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【社員インタビュー】アパレル出身の僕が人材業界で新規事業を立ち上げて責任者になった理由

|阿部 慎吾(Shingo Abe)/2017年中途入社

大学卒業後、アパレル業界に新卒入社。5年目で店長、8年目で東京エリアのマネージャーとキャリアアップを果たし、2017年にマックスサポートへ転職。ロジスティクス事業の支店長として経験を積んだ後、2019年に新規事業の医療・介護業界向け人材サービスを展開する「メディケア事業部」の事業部長へ就任。「青く燃える心」をもつマックスサポートのお洒落番長!


今回は、メディケア事業部の事業部長として活躍している阿部さんにお話しを伺い、人生の主導権を握り、新しい道を切り拓く力強い生き方、アパレル業界から人材業界へ転職し双方で活躍した秘訣など伺いました。


学生生活の延長線上ではない「新しいチャレンジ」で人間力が磨かれた。

大学の文化祭というと有名な役者さんが来たり、お笑いショーがあったり、華やかなイメージがあると思うんですが、僕が大学に入学した時は一期生だったこともあり、事務局が主催するショボい文化祭だったんです…。もう本当にショックで。

せっかく自分で選んだ大学だから良いものにしたいし、何かできないかなと思って「学生主催の文化祭をやろう」と文化祭実行員を立ち上げて、最終的に150名規模にまで大きい組織になりました。

学生生活の延長線上ではない、新しいことにチャレンジしたことでメンタルも人間力も磨かれ、近隣住民の方々に菓子折りもって挨拶したり、百人規模のマネジメントを”損得なし”でやれたことが今の仕事に生きていると実感しています。


高校生のときに障がい者スポーツレクリエーションに興味を持ったことがきっかけで福祉系の大学に進学していたので、漠然と就職するときも福祉の道へ進もうと考えていました。

大学の実習中に良くしてくれた施設長から内定もいただいて、このまま就職してもいいかなと考えていたましたが、実習でリアルな現実を知っていくうち、実習生という責任のない立場と、仕事としてお金をいただく立場との責任の差に大きなギャップを感じ、このまま就職していいのか悩みました。

そんなモヤモヤの中、たまたま好きな靴ブランドの最終選考案内を見つけ、今しかないとエントリーしたらトントン拍子に選考が進み内定までもらえて。福祉業界とアパレル業界どちらに進むか悩みましたが、最終的には「若い時にできる仕事はどちらか」で考えて、アパレル業界への道を選びました。


アパレル販売員として社会人生活がスタートしましたが、そこからトントン拍子で出世することができ、3年目で副店長、5年目で店長、7年目には代官山本店の店長に就任し、8年目には東京エリア10店舗のマネージャーになりました。

「こうなりたい」という目標を持っている人は多いと思いますが、実現できるのは一握りの人だけ。

一番の違いはタイミング(機会を得られるか)だと思っています。いくら出世したくても枠が無ければできませんので。

全てが運任せというのは違いますが、そのタイミングを自分で持ってくることができるかが大事だと思っていて、僕はそのタイミング・運を引き寄せるのが抜群に上手かったのだと思います。


よく上司にゴマを擦ったり、自己PRする人、自己主張が強い人、言葉だけが先走りしてしまう人がいますが、個人的にはあまり好きな考え方ではなくて。

「青く燃える」という表現が僕の中ではマッチしていて、表面上はクールに見えるが内に秘めているものは強い人。

上ばかり見るのではなく、ちゃんと目の前で起きている事実と向き合っていく。こういう考え方が好きです。

アパレル時代は上司にも恵まれませんでしたが、その環境を嘆くのではなく反面教師になって「こうはなりたくない」と思っていました。環境を選べないことを悪く言うのは簡単ですし、それは言い訳だと思うので、考え方・行動次第でプラスに捉えられていったことも成功の要因だったと思います。


30歳で東京のエリアマネージャーへ就任して2年が経ったとき、次のステップアップとして営業へ進む道もありましたが、これまでとは違う環境、商材でも成果が出るか試してみたいと思うようになり、全くジャンルの異なるレディースメインの外資系ジュエリーブランドへ転職しました。

在籍した2年の間で有楽町の阪急メンズ館や伊勢丹の店長として売上規模を拡大でき、管理する立場として実績を出せたので、私生活とのバランスも考え、34歳のときに元々興味のあった人材業界のマックスサポートへ転職しました。




人材業界への転職。そして運命的な出会い

転職先を決めるとき、これまでの経験を活かせるアパレル関係の人材会社もありましたが、どうせなら全くやったことがない方が楽しそうだと思って物流業界の派遣サービスの営業を選びました。

支店長ポジションに空きが出たことで中途入社3か月で支店長へ就任できましたが、当時は残業も多くて退職者も多い環境でとにかく激務でした。私生活も大変だったので心身ともに疲弊してしまい、薬を飲まないと寝られないくらいの状態でした。

「ここを変えた方がいい」という項目が社内にいくつもあったので、上司に相談しましたが中々変えてもらえず、もう転職しよう…と本気で思っていました。


そんなタイミングで、マックスサポートの新社長として就任したのが溝部さんでした。

溝部社長はシニア派遣会社の創業者で、7年目でマザーズ上場、10年目で売上100億円を達成された凄い方で、マックスサポートの経営立て直しを任されて就任したタイミング。

溝部社長がマックスサポート内部に入って感じた課題感と、僕が変えた方がいいと思った考えがマッチしていたこともあって「半年以内に絶対変えるから、それから辞めるかどうか決めてくれて構わない」と約束してくれ、本当に全部を変えてくれました。

▼当時、実現したことの一例

①給与を見直す(残業代の支給方法、べースUPなど)

②新規事業を立ち上げる

③そこの責任者を任す!部長になってもらう!!


