- プロダクトマネージャー
- フロントエンドエンジニア
- 商品登録/データ入力
- 他26件の職種
- 開発
- ビジネス
- その他
ソフトバンク・ビジョン・ファンドをはじめ国内外から資金調達を実施し、競合のスタートアップ企業を買収、アジアや北米といった海外への進出など、挑戦を続ける株式会社SODA。
スニダンの根幹とも言える商品登録チームでリーダーを務める今野氏にインタビュー。
「欲しいモノが必ずある」「欲しいモノと出会える」サービスを目指すSODAになくてはならない商品登録作業。働く上でのやりがいやチームを指揮する中で心がけていること、そして、どのような人材と働いていきたいか、話を聞いた。
編集・記者、コピーライターから商品登録チームのリーダーに
—日々、スニダン内で膨大な数の商品を登録されている今野さんですが、元々は編集・記者やコピーライターとしてのキャリアをお持ちだったと聞いています。
今野:大学を卒業後、大手スポーツ紙に就職したのがキャリアのスタートになりますね。そこでは、編集・記者として競馬やボートレースなどの公営競技、芸能の記事を担当していて、すごくやりがいのある仕事でした。
—その新聞社では何年ほど仕事をしていたのですか?
今野:約3年間勤めた頃、家庭の事情で実家に帰ることになり退職し、地元企業に就職しました。その後、やはり「東京に戻ってきたいな」という気持ちを抱き、再度上京してマーケティング企業に就職しました。
—マーケティング企業ではどんなお仕事を担当していたのでしょう。
今野:情報商材のコピーライターをやっていましたね。その後、約2年前にSODAに編集者として入社することになります。
—当時、SODAの編集者はどのような仕事をしていたのですか?
今野:当時のメディアチームに社員は在籍しておらず、僕が1人目の正社員だったんですよ。まだ業務環境が整っていない中、他のメンバーがやっていたライティングや商品登録、SNSの運用などから業務を覚えていった形です。
—未完成のチームで働くのは大変だったのではないでしょうか。
今野:仕事を覚えたらまた新しい作業をやっていくという感じで、当時のほぼすべての仕事に関わっていましたね。
—そこから、編集者としての実務も増えていった。
今野:そうですね。スニダン内に掲載する記事を制作するチームを統括していて、記事の最終確認や校正といった業務を一人で担っていました。実は、商品登録チームのリーダーに就任したのは1か月くらい前のことなんですよ。
—つい最近のことなんですね。スニダンの商品登録チームは現在、どのような仕事をしているのでしょう?
今野:その名の通り商品登録をしています。スニダンというサービスは、私たちが商品登録をしなければ、お客様はアイテムの売買ができません。そのため、サービスを運営する上でとても重要な役割を果たしている部署であり業務だと考えています。買いたい商品や売りたい商品のページが常にあって、欲しいモノと出会える。そんな状態を目指し、日々業務に励んでいます。
商品登録をしていて感じるやりがいとは
—商品登録はどういった流れで行っていくものなのでしょうか?
今野:メディアの記事制作チーム、鑑定チームからの依頼もあれば、お客様から「この商品を登録してほしい」と言われることもあります。また、商品登録チームでも自発的に、商品を見つけて登録することも少なくありません。
—つまり、最新アイテムや話題の商品の情報を常にインプットしていく必要があるということですか。
今野:そうですね。常に最新の情報を追っかけているという感覚を持っています。
—正しい商品情報をミスなく登録していくという、イメージを持っていたのですが、それだけで務まる仕事ではなさそうですね。
今野:僕はこの仕事がすごく楽しいと感じていて、理由はスポーツ新聞社にいた頃と近い業務であるという点です。最新の情報って、待っていても絶対に来ないものなんです。新聞社で働いていた時の「最新の情報を追いかけている」という部分が、今の仕事では「最新のトレンドや新商品の情報」にあたります。
—業務でトレンドに触れ続けられる仕事は、すごく魅力的に映ります。
今野:自らキャッチアップする過程の中で特に感じるのは、自分自身にもその情報が蓄積されていくということですね。例えば、業務で調べていた商品を、実際に着用している人が街にいたりします。この仕事をしていると、その際にパッと、すぐにアイテム名や詳細まで頭に思い浮かぶんです。この時は、「仕事で培ったものが身に付いている」と実感できて楽しいです。それと同時に「もしかしてスニダンを使ってくれたのかな」などという想像も膨らんじゃったりします。「自分がやった仕事を利用してくれている人がいるかもしれない」っていうのは、やりがいに直結すると思うんですよ。そして、やはり自分の「好き」に触れ続けられる仕事は本当に楽しい。僕自身、服は好きなのでこうした環境に働きがいを感じますし、自分の「好き」が世の中のトレンドになる可能性だってあると思います。
