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スタートアップの挑戦を支えるのに欠かせないsmartround。バックオフィスの業務を効率化し、必要なデータを管理(PIVOT株式会社 國森 理恵さん、喜多 康貴さん)

※記載の状況は取材当時(2023年9月12日)のものです。

PIVOT株式会社について

📌 「日本をPIVOTする」をミッションに掲げ、ビジネス映像メディア「PIVOT」を運営。熱量のあるコンテンツを作り、日本の社会、企業、個人を支援している。2021年6月にNewsPicks初代編集長の佐々木紀彦によって創業し、2023年8月にシリーズA資金調達を行なった。
公式ページ:https://pivot.inc/
smartroundページ:https://www.smartround.com/public/startups/pivot

國森 理恵さんプロフィール

📌 コネクトチームのオペレーショナル・エクセレンスとして2022年4月に参画。現在は主に総務・労務・情報システムを担当。派遣でアパレル、医療、玩具、ITなど20年以上さまざまな業界で秘書・総務をはじめとした事務職でオールラウンダーのバックオフィスとしてキャリアを積み、現職。

喜多 康貴さんプロフィール

📌 コネクトチームの経営企画マネージャーとして2023年7月に参画。日立製作所にて社会インフラ事業の原価計算、業績管理、決算・監査業務など経理財務を経験。その後、Amazonにおいてファイナンスマネージャーとして経営企画・ファイナンス業務を担当し、KPI・業績管理や投資判断を通じて事業を推進。

サマリー

  • 株主総会smartroundで電子化を実現。株主とバックオフィス双方の負担を大幅に削減し、スタートアップのスピード感に伴走
  • 資本政策表の整備もスマートラウンドが肩代わり。リソースを最適化して業務を効率化
  • 成長著しいスタートアップだからこそ、資金調達やその先を見据えたデータの管理が重要に

破竹の勢いで成長するメディアで、少数精鋭のバックオフィスとしての新しい挑戦を。

早速ですが、事業内容をお聞かせください。

喜多 康貴さん(以下、喜多):PIVOTは「日本をPIVOTする」というミッションを抱えて、NewsPicks Studiosの元CEOである佐々木が2021年6月に立ち上げた映像メディアです。

創業から2年経ち、YouTubeのチャンネル登録者数も100万人を突破し、今一番勢いがあるビジネスメディアと言ってもいいのではないかなと思っております。


一部のメンバーからはサッカーメディアではないかとも言われていますよね(笑)

國森 理恵さん(以下、國森):創業者の佐々木が、かなりのサッカー好きなのですが、その影響ですね(笑)それも含め、創業者の色が出ているのがPIVOTの特徴です。

この半年、海外の日本人選手たちも見てくださってるというような話も聞こえてくるようになり、広く知られるようになってきていると強く感じています。


喜多:会社としてはコンテンツの制作や広告、経営のプロを集めて、少数精鋭でより良いものを作っていこうという雰囲気がありますね。

現在、役員含め26名のメンバーが在籍しており、ちょうど最近、シリーズAで13億円の資金調達を行ったところです。


組織体制やミッションについて教えてください。

國森:組織としては、コネクトチームという名称で、いわゆるコーポレート部門の業務を担当しています。

PIVOTのメンバーや社外のステークホルダーを、事業の垣根を超えて繋ぐ、コネクトするという意味を込めてチーム名に掲げております。

2021年6月にPIVOTに関わるようになってから、HR領域以外の部分を担当し、会社の基盤を作ってきました。事業規模の拡大に伴い2023年の7月に経営企画として喜多が参画し、役割を分けました。

3名のチームで、喜多が経営企画、財務系。私が総務、労務、情報システム周りを担当しています。プラス、経理1名という構成です。

いわゆる一人バックオフィスだったんですね。当時と今と比較して、どのような課題感がありましたか。

國森:当初はメンバーが少ない状態でどこまで戦っていけるかという課題がありましたが、私や会社にとって、ある種のチャレンジでもありました。

ありがたいことに、入社時には顧問としての弁護士や会計士によるバックアップ体制が整っていたので、私自身は士業のメンバーがやらないところを全部やる、というスタンスで、今の体制を作ってきました。

