野村ホールディングス|デジタル・カンパニー(キャリア採用)
野村ホールディングス デジタル・カンパニー(キャリア採用)
https://www.nomura.co.jp/fic/recruit/
野村ホールディングスのデジタル・カンパニーは、2022年4月に新しく設立された部門横断の社内カンパニーです。デジタルを活用した金融サービスで豊かな社会の創造を目指し、様々なプロジェクトを行っています。ともに金融業界に変革をもたらす仲間を募集中です。※原則として野村證券が採用し、野村ホールディングスの兼務・出向となります。
2013年4月、野村證券に入社し、川崎、なんば両支店で営業を経験。法人、法人オーナーへの相続・事業承継の提案に力を入れ、「相続診断士」・「事業承継・M&Aエキスパート」・「M&Aシニアエキスパート」の資格を取得した。2020年4月に未来共創推進部に異動し、カンパニーの全体管理、資産管理アプリ「OneStock」の企画・B2B統括などに従事。現在は資産運用アプリ「NOMURA」で企画補佐、資産情報メッセージアプリ「Follow UP」(サービス終了)にてPMを務め、法務・コンプラ統制チームの統括も担当。京都生まれ金沢育ち、大阪大学経済学部卒。趣味はバスケ、愛車MAZDA RX-8でのドライブ。
デジタル・カンパニーではこれまで、資産管理アプリ「OneStock」、投資情報アプリ「FINTOS!」、資産運用アプリ「NOMURA」、資産情報メッセージアプリ「Follow UP」という4つのアプリを開発、運用してきました。今、NOMURAアプリに機能を統合し、リニューアルしようとしています。今後は、NOMURAアプリを起点とした新しいビジネスモデルの構築が加速するでしょう。私は現在、NOMURAアプリのプロダクトオーナー補佐を務めています。
学生時代から金融コンサルティングに関心があり、新卒で野村證券に入社しました。支店ではパートナー(営業)として、お客様のお金にまつわる悩みを解決すべく、資産運用を提案することにやりがいを感じていました。
お客様に富裕層や経営者が多かったこともあり、相続や事業承継の提案に積極的に取り組みました。より専門的な提案をするため、「相続診断士」「事業承継・M&Aエキスパート」「M&Aシニアエキスパート」などの資格も取得しました。
資格があれば十分というわけではありませんでした。証券会社の営業に全資産を明らかにしてくれるお客様は多くないため、様々な角度から提案を考えなければいけません。もやもやしていた時、尊敬する先輩に「一つの分野でトップになり、1万人に1人の実力を身に付けることはもちろん大事。でも、ある分野では100人に1人の力でも、異なる分野でも100人に1人の力を付け、二つの力を掛け合わせれば1万人に1人の人材になれる」と言われました。営業のスキルに掛け合わせられる新しい分野で経験を積みたいと、本社への異動を希望しました。
そのころ、本社に未来共創カンパニー(現在のデジタル・カンパニー)という部署が新設されました。全社横断でDXを推進する、様々なスキルを持ったDX人材をキャリア採用する、という情報を聞き、「これまでの金融機関では得られなかった経験が積めるかもしれない」と惹かれました。半年後に偶然にも異動が決まり、運命を感じました。
カンパニー全体の戦略の企画・立案業務などを経て、2021年4月からOneStockの法人事業の立ち上げ、NOMURAアプリのサービス企画などを経験し、2022年10月からFollow UPのプロジェクトマネージャー兼プロダクトオーナーを担当しました。(Follow UPはサービス終了し、NOMURAアプリに統合)
資産情報メッセージアプリ「Follow UP」は顧客満足度調査の分析結果から誕生したアプリです。「(売買後の)アフターフォローが足りていない」「損失リスク発生時に迅速な連絡がほしい」などのお客様の意見を受け、企画が始まりました。
アプリでは保有銘柄や日経平均株価の急変動、相場変動シグナル、保有銘柄の決算発表日、投資信託の分配金など、保有資産に関係する情報をカード形式でお知らせしました。さらに、投資信託の月次運用レポートの発行を通知したり、週末には保有資産の一週間の値動きまとめてお送りしたりと、まさに“資産運用の味方”になるようなサービスを目指しました。
