- プロダクトマネージャー
- フロントエンドエンジニア
- カスタマーサポートリーダー
- 他26件の職種
- 開発
- ビジネス
- その他
ソフトバンク・ビジョン・ファンドをはじめ国内外から資金調達を実施し、競合のスタートアップ企業を買収、アジアや北米といった海外への進出など、挑戦を続ける株式会社SODA。
成長著しい会社を支えるStoreチームのマネージャーを務める中山氏にインタビュー。Storeチームの今後のビジョンと可能性、そして店舗を拡大していくうえでどのような人材と働いていきたいか?について話を聞いた。
ファッションにハマった小学生がアパレル業界に入るまで
—中山さんはSODAに入社するまでファッション業界一筋とのことですが、スニーカーやファッションへの興味はいつ頃から持っていたんですか?
中山:小学校5〜6年生くらいの時、エアマックス95がとても流行っていて、それを見てスニーカーやファッションに興味を持ち始め、小学生の頃から、洋服は自分で選んで買っていたという記憶がありますね。
ただ、その時はまだファッション系の仕事を意識してはいませんでした。
—高校卒業後に有名百貨店に就職したと聞きました。進む道が具体的になったのはいつ頃なのでしょう?
中山:高校生の頃です。本当は、文化服装学院などの専門学校に進学も考えていて、体験入学に行ったこともあります。でも、色々と考えた結果「働いたほうが早いんじゃないか」という結論に至りまして。高校を卒業して某百貨店に入社しました。
—そこではどのような仕事に携わっていたのですか?
中山:紳士売り場を担当していました。でも、この百貨店は約半年で退職しているんです。百貨店に入っているテナントやブランドで働いている人を見ていくうちに、僕もブランドで直接働きたいと思い転職することにしました。
—そこから、いわゆるアパレル企業と呼ばれるところに就職したんですね。
中山:まだ18歳だったので、「とりあえず色々な場所で経験を積もう」と思い、しっかりと働ける、そして様々な経験が詰める、という2つを軸に仕事先を選んでいました。高校を卒業してから20年近く働いてきて、そのうちの10年間はアパレル販売員としてのキャリアですね。
—SODAに入社する前は計5社のアパレル企業で働いていたということですが、前職ではどのような仕事をしていましたか?
中山:小さなレディースブランドの会社で、営業部長的な仕事として営業、販売マネージャー、MD、店舗開発などさまざまなことをやっていました。
「Storeを広げていきたい」のビジョンに賛同しSODAに入社
—前職では多岐にわたる仕事をしてご活躍していたと思いますが、どのような経緯でSODAと出会ったのですか?
中山:入社は転職エージェント経由でしたが、先ほどもお話したように僕はスニーカー好きなので、普通にスニダンのユーザーだったんです。なので、お声がけ頂いた時はシンプルに「面白そうだな」と思いました。
—入社の一番の決め手は?
中山:スニダンはアプリが中心のサービスで、当時は1店舗目の原宿Storeが開店したというタイミングでした。面接で「これからStoreをどんどん広げていきたい」といったビジョンを話してもらって、これまで僕がやってきた仕事の経験とマッチしそうだな思いました。また、ずっとアパレル業界で育ってきたこともあり、違う業界に入ってたくさんの刺激をもらいたかったですし、この会社でなら新しいことを学べそうだなと感じたことが決め手でしたね。そして、エリアマネージャーとして入社し、新店舗の物件探しから入点人数カウントのシステム導入、POPUPイベントの企画・運営など幅広く経験を積んできました。
—とはいえ、異業界への転職です。入社時に不安はありませんでしたか?
中山:SODAはスピード感があり、先ほども言った通りアプリがメインのIT企業です。原宿Storeしかなかった時代だったので、「方針が変わってStoreがなくなってしまわないか?」という不安が入社当初にはありました。ただ、それがあったからこそ入社してから常に危機感を持って仕事ができましたね。Storeチーム、そして僕自身が会社から必要とされる存在であり続けなければ……という気持ちで働いていたら、いつの間にか店舗数も伸び、今のように拡大していった感じです。
—これまではアパレル業界のみの経験と話していましたが、IT企業に来て変化や戸惑いの部分はどうですか?