喜多:今後は國森が築き上げてきた土台の上で、プラットフォームをさらに加速させていくところがミッションだと感じています。予実やストックオプションの管理は今後更なる強化が必要になってくるので、力を合わせて進めていきたいですね。

コネクトチームの國森さん(写真左)と喜多さん(写真右)


電子化で株主とバックオフィス双方の負担を大幅に削減し、スタートアップのスピード感に伴走できるSaaS

導入のきっかけはなんだったのでしょうか。

國森:VCから紹介いただき、創業者の佐々木から薦められる形で、2年ほど前に株主総会から使い始めました。note株主総会マニュアルにスタートアップがやらなくてはいけないことや知っておいた方がいいことがまとまっていたので、学びながら使い始めました。


実際に使ってみていかがでしたか。

國森:紙で集めなくてもいい、紛失がない、紙が溜まっていかない、というまさにスタートアップに必要不可欠なDXツールですよね。

株主に説明した際も、こんなSaaSがあるんだね、と喜んで触ってもらえたことが印象的で、今でもよく覚えています。

実際、どこを見ればいいのかシステム上でも一目で分かりますし、回答のハードルも下がったので、以前より株主からの返送も早くなり、リマインドも減らせました。


株主の中には、世界各国を飛び回っていて、どこに書類を送れば届くか分からないという方もいらっしゃるので、オンラインで送付できるのは本当にありがたいですね。

また、使い方が分かりやすいため、株主だけでなく、新しく参画した喜多へのレクチャーもスムーズにできました。画面を見ながら説明して、30分くらいで使えるようになっていましたね。


紙で開催していた頃と比べて、どれくらい負担が減りましたか?

國森:PIVOTでは紙での開催を行っていないため、別の会社で対応していた時との比較になりますが、少なくとも、10分の1以下にはなっています。紙と違って書類が相手に届くまでのタイムラグもないですし、紛失による再送や書類の不備で修正してもらうことも一切なくなったので、心理的な負担も非常に軽くなりました。

株主総会smartroundの集計画面。議決件数のカウントや決議状況、委任状の送付状況なども一目で確認できる。


喜多:今回初めて株主総会対応をしたのですが、本当に便利でした。資金調達の関係で普通株・種類株に加え、臨時株主総会も開催したのですが、もし紙対応であったならば、期日内の開催は厳しかったと思います。

國森:smartroundがあれば、タイトなスケジュールでも総会運用に耐えられるため、特にスピード感を求められるスタートアップには本当に必須なツールだなと。

突然臨時株主総会を開催することになっても、開催日まで1ヶ月を切っていると、紙での対応はかなり難しいのですが、smartroundであれば問題なく開催できます。

資本政策・株主名簿の入力もスマートラウンドが肩代わり。リソースを最適化して業務を効率化

他にはどのような機能を使われていますか?

國森:私は経営管理smartroundを使っています。freeeとのAPI連携も行って、月に1回、自動的に数値が連携されるように設定しています。

一部のVCからは、定款や登記簿の情報を求められた時は、smartroundのライブラリ機能を活用して共有しています。

喜多:私は資本政策smartroundですね。どんなSaaSであっても、それまで使っていたデータを、スプレッドシートからSaaSに移しかえる必要があると、利用開始のハードルは上がってしまいます。

ですが、スマートラウンドでは入力代行サービスがあるので、自分たちの工数をかけなくてもすぐに利用が開始できるため、とても助かっています。

資金調達をすると、株主が増えて持分比率が変わります。本来であれば時間を取ってデータ整理しないといけませんが、smartroundでは、データをアップロードするだけで整えてもらえるので、ありがたいですね。今も入力代行サービスを使って、データの整備をお願いしているところです。