この本質を見失わずに開発を進め、お客様のニーズをデジタルでサポートするアプリを世に出せたと自負しています。
アプリストアのコメントや、コールセンターへの問い合わせ内容では、アプリに関する否定的な意見はほとんどなく、営業現場のパートナーからも「もっとこんな機能を追加してほしい」などの要望も多く寄せられました。おおむね、高評価をいただいたのではないかと感じています。
野村證券のお客様は、一人ひとりに寄り添った担当者がいて「かゆいところに手が届く」からこそ、当社を使い続けてくださっていると感じています。当然、デジタルでも同じレベルの体験が提供できる、もっと言えば、対面のサービスより素早く、多くの方の“かゆみ”を解消するものであるべきです。
もちろん、全てがデジタルで完結できるわけではありません。大切な資産に関する複雑な相談はパートナーでないと受けられませんし、富裕層領域のビジネスなどでは、対人サービスが中心となって推進されるべきです。一方で、金融商品の売買、保有資産に関する事務的、定型的な連絡などは一定、デジタル上でお届けできるでしょう。
あくまでお客様目線でのサービス開発を追求し、お客様の利便性を向上させた結果として必要とされるアプリができ、それに付随してパートナーの事務負担が減るのがデジタルサービス開発の理想の形です。事務負担が減る分、パートナーは資産運用に関わるより専門的な情報提供や相続の相談などより高度な金融コンサルに近い仕事ができるのではないでしょうか。
個人的な夢としては、デジタル施策をもっと進め、AIコンシェルジュのようなサービスが提供できたらと思っています。一例で言えば、確定申告の時期が近付くとAIコンシェルジュが必要な書類を事前に教えてくれ、デジタル上で届けられた書類を保存しておいてくれるというようなもの。アプリが先回りしてお客様のニーズに応え、もっと快適に資産形成ができるような世界を目指したいですね。
リニューアルするNOMURAアプリは、お客様の資産運用をトータルサポートできるようなデジタルサービスを目指し、開発を進めています。その中で、Follow UPは10月末にサービスを終了し、フォロー機能はNOMURAアプリに統合されました。
NOMURAアプリは、資産の現状把握、投資に関する情報収集、証券取引、保有資産のフォローまでをワンストップで行うことを目指しています。私が支店にいたころ、お客様との非対面のやり取りは基本的に電話のみでした。
お客様には年齢層が高い方も多いのですが、ここ数年でアプリやオンラインサービスを使ってくださる方が増えたと実感します。スマホで簡単に、いつでも投資情報の収集や保有資産の確認ができることが、お客様の安心感や信頼感につながると考えています。
これまではITベンダーとともにアプリ開発を行ってきましたが、今後は開発、改善のスピードをさらに加速するため、エンジニアチームの内製化を進めます。
野村證券は証券業界のリーディングカンパニーです。強固な顧客基盤とパートナーが長年培ってきた知見、膨大な取引データがあるので、何がお客様に喜ばれるのかを本気で考え、真に有意義なプロダクトを目指すことができます。
金融業界のデジタル化が急速に進む中で、多様なデジタルサービスを取り揃えることはもちろん、当社だけの尖った強み、特長を作っていくことが必要です。常に新たなアイディアが求められ、金融業界以外での経験も重宝されます。
また、少なからず金融の知識が身につくことも利点です。お金の知識は生涯の武器となります。資産運用をするかしないかは個人の判断ですが、その判断材料としての金融知識が習得できることは、業務の範囲を超えたベネフィットになるでしょう。
将来的に業界のスタンダードとなるサービスを作りたい、真にお客様の人生に役立つプロダクトに関わりたい、という思いを持つ方と一緒にアプリ開発ができたらと思います。
デジタル・カンパニーでは上記以外にも様々な職種でキャリア採用を行っています。新しい挑戦をぜひ一緒に進めていきましょう。