当社の技術部で活躍する、篠﨑翔(しのざき・しょう)さん[写真左]にインタビューしました。
「思い当たる節はありません」
ーー今日はインタビューに応じていただき、ありがとうございます。2015年に新卒で入社された篠﨑さん、落ち着いた雰囲気ですね。
え......そうですか。これでも、酔っぱらって楽しくなって忘れ物をしたり、酔っぱらって朝まで飲んだ上に松屋にいって後悔したりしてますよ。楽しくなって飲み過ぎてしまったことはけっこうあります。
ーー飲むのが相当好きなんですね。
でも、社内の評判では「しっかりしたね」と言われているみたいですよ。
うーん、思い当たる節はありません。
ーー会議での態度がしっかりしていた、という話ですよ。
ああ、生販技(せいはんぎ)会議のことでしょうか。
【生販技会議・・・ネミーでは、生産部門(工場)と、販売部門(営業)と技術部門が一堂に会して行われる会議があります。部門ごとの縦割りをなくし、よりお客様への対応力を高めるための情報共有や問題解決を図っています。】
うーん......でもやっぱり思い当たる節はありませんね。強いて言えば、当社製品を作るチームの担当者としての「意見」をいったくらいでしょうか。
ーーそれも含めてのことだと思います。
それは自信がついて態度に出た、というものではなくて、元からネミーには「言える雰囲気」があるからではないでしょうか。
言い合える雰囲気が、ネミーにはある
ーー「言い合える雰囲気」ですか。でも、新卒で入社した篠﨑さんだったら、最初から何でも言えるわけではなかったんじゃないですか?
たしかに最初は、生販技会議だけじゃなく、技術部の会議に参加しても「???」でした。でも、会議中みんな意見を結構言うんですよね。だから、言える雰囲気は元からありました。
ーーそこから、どうして「言える」ようになったんですか?
知識や経験を得たからですね。ネミーには工場があります。試作品を作って、工場で実物を見て、改良点を見つけ出して、という一連の流れを経験すると、「ここはこうじゃないかな?」と分かってくるんですよね。
もちろん技術的な知識のインプットは必要なんですが、それがただのお勉強では終わらなくて、それが日常の業務に直結するので、記憶に定着するのも速いんです。
そのおかげで、だんだんと「これについてはこう思う」「これは合っている」「これは違うのではないか」という判断基準が自分の中に出来上がっていって、会議での発言につながっていったんだと思います。
ーーなるほど。「言い合える雰囲気」という下地があるからこそ、「経験と知識によるインプット」をすれば、自然に発言できるようになるということですね?
そうですね。そのおかげだと思います。
トラブル対応にも落ち着いて対処できるわけは?
ーーそんな盤石の落ち着きっぷりを見せる篠﨑さんでも、やっぱり人間だからミスとかしますよねぇ?(笑)
なんですかいきなり(笑) ええ、もちろん人間ですから。そういえば、間違った寸法で図面を作成してしまって、出荷の2日前にそれが判明したことがありました。
ーーええっ!!それは焦ったでしょうね!!
はい。
ーーいや、その、「もう大変でしたよ!!」とか「聞いてくださいよ!!」とか、切羽詰まった感じになったりしないんですか?
たしかに、その瞬間は慌てたりドキドキしましたが、すぐに気を取り直しました。大事になのは、適切に早く対応すること、もう二度としないようにと改善することじゃないですか?
ーーええ…...おっしゃるとおりです、はい。そのときはどんな風に対応したんですか?
営業社員から連絡をもらって、すぐにその内容と原因と対応策をメールで技術部長と営業部長に送りました。さらに、より良い改善策の検討をして欲しいと、工場にも情報を展開してもらいました。
その結果、工場のほうから良いアイディアが出て、その次の日の速い時間帯には対応策が決まっていて、無事に終わることができました。
ーー落ち着いた対応ですね。自分だけで抱え込んでしまって事態を悪化させてしまうといった話はよく聞きますが、そんなことはなかったんですね。
そうですね。技術部長も営業部長も「改善すればいいから」と言ってくれます。たしかに、自分がしたミスを報告するのは怖いですが、やってしまったものはしょうがないと、ポジティブに動くのがいいんじゃないかと思います。
ーートラブルにつながるようなことが起こったときにすることは、「犯人を探して」「やりこめること」ではないですよね。そこを間違えずに対応する意識づけができているからこそ、篠﨑さんのように動けるのかもしれないですね。
それはとても実感しています。
すべてを知りたい
ーーところで、篠﨑さんはどうしてネミーに?
もとはハウスメーカーの営業を考えていたんです。ただ、太陽光の注目度が上がってきていることもあって、太陽光業界で著しい成果を挙げていたネミーに興味が出て入社しました。
ーー太陽光部門の営業を希望したのではないですか?
入社時はそう思っていたんですけど、入社後のジョブローテーションで色々な部門を少しずつ経験させてもらって、技術部がいいなと思ったんです。
もちろん、これからもっと注目されるであろう太陽光にも関わっていくのも興味がありましたが、実際に業務を経験してみると、ネミー製品の製作図を作るのがとても楽しいことに気が付いたんです。
ーーどのあたりが楽しいのですか?
知識を得られるのがまず一番ですね。勉強すればするほど、その知識を生かした製品が実物として完成してお客様の元に届くという「見返り」があるんです。自分の実になっているなぁ!と思っています。これからもどんどん経験や知識を積んで、ネミーのありとあらゆる製品の知識を持つようになっていきたいです。
ーーすごいですね!業務を通して、着実に自分を成長させていっているのがよく分かります。これからもたくさん経験を積んで、活躍していってください!