—他社と比較してアイテム数の多いスニダンだからこそ感じることのできるやりがいかもしれませんね。
今野:商品登録の仕事は、自社ブランドのアイテムを登録していくのが普通だと思います。でも、スニダンでは定番はもちろん、レアなアイテムもすべて揃っていて、ブランドをたくさん集約している。スニダンの強みは、他では手に入りづらいレアなアイテムが揃っていることだと思います。そして「それがスニダンなら手に入る」というイメージが浸透していて、多くのお客様に利用していただいているのも強みの一つです。日本中のレアなアイテムが集まっている状態は、他企業ではなかなかないことだと感じます。また、そのような状態が作り上げられていることで「アイテムの相場や価格推移」を一目で知ることができるのは、この会社にしかない大きな魅力なのではないでしょうか。
—「スニダンなら手に入る」というイメージが浸透している点は、SODAのプロダクトビジョンである「欲しい(HYPE)なモノが必ずある」「欲しい(HYPE)なモノと出会える」と繋がっているかもしれません。
今野:はい。商品登録の作業は、スニダンで取り扱っているカテゴリに日常的に興味がある方にすごく向いている仕事で、スニーカー、ストリートブランドやトレカなど、自分が関心のある分野のアイテムと仕事で関われるというのは、その人にとっても大きなモチベーションに繋がると思っているんです。結果、先ほど話したように自分の好きが誰かの好きにリンクする瞬間はあるはずです。業務の中で、各々の「好き」に触れ続けることができ、お持ちの知識をどんどん活かしていく。それが、プロダクトビジョンである「欲しい(HYPE)なモノが必ずある」「欲しい(HYPE)なモノと出会える」という「お客様のため」に繋がる環境だと感じます。
変化の多い組織で意識するコミュニケーション方法
—そうした楽しさの一方で、登録するアイテム数が多いと業務自体の苦労も増えてくると思います。
今野:この仕事はマニュアル通りにやればOKな部分と、システムが関係して発生するイレギュラーケースも毎日頻繁に起こります。そうした際に、コミュニケーションをとり、問題を解決するためにチーム全体で力を合わせて業務を進めます。
—分からないことは「個人ではなくチームで」の意識ですね。
今野:商品登録チームで活躍する方のスキルの話にも繋がりますが、コミュ二ケーション能力は必要になってきますね。例えば、他社で商品登録部門を担っていて力のある方も、個人だけでやるのではなく、ご自身の力をチームに落とし込むことが求められると思います。後は、スピード感が早い会社なので、スピードを意識して問題を解決できる方と、それに耐えられる方ならば大きな苦労は感じないのではないでしょうか。僕も分からないことはよくあり、そういう際はチームに助けてもらっていますよ。
—そうした変化のある環境の中で、リーダーとしてマネジメントで大変さを感じたりはしませんか?
今野:現在、採用を積極的に行っていて、実際に新しい仲間を多く迎えている最中ですが、今のところ大変な点はありません。SODAはサービスの特性上もあってか「ファッションやカードなど好きなことがある人がたくさん集まっている会社」で、働く人たちは“好きなもの、こと”で繋れます。なので、自然と話が合いやすいというか、仕事の延長でプライベートの会話ができるため、特別何か時間を作るわけでなく、距離が近いからこそ普段からコミュニケーションが取れていて、マネジメントをやっているという意識はないんです。もちろん、今後は定期的に1on1をする回数も増やしていかないといけないとは感じていますが、距離が遠い関係のままでは深い話はできません。だからこそ、普段から距離を縮めておく意識を持っていて、それと苦労が結びつくことはないですね。
—日頃から近い距離でのコミュニケーションを心がけている。
今野:僕自身、どのメンバーにも同じように接しています。働く上で、僕が一番大切にしているのは、「感謝の気持ちを持つこと」です。賃金が発生している以上は仕事なので、こなしてもらって当然という部分はありますが、一人の人間として感謝の気持ちがないと絶対にダメだと思っています。直接お礼を言ったり、言わなかったりとコミュニケーションを取る中で違いはあるにせよ、心では常に感謝を忘れずに働いています。
—感謝の気持ちを持つ以外に意識、実践されていることはありますか?
今野:後は、入社初日に僕が5〜6時間、マンツーマンでPCのセットアップ関連やオンボーディング、こういう会社で、こういったチームがあるなど、SODAのことを一通り教えています。
—入社初日からしっかりとコミュニケーションを取っているんですね!