中山:今まで、メンズ・レディースファッションと幅広く経験してきて、仕事は「需要と供給」でしかないということに行きついたんです。この需要と供給をものすごく体現しているのがSODAだと感じていますが、僕の結論として、前職と扱う商材は変われどやることは変わらないということ。なので、そこの部分での戸惑いとかはあまりなかったです。
お客様に来てもらえる場所を増やしていきたい
—エリアマネージャーとして入社された中山さんですが、今年の11月にStoreマネージャーに昇格し、トレカショップを含む計5店舗(2023年12月現在)を管理しています。働き方に何か変化はありましたか?
中山:基本的には以前と変わりませんね。まず、エリアマネージャーとして入社した時はStoreチームが1人とか2人しかいなかったこともあり、肩書きで仕事をするのではなく、Storeのことは何でもやっていました。「Storeをグロースさせるためにはどうしたらいいのか?」を常に考えながら業務に取り組んだ結果、今は本社に6〜7名、各店舗に10名から20名ほどのスタッフがいるチームに広げていくことができたんです。Storeマネージャーになってからは、以前より他部署との連携を強化する意識は強くなりましたが、「Storeをグロースさせていく」という基本的な部分は変わっていません。
—やはり、今後の目標は店舗数の拡大ですね。
中山:今、出店計画を見直している最中ですが、今の倍くらいの店舗数にしていきたいです。現在、スニダンのスニーカー販売店は国内で3店舗ありますが、徐々に、店舗でも「スニーカーを買うならスニダン」と思ってくれている人も増えてきたような気がします。Storeには平日・休日問わず大変多くのお客様が来店されます。だからこそ、やっぱりお客様に来てもらえる場所をもっと増やしていきたいです。そして、お店に来てくれるお客様の期待を裏切らず、今よりも満足してもらえるようにしたい。なので、店舗拡大はもちろんですけど、各Storeでのサービスクオリティの平均化も大切になってきます。後は、トレーディングカードのお店も増やしていきたいですね。これから新しいお店を作っていく中で、新しい店長やスタッフがどんどん生まれていく組織になれば嬉しいですね。
—そのためには、今後Storeで働いてくれる人を更に増やしていかなければならないはずです。中山さんはどのような人と一緒に働きたいと思っていますか?
中山:Storeチームでいうと、今後は部署自体が一つの会社くらいの「柱」として成り立たせていきたいと考えています。簡単に言えば成長意欲のある方になりますが、現状維持ではなく自分の成長を会社の成長につなげて仕事をできる方が、お互いにとって良いと思っています。
「トレカ店舗はやらない」発言から感じたSODAの魅力とStoreチームの可能性
—スピード感のある会社だからこそ、成長意欲はより大切になってきますよね。
中山:これは僕の面接時のエピソードなんですが、その頃会社はまだ、本格的にトレーディングカード市場に参入していなかったんです。なので僕が「トレカショップはやらないんですか?」と聞いたら「やらないです」と。でも、今やっています。「やってるやん(笑)」とは思いつつ、SODAは常にトライアンドエラーを繰り返し、変化と成長をしていく会社のため、「これだけをしたい」「こうあるべき」といった考えよりも「今のマーケットではこれが求められている」「次はこれをやってみよう」と、会社とともに自分もアップデートできる方ならマッチしやすいと感じます。とはいえ、例えば「スニダンの〇〇店のファンだからここで働きたい」といった方も、もちろん大歓迎です。ご自身が何に魅力を感じてここで働きたいと思ったのか?それを体現しながら仕事をしてくれれば、活躍していただけるのではないでしょうか。
—変化に富んだ環境で働けるのは魅力的ですが、Storeチームで働くと、今後どのようなキャリアを歩んでいけるものなのでしょうか?
