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シードラウンドで資⾦調達を実施しました

クラウド型ハードウェア開発プラットフォーム「PRISM」を開発する株式会社Things(本社:東京都⽂京区、代表取締役:鈴⽊ 敦也)は、ANRI4号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドの資⾦調達を実施いたしました。今回の資金調達により、「PRISM」の開発やマーケティング活動を促進し、プロダクト展開を早期に実現します。また、「PRISM」のユーザー視点の利便性向上を目指し、β版のモニター募集を開始いたしました。

資金調達の目的と背景

当社が開発する「PRISM」は、設計データ管理を⼀元的に提供するクラウド型ハードウェア開発プラットフォームです。図⾯やCAD、回路図、部品表、変更履歴、仕様などをクラウド上で⼀括管理でき、ウェブブラウザ上でどこでも簡単に閲覧・共有ができます。「PRISM」で設計開発におけるあらゆるデータを一元管理することで、場所や部署に捉われないスムーズな情報伝達を可能にし、より効率の良いモノづくりを実現することができます。

当社は、「モノのデータを民主化する」をミッションに掲げ、「PRISM」を通じ、モノづくりに関わる全員が「あうんの呼吸」で製品開発を推進できる世界を⽬指しています。
メーカーが製品開発時に作成する設計データは、その後の⼯程である⽣産、調達、アフターサービスまでの全プロダクトライフサイクルにおいて活⽤されます。しかしながら、メーカーの多くは、部署や拠点ごとにデータベースを保持していることや、手入力によるデータ受け渡しをすることによって生じる情報伝達ミス等の⽣産効率の悪化を課題としています。

経産省が発⾏したDXレポート(※1)で、2025年の崖として「複雑化・⽼朽化・ブラックボックス化した既存システムの残存が、国際競争への遅れや年間12兆円の経済損失に繋がるリスク」が指摘されておりますが、こうしたリスクは既に顕在化しています。
また、コロナ禍によるリモートワーク需要の急増や世界的な半導体不⾜に起因するサプライチェーンの分断など、製造業が直⾯する課題は深刻さを増しています。こうした中で製造業向けSaaSの領域に注⽬が集まっています。

2020年3-4⽉期の製造業におけるクラウド利用率は144%(※2)と、全業種の中で最⾼の伸⻑率を記録しました。製造業向けシステムのクラウド化は、今後⼤きな潮流として継続される⾒通しです。
こうした状況において、「PRISM」を早期に展開するべく、当社は、ANRI4号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドの資⾦調達を実施いたしました。今回調達した資⾦はプロダクト開発、マーケティング活動ならびに人材採用に活⽤いたします。

※1 経済産業省「DXレポート 〜ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開〜」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

※2 McAfee 「Cloud Adoption and Risk Report」
https://www.mcafee.com/enterprise/en-us/assets/reports/rp-cloud-adoption-and-risk-report-work-from-home-edition.pdf

採用について

当社では、共に製造業の進化に挑戦する創業メンバーを募集しております。
モノづくりが好きな⽅、SaaSが好きな⽅、Web技術が好きな⽅、創業メンバーとしてお待ちしています。
また、コロナ禍に誕⽣した当社はフルリモートワークの採⽤、副業⼈材の活⽤など多様な働き⽅を推進していますので、働き⽅についてもお気軽にご相談ください。

こちらより沢⼭の⽅のご応募をお待ちしております。

PRISMについて

「PRISM」は設計データ管理からステータス管理までを⼀元的に提供するクラウド型ハードウェア開発プラットフォームです。図⾯やCAD、回路図、部品表、変更履歴、仕様などをクラウド上で⼀括管理でき、ブラウザからどこでも簡単に閲覧・共有ができます。
・「PRISM」サービスサイト:https://mono-prism.jp

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