学生主催の文化祭をやろうと意気込んだときと同じく、こう変えた方がいいと思ったことを形にできたことで信頼を勝ち取れたと思いますし、陰ながら今のマックスサポートがあるのは僕のおかげだと思っています。笑

溝部社長との出会いもそうですが、本当に運とタイミングに恵まれていました。

でもそれは決して偶然ではなく必然的なところもあると思っていて、常に「新しいことをやりたい」と考えて行動し、周りにも「こういうことをやりたい」と言っていたことでチャンスが転がってきたのだと思います。


あ、ちなみに当時と今のマックスサポートの就業状況は全然違うので心配しないでくださいね。




「何がエラーなのか分からない」で始まった新規事業

2019年12月に新規事業の責任者として就任した直後は、PDCAサイクルの極みともいえる状況で、仮説を立てては試行錯誤の連続でした。


①何がエラーなのかが分からない

②何が成功しているのか分からない


大した手応えがないままに紹介が決まるときがあって、もちろん売上になるので嬉しいですが、なぜ成功したのかが分からない。

全く自分の中で腑に落ちず「あれ?今回なにか特別なことしたっけ?」「たまたま今回決まっただけ?」「じゃあ、来月はどうなるの?」の繰り返し。

「たまたま上手くいった」だけで終わらせてしまうと再現性がないので事業としては続かない訳で、人が変わっても継続的に利益が出る仕組みにしていかなければ事業として成長することはできませんので、勝ちパターンというか明確に「これを変えたから結果が出た」と言えるようになるまで、社長とああでもない、こうでもないと試行錯誤を続けてきました。

どう仮説を立てるかで結果の受け取り方も変わるので、正しい仮説を見出せるまでにものすごく時間がかかりましたね。

ただそんな状況下でも確実に事業としては前進していて、1年半で人材紹介の知識も身に付き、派遣事業の経験者を採用することで安定的に利益が出せる組織に今は整ってきました。


僕がずっと意識していることに「人生RPG論」があります。ゲームの世界もPDCAから来ていると思っていて、装備を整えて、レベルを上げて…という過程は人生や仕事に置き換えることができる。

パーティーは従業員、攻撃力が強い人、勇者のようなオールマイティ。

メディケア事業でいえば入職までスピーディーに進められる人、定着率が高く退職者を出さない人など、一人ひとりの個性があるので、そこを上手く拠点でバランスをとっていく。


最終的な目的は、ボスを倒す=売り上げ達成だと思うので。

上手くいかないときは、一人ひとりのレベルを上げよう、装備を変えてみようと戦略を打ち出すことで解決できますし、考え方は一緒と思っています。語弊があるかもしれませんが、ゲームをしている感覚に近くて、このくらい客観的に状況把握できていることがマネージャーとしては大事なのかなと思います。






精神論は嫌い。1年後どうなりたいかを語りたい。

ちなみに新入社員の皆さんは、呪文のような技は必要ないです。

それよりも考え方や行動力の方が大事で「1年後何ができるか」と逆算で考えられるか。


まだまだ学生だと社会人生活は夢の世界だと思うので「自分がなりたい姿」のために今何をするのか、どう働くのかを一緒に考えていける方だと嬉しいです。


正直、なりたい姿は何でもよくて「給料5万円あげたい」「25歳で30万円以上ほしい」とか本音ベースで全然OK。


ちなみに僕はお給料にはあまり執着心がなく、人に指図されるのが嫌!という気持ちでここまで来ました(笑)もちろんアドバイスをいただけば聞き入れますが、自分が主導権を握っていたいという気持ちが人一倍強いんだと思います。


あと、精神論も僕は好きではありません。笑

「すみませんだけの報告は要らない!!」とメンバーにも話をしていて、どうすればエラーが起きないのか、どうすれば入職できるのか考えて、しっかり次の行動プランを立てられる人になってほしいです。


行動施策が何もなく闇雲に「頑張ります!」だけは今の社会では通用しませんので。

そこは会社の考え方とも一貫しています。


失敗することは誰にでもありますので、むしろ失敗から学んでください。「なぜ失敗してしまったのか」「次、同じミスをしないためにどうすればいいか」考えていくことができれば、ステップアップの道が拓けます。


社内で周りから「羨ましがられるような人」になって、僕みたいに会社を動かす、新しいことにチャレンジする学生さんに来てほしいですね。

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