今野:なぜそれをやるのかというと、最初が大事だからです。入社してくる時って、めちゃくちゃ緊張するものじゃないですか。僕も転職経験があるし、その気持ちがすごく分かるからこそ、「最初が肝心」という意識を持っています。入社初日で、会社とチームのイメージが決まると思っているので、「しっかりとやってくれる会社なんだ」と安心してもらいたい。だから、そこに取る時間は惜しみません。
社会人1年目で教わった理想の大人像とは
—商品登録チームは離職率が低く、アルバイトからの社員登用も多い。実は、新しく入社されたスタッフから「今野さんが丁寧に仕事を教えてくれるので順調に仕事を覚えられています」という話を聞きました。これは、今野さんが人と接する際に取る工夫が身を結んでいるのかもしれません。
今野:そうだと嬉しいですけど(笑)。今僕が持っている意識の原点は、社会人1年目のスポーツ新聞社時代に得たものなんですよ。当時、ほとんどが40代50代の年上の方と働いていましたが、本当に全員が全員、尊敬できる方でした。皆さん気配りができて、一切傲慢さがない。社員同士みんな仲が良く、社員一丸で仕事をする、まさにSODAのバリュー「One Team」でした。当時、僕は20代前半と若かったですけど、「こういう仕事ができる環境っていいな」と感じ、実際に自分が仕事をする環境を作れる立場になったら、「自分の下で働く人たちにもそうしてあげたい」と強く思いました。そして「こういう大人になろう」と決めた瞬間でもありました。だからこそ、今の僕があるのかもしれないんです。
—すごくいいお話ですね。
今野:それが実践できているのかは分かりませんけど、「One Team」を目指し、チームのみんながより働きやすい環境を作ることはずっと心がけています。
—そうした教えから、今野さんは働きやすさを作ることを意識されていて、チームメンバーは精神的に楽に働けているのではないでしょうか。
今野:精神的サポートはもちろん、チーム自体、業務量は多いですが残業も少なく、プライベートの時間も大切にできる環境です。リーダーの僕でも残って仕事をすることはあまりありません。最近は、仕事が終わって自宅に帰ってから、アニメ『進撃の巨人』を観たりしています(笑)。
スニダンの認知度を上げるために。商品登録チームの持つ野望
—そんな商品登録チームのリーダーである今野さんが、今後目指す野望を教えてください。
今野:スニダンの知名度をより全国区にすることです。誰もが知るサービスになる=お客様が増える。つまり、スニダン内でアイテムの売買をできる商品が多くなるということで、それには商品登録チームの存在が欠かせません。そのために、鑑定部署やCS部署と密にコミュニケーションを取っていき、スニダンが扱えるブランドやアイテムをもっともっと増やしていく必要があります。とにかく商品数を増やすことが、会社を大きくするために必要不可欠なミッションであることは明確です。商品登録チームで働くと、会社の成長をダイレクトに感じることができ、今後やりがいは更に上がっていくと思っています。
—そのためには、今よりもさらに人材が必要になってきます。
今野:会社の成長に伴って、チームの人数も今より数倍規模のチームになる予定です。サービスとしての根幹を担っている以上、欠かすことができないかつ拡大しなければならない業務のため、これから働く方にはこの業界における専門的な知識がより求められてくると思います。今は、スニーカー、ストリートブランド、ハイブランド、トレーディングカードとカテゴリ別にリーダーを立てていますが、登録する商品が増加することで、リーダーのポジションを担う人材が非常に重要になる。そのため、他社での商品登録やマネジメント経験者、カテゴリに特化した知識や「好き」があり、課題点や新たな改善点を見出して行動に移せる能力のある方などが来てくれると嬉しいですね。そして、先ほどもお話しした通り、チームで協力できる方。誤った情報で商品を登録してしまうとお客様に迷惑がかかってしまうので、自分の仕事に責任感を持って臨める方が望ましいです。ちなみに、アルバイトから「社員になりたい」と思ってくださっている方には積極的に仕事を振り分けたり、全力でサポートすることを心がけています。業務に携われば携わるほどカテゴリ毎の知識は深まると思いますので、安心して飛び込んできてもらいたいです。
—商品登録チームに所属する場合、SODAのミッションバリューへの共感も特に大切になりそうですね。
今野:お客様の大半が欲しいアイテムはもちろんですが、「誰かが欲しい物」まで網羅することで、結果的にSODAの「世界中が熱狂する次のマーケットプレイス」を作ることに繋がります。お話ししたように、「このアイテムを登録してほしい」といった要望があるなど、このチームは、「お客様の欲しいを叶える」という入口作りを担う、お客様にとても近いポジションにいます。繰り返しにはなりますが、僕たちが頑張ればスニダンを使ってくれる方が増える。シンプルながらもすごく大きなやりがいを秘めたポジションだからこそ、ミッションバリューへの共感はお持ち頂きたいですね。一緒に働き、SODAとスニダンを大きくしていきましょう!