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「においの世界へようこそ!」 ⑯『においセンシングシステム』と『においプラットフォーム』

ストーリー「においの世界へようこそ!」 ⑩においの活用 @品質管理/生産管理で、

品質管理/生産管理におけるにおいセンシングデバイスによるにおいの情報取得とAIを用いたレボーンのソリューションについてお伝えしてきました。
この記事を読まれた方からいただいたご質問。今回はこのご質問にこたえたいと思います。

お客様のお困りごとに対して、どんなツールを使ってそれを解決するのかは理解したが、それって他のにおいセンサーを販売している会社と何が違うの?

そう。ここにはレボーン独自のにおいセンシングシステムの理論が存在するのです。

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『においセンシングシステム』および,その中核となる『においプラットフォーム』の概要

(レボーンの提供するソリューションは、様々な分野が存在しているのですが、今回は、食品・飲料・化粧品等の品質管理・保証で活用されるソリューションに絞ってお話しします)

食品・飲料・化粧品等の品質管理・保証では、においは大きな役割を持っています。

 ・異常検知機能 :においの異常を検知する
 ・識別機能    :素材のにおいを識別,分類する
 ・官能評価機能 :製品や半製品の官能評価をおこなう


現在、多くの企業ではこの役目をヒトが実施していているのが現状。
例えば,工場では、原材料品を受け入れる際、原材料品が使っていいものかの判定(受け入れ材料品合否判定MI: Incoming Material Inspection)はを行っているのですが、特に、天然物原材料の仕入れの際には,産出国等の気候変動やその国の状況により、いつも通りの品質や量が担保できないことも。

そこで必要になるのが代替品であるが、この代替品決定がとても難しい。
天然物は香気成分が複雑で分析機器での判断がむずかしいため、使用可否判定に必要な分類機能は複数の熟練者によるヒトによる官能評価に頼っているのだとか。

その他にも、製造工程や最終製品の品質管理では、原料の取違い防止、様々な原料の配合比確認、加熱処理などの処理がまちがっていないか、そして最終的な製品がちゃんと作れているか等もヒトによる官能評価に頼らざるを得ないのが現状なのです。


そんな中、このヒトによる官能評価の実施を継続するには少し課題があります。

・専門家の育成・技術伝承: 官能検査員/評価パネルの育成コスト、継続的な後継者の育成
・安定性:         検査員の体調による評価の誤差、評価実施者の心労ストレス
・データの蓄積・指標化:  経年での定量的なデータを残すことができない
     (去年と今年のデータを比較できない)、感覚頼りのため、指標化・基準化が難しい

現状では、においの活用が期待されているその役目を満たすためには、においの複雑な成分構成を正確に捉え、それを人間の嗅覚と同等に評価することが必要となっています。


これを、レボーンでは、現在の品質管理・保証におけるにおいセンシング技術の向上に必要な要素に整理しました。
『においセンシングシステム』に必要な要素は以下の通りです。

1)     においセンシングデバイスを通じての安定的なデータ取得
2)     得られたデータの解釈のためのAIモデルとわかりやすい結果出力のためのユーザーインターフェース(UI)を有する『においのプラットフォーム』の構築

  <においのセンシングシステムによる人の作業の代替>

この図の説明を少し。

においの情報は、においセンシングデバイスを通じて入力されます。
安定的なデータ取得のためには、においの計測方法も状況に応じて、変更しなくてはならず、測定対象に応じた個々の対応が必要

中核ある『においプラットフォーム』はクラウド上に設置されています。
取り込まれたにおい情報を顧客ごとに一元的に管理できるデータベース(DB)と、その情報を異常検知/識別/官能評価などの目的のために活用できるアプリケーションプログラムが存在します。

さらに予測精度を上げるためには、『においのプラットフォーム』の外部からの”高精度の教師値の提供”、つまり、適切なヒト官能評価情報も加えAIに学習させる必要があります。
“高精度の教師値”を作っているのがレボーンのにおいの専門家たち。レボーン先生もその一人です。


このようにレボーンのソリューションでは、

『においセンシングデバイスによるにおいの情報取得 と AIを用いた』

という表面的な提供内容の裏に、
レボーン独自の『においセンシングシステム』を構成しているさまざまな機能が存在している

それだからこそ、
他社に真似できないソリューションの提供につながっている。

わけです。


以上、
今日は、ちょっと真面目な小難しい話をしてしまいました。
レボーン独自の『においセンシングシステム』があることが、他社には真似できないサービスにつながっているんだってことを知っていただけたら嬉しいです💛


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これからもレボーンは、においに関する新しい価値を創造し、皆さんの生活を豊かにするお手伝いをしていきます。今後の展開にご期待ください!

REVORN 公式サイト https://www.revorn.co.jp/



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