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―コーポラティブハウスとは
コーポラティブハウスとは、“家を買いたい人が、みんなで住みたいように建てる家”です。
私たちのメイン事業であるコーポラティブハウスについて、はじめて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本日はこの場を借りて簡単にご紹介したいと思います。
コーポラティブハウスは、従来の分譲マンションの利便性などの魅力と、注文一戸建てのこだわりを両立できる、新しい形の住宅といえます。
普通は不動産ディベロッパーが土地の取得や建設計画、発注などを一括して行います。
そのうえで「こういうマンション買いませんか?」と販売されます。
それに対してコーポラティブハウスは、先に購入希望者で建設組合を組織して、その後自分たちで設計や土地取得を行います。
このような点で、“家を買う“のではなく”家をつくる“仕組みといえるのです。
―メリットは
思い通りのすまい設計(自由設計)
間取りに合わせて住まうのではなく、ライフスタイルに合わせて間取りをデザインする。本来、あたりまえの事ですが、日本の住宅ではなかなか実現できていないのが現状です。コーポラティブハウスでは、間取りだけでなく、床や壁の仕上げ、キッチンや浴室などの仕様、さらには窓の形や開閉方法も、好みに応じて計画出来ます。自分たちならでは、の空間を実現できます。
住まう人がつながるしくみ
最初に住まう人々が集まり、共に住宅を建てると言う同じ目的で建物完成までの間を過ごす為、自然と親近感がわき、入居する時には、どの部屋にどの様な家族が住んでいるか分かった状態で住み始められます。入居者同士の顔が見えている安心感。それがコーポラティブハウスならでは、の自然で良好な住民間コミュニティです。また、自分たちで造った建物、という意識も自然と醸成されるので、建物を大切にする意識が育ち、入居後の管理面でもメリットがあるようです。
―事例紹介
弊社HPから一部抜粋して、実際にコーポラティブハウスに住まわれている方のインタビューをご紹介します。
過去17軒の家の成功と失敗点を全て生かした終の住まい
「あらゆる形態の家から得たノウハウをやり尽くしました」
Hさんのご主人様は、転勤族だったご両親と住んでいた頃に9回、大学進学以降自分の意志で8回もの引っ越しを経験。
一戸建て住宅はもちろんのこと、寮生活、ルームシェア、ワンルーム、中古マンションのフルリフォーム、賃貸および分譲マンションと、ほとんどあらゆる種類の住居に住んできたといいます。
「祖父が大工で、現場を見るのが面白かった」(ご主人様)体験からか、ご自身も建築好きになり、結婚して中古マンションをフルリフォームした頃から、間仕切りや照明のアイディアを出すなど、本格的に自分の家を住みやすくアレンジするようになったそうです。
その後お子さんが生まれ、もう少し都心近くに広い家を持ちたいと、分譲のデザイナーズマンションに引っ越し。ここは新築のタウンハウスで、内部を多少アレンジできたそうですが、デザインされ過ぎていて、収納スペースも少なく、いざ生活し始めるとモノが外に出てしまうなど、「タテマエの家だったので、次にチャンスがあるならホンネとタテマエを両立させた家をつくりたいと思いました」(ご主人様)
そして、ご長男の小学校の都合で次は取り急ぎ世田谷区代田の賃貸マンションに引っ越し。しかしそこは、約80㎡の今のコーポラティブハウスより広かったわりに、以前の家で使っていたモノが微妙に収まらず、1部屋が完全にクロゼット状態になるなど使いにくく、早く引っ越しをしたかったのだそうです。
羽根木の森との出会いは、そのマンション暮らしの時でした。「羽根木の森の一角にあるパン屋さんに来て、こんな森があるんだ、とびっくりして。何だかここだけマイナスイオンがあるような感じで」(奥様)
そこで羽根木の森をネットで検索すると、偶然コプラスがコーポラティブハウスを募集していたため、話を聞いてみることにしたのだとか。
「あらためて場所を見に来たら、住まいのイメージが湧いて。せっかくこのシチュエーションを気に入って決めたのだから、思い切って道路から離れた、森を感じられる一番奥の最上階しかないと思い申し込みました」(ご主人様)
こうして羽根木の森で、Hさんの生涯で18軒目の家づくりが始まったのです。
南側の森の景色を最大限に取り入れたかったため、天井から床まで、全面窓に。網入りガラスは選ばず、複層の耐熱強化ガラスをオーダーした。
設計の小さな工夫が暮らしを美しく便利に
子供室は共用廊下側なので、目線や風通しが細かくコントロールできる様、4分割の窓を設けています。また、転倒が心配なので天井に突っ張るタイプの本棚を入れたかったため、模様替えも考慮して、天井に補強を入れています。こうした補強は後からだとなかなかやりにくいため、あらかじめこうした工事ができる点が、コーポラティブハウスのよさだとご主人様は言います。
お子さんにも家づくりに参加して欲しかったため、ご長男自ら壁紙と窓を選んだ。
そして、設計で最優先したのはもちろん、羽根木の森の景色を最大限に取り入れること。リビングダイニングを全面窓にして、しかも結露や熱、騒音を防止するために、複層の耐熱強化ガラスを採用。
「この窓は家の魅力のポイントとなりましたが、値段もポイントでした(笑)」とご主人様が言う通り、搬入費の見積りも相当高額だったのだとか。そこでご主人様は、既に建てる前から知り合いになった同じフロアの住人、Nさんと相談。結果、Nさんと同じ日にサッシを搬入し、費用を軽減してもらえることになったのだそうです。こうしたことができるのも、コーポラティブハウスのメリットでしょう。
また、このリビングは、東側の一角を間仕切りして個室として使えるように、収納式の引戸が備えられています。遠方に住むご夫妻それぞれのご両親が泊りに来る際に重宝しているそうです。
リビングの東側のスペースは、来客が宿泊できるよう、間仕切りを備えてある。
コミュニティについてご主人様に聞いてみると、次のような意見をもらいました。
「一言でいうと、ほどよい距離感だと思います。建てる前から顔を合わせて、飲む機会があると、お互い和みますよね。屋上にコプラスさんが丸太の椅子を置いてくれたので、ビールを持って上がって行くと、先客がいて一緒に飲んだり。前に中古マンションに住んでいた時には戸数が多かったので、すれ違ってもお互い住人なのか不審者なのか(笑)わからなくて、誰なのかなぁっていう感じでしたから、全然違いますね」