中山:Store自体ができてまだ2年というところなので、具体的にどのようなキャリアを積めるか前例はそこまでありませんが、今のところ、店長からMD職に異動した社員もいます。先ほど話した需要と供給と一緒で、会社が求める人材になればいくらでも可能性のある環境なのではないかと思っていて、まずは求められた役割・業務・ミッションに対し、常に成果を出し続けることが重要と考えております。その方次第ではありますが、自分の仕事+αという考え方で仕事に取り組むことが可能で、そこからチャンスが生まれやすい職場だと思います。
—Storeの販売員からスタートして、その後キャリアを歩む中で大切な行動指針があれば教えてください。
中山:販売スタッフは、お客様と接する機会が当然多いです。お客様の情報を一番持っている存在だと言えるでしょう。お客様が何を欲しているのか、そして街のトレンドなどをいち早くインプット可能な環境だと思うんです。それを、アウトプットとして自分のお店で反映できるようになっていくと、自ずと商品の仕入れや商品展開を決めるMDのポジションに繋がるのではないかと考えます。また、街でこういうイベントが流行っているといった情報をインプットして、実際に「こういうイベントをやりたい」と提案できる方は、店舗企画・PRといったイベント寄りの仕事に近づいていく。販売スタッフをやりながらビジネスの流れを掴める人ならばエリアマネージャーにキャリアアップもできますし、可能性は無限ですね。エリアマネージャーに関しては、自分の経験からすると、営業・スーパーバイザー・MD経験者は特に適性があるのではないかと思っています。また、どのポジションにも言えることですが、やはり販売経験は大切です。大なり小なりではありますが、Storeチームは販売スタッフ経験者が多い。働いていく上で、販売スタッフの考え方が役に立つ機会も少なくありません。
各スタッフに合わせたマネジメントを心がける
—中山さんはStoreマネージャーになられたわけですが、現場スタッフとのコミュニケーションは密に取っているんですか?
中山:マネジメントをする立場としては、全部署共通で基本的には上長と定期的に1on1で仕事の話をする機会を設けていますが、直接現場の上司に言いにくいことがあったりする場合は僕が聞くということもあります。その際に心がけているのが、伝えるよりも耳を傾けること。「現場スタッフが何をしたいのか?何を思っているのか?」を丁寧に聞くことを心がけています。実際、チャットツールのSlackで「話を聞いてほしい」とスタッフから僕宛にDMが届くケースもあり、その都度対応しています。どうやったらお店が成長できるか?お客様に喜んでもらえるか?そして売上に貢献できるのか?が重要なので、それを軸にした悩み相談はいつでも歓迎です。
—上長にいつでも相談ができる、働きやすい環境が整っているわけですね。
中山:僕は性格上、あまり悩まないんですが、その理由はたくさんの会社で仕事を経験したり、色々な人たちを見てきて、様々な面で物知りだからだと自己分析しています。他人の成功や失敗だったりを多く見てきたからこそ、そこをいいとこどりして、各スタッフに合ったマネジメントに活かしているつもりです。
—確かに中山さんと一緒に仕事をしていて、メンバーが目立つ立ち回りと言いますか、メンバーの活躍の舞台を用意しているように見えます。
中山:僕もちゃんと仕事はしていますが(笑)。理想は、自分が何もしなくてもみんなが動いていける組織になること。それこそ、IPOを目指すにあたってやはり店舗の拡大は必須です。Store単独でいくら売り上げようと目標設定をして、それを達成することで企業価値に繋がっていく。そのために、各スタッフが自ら考えて動いてくれることが大切になってきます。
—アプリが主流のスニダンでも、Storeがやっていくことは多岐にわたる。
中山:その場で商品を見て、触れて、持って帰れるということはStoreの強みだと思っていて、お客様自身の目で見て購入できるというのが大きな特徴です。実際、スニダンのアプリを見て来店されたお客様から「サイズ感が不安だったけどこれでばっちりです」と言われたりすることもあり、実店舗ならではのやりがいを感じる瞬間です。実際に自分の目で見たいと来店される方も少なくなく、これはStoreの需要の一つで存在意義なのではないかと僕は考えています。
—お客様の声を直接聞けるのは実店舗ならではのものですね。
中山:でも、理想はスニダンを知っているけど使ったことがないという方、またはそもそもスニダンを知らないという方をお店経由で獲得して、アプリを使うようになってくれたらという意識を持ってやっています。Storeのファンだとしても、そこだけのお客様ではなく、スニダンのお客様として考えるということがStore運営の役割なのかなと思います。
会社のオフェンスとして楽しめる人材に来てもらいたい
—最後に、Storeチームの一番のやりがいを教えてください。
中山:SODAという変化の大きな会社で、Storeはサッカーでいうオフェンス部分を担っていると思っています。会社が何か方針を打ち出した際、常に先頭にいられるポジションです。この先頭という点は部署全体でも特に意識していて、今後はそれを武器に前を向いてやっていき続けたい。ですので、「そういった最前線で働きたい!」と希望を持つ方ならば、すごくやりがいを感じられるのではないでしょうか。