組織」ができあがったところには、それぞれ多種多様な独自の文化や規律が存在していますよね。
文化を深化させるための新しい施策立案も、すでにある規律に強く制限を受け、また自分の思考自体も文化に強く影響を受けてしまい、なかなか最初に思っていたようには進まないと思います。

このような強い力をもった「文化」や「規律」がどのようにして生まれていくのか、生まれていく過程に自分がどのように影響を及ぼせるのか、そういったことにも興味がありました。

そのタイミングはエクサウィザーズで育休をとっている時に突然やってきました。

ちょうど新卒時代の上司であった内田さんから「最近起業したからプロダクト開発を手伝って欲しい」と連絡が来たんです。そこからLOOVに携わることになり、2023年の4月から正式にCTOとなりました。


(左が笠井さん、右が代表の内田さん)


ーー笠井さんから見た内田さんはどんな方ですか?

内田さんは論理的でありつつもウェットな人間的部分も持っている人です。

新卒の時に内田さんは僕の上司だったのですが、かなり論理的に会話をされるので当時はうまく話をコントロールされて都合よく操られてるんじゃないかと不安になることもあったぐらいです(笑)
しかし、今となっては相手のことについてよく聞き、理解し、その上で慎重に言葉を選んで段階的に論理的に考えを伝えようとする非常に誠実な人だと感じます。

結構僕と似ている部分があるなと感じていて、そういった面でも仕事はやりやすいです。


ーーCTOとして今後はどんな開発チームを構築していきたいですか?

働き方に関してですが、僕はフルリモートで育児をしながら柔軟に仕事をしているので、現時点でも介護や育児などの家庭の事情がある方も働きやすい環境だと自信をもって言えます。
今は一人で開発をしているので、10時に始業をしてからはお昼休憩などを挟みつつ、ひたすら開発をしていて、ビジネスサイドのメンバーとのMTGも週に2〜3時間に収まるようにしています。

メンバーが増えても、分からないことがあったらすぐにSlackや通話でクイックに質問して問題を解消できるような心理的安全性の高いチームを目指し、当面は定例のMTGなどはできるだけ設けないようにしようと思っています

次に将来の体制についてですが、開発チームは、PdM・デザイナー・QAも含めて8人を上限とする少数チーム構成を採用したいです。
チームごとの管轄スコープで企画・開発・デプロイまでを完結して意思決定できるようにし、開発速度にこだわりたいです。

また、開発速度だけでなく品質にも強い責任をもち、品質を担保するための工数は信頼を以て獲得するようなチームが理想だと思っています。



ーーLOOVというプロダクトの面白さを教えてください

フロントエンド / バックエンド / インフラ (IaC) の全て領域でプログラミング言語として Typescript を採用していることだと思います。

採用理由は、開発者の言語スイッチングコストを下げ、言語エコシステムの発展へのキャッチアップ工数を下げ、経験者採用コストを下げるためです。
Javascriptという言語への賛否は承知しつつも、Typescriptはそれらの使いづらさをかなりのレベルでカバーするように発展してきています。
並行処理についてもシンプルに記述することが可能であり、CPUバウンドな処理が限定的な(あるいはCPUバウンドな処理のみ別サービスへ切り出すことが可能な)モダンWebアプリケーションの開発には十二分な安定性と実用性を備えていると考えています。


ーーどんなエンジニアの方と一緒に働きたいですか?

プロダクト開発に強い責任感をもちながらも楽しんで開発に当たれる方と働きたいですね。
責任感というと、プロダクトへの強い共感であったり、チームへの強い愛着を一緒に求められることも多いと思いますが、僕はそういった副次的な責任感である必要はないと思っています。
「それが仕事だから」という理由で黙々と責任を果たし、寡黙で必要以上に馴れ合わないタイプでも構わないと思っています。

チームとしての開発速度が最大となるようにコミュニケーションをとり、チームの生み出すコードの品質を担保し続け、不具合が発生すれば最大限迅速に対応に努め、チームとしてのアウトプットが最大化するように自分にできることを全てやりきる。
これらのことに責任感をもって(あるいは当たり前のことだと思って)取り組み、また楽しんで行える方と働きたいです。

以上となります!!
少しでも共感していただいた方はぜひカジュアルにお話ししましょう!

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