今後はsmartroundの資本政策表をマスターデータとして管理していくつもりですし、株主名簿も同じくメンテナンスして活用していきたいです。

資本政策表や株主名簿は、経営陣から事務方まで、みんなが見るデータ。誰がどう編集したか分からないスプレットシートでは、データの正確性を保持するのにも限界があります。

一方、 smartroundであれば、誤って行、列、計算式をいじってしまうといったことはなくなりますので、安心して使えて嬉しいです。


資本政策smartroundでは、実際の株主データに連動したものだけでなく、複数パターンのシミュレーションも可能。J-KISS2.0など最新の資金調達手法にも対応している。


國森:(このインタビューに向けて)喜多と話をしていて、smartroundは、多様なサービスが複合的に混ざって一つの世界観を作り上げているから、全部をしっかり使わないと本当の便利さを体感できないという話になったんですね。

まだその輪の中に入りきれてないなと感じているからこそ、全部使いこなして、smartroundの真の利便性を体感していきたいと思っています。


絶対にバックオフィスの助けになる。だからこそ、スタートアップの共通ツールになってほしい

スマートラウンドの改善点や、今後期待することがあればお聞かせください。

國森:smartroundに限らず、SaaSの導入にあたっては、データがどれくらい揃っているか、使う側に一定のリテラシーがあるか、がハードルになってきます。

smartroundは機能が多い分、登録後にどう使いこなすか考えるステップが入ってくる。そこは、スマートラウンドのみなさんにうまくオンボーディングしていただいて、サポートしてもらえるといいなと思います。


喜多:株主総会は少なければ年に一度しか開催しないので、株主総会smartroundから使い始めた人は、便利さを体感する機会が少ないかと思います。

他の機能も日常的に使っていただいて、今後、自社が成長するにあたって助けになるツールだというのを実感してもらえるとよいですね。

期待することとしては、スタートアップエコシステム、特に投資家の間でsmartroundが広まって、スタートアップの共通ツールになってくれると最高ですね。

今回使ってみて、投資家に対し、smartroundが使えるか都度確認するというフローがありました。今後は、smartroundを使っている投資家から積極的に出資を受けたいという文化ができる可能性もあるので、金融機関含めてsmartroundの利用層が広まってくれたら、スタートアップ側はとても助かると思います。


國森:実際に導入してみると、smartroundを使っている株主がこれだけいるのかという肌感もあり、認知が広がっていることがわかります。また、smartroundを使ってくれているということは、本人だけでなくスタートアップ側の業務効率化にもなるわけですから、VCだけでなくエンジェルを含む投資家層に、これほどスタートアップに対する理解があるんだということが分かって、嬉しく感じますね。

これは、サービスへの感想というより、スマートラウンドに対する想いに近い話になってしまいますが、スマートラウンドの世界観を、もっと外に、大きく、広く出せたらいいんだろうなとは思います。

VCに紹介されたから使うというフェーズから、本当に便利だから自然に広まっていくというフェーズになったらいいなと。応援しています!


最後に、導入を検討しているバックオフィスのみなさんに向けてコメントをお願いします。

國森:スタートアップでは、事業開発や営業、財務に光が当たりがちですが、事業の足場を固め、会社の成長を支えていくにはバックオフィスの地道な仕事が非常に重要です。

喜多:データを綺麗に整備しておくといざという時に頼りになりますし、裏を返せばレコードがないと辛い場面も出てきます。私たちもsmartroundに助けられた経験をしたので、みなさんもそこは信じて、ぜひ使ってみていただけたら。

個人的には、使い勝手が進化して、どんどん便利になっているので、この先もとても楽しみだなと思っています。

國森:まさに百聞は一見に如かずで、絶対助けになるサービスです。

もしいきなり登録することに躊躇いがあるなら、まずは話を聞くところから始めてみるといいのではないでしょうか。


ありがとうございました!色々な方に使っていただけるよう、精進してまいります!


PIVOT株式会社様の会社情報は、下記ページからご覧いただけます!

会社情報 | smartround
https://www.smartround.com/public/startups/pivot


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