ボクの住んでいる街、広島の中心部は本日から自粛期間が明けました。
いろんな飲食店様がまた徐々に活気を取り戻すと良いなと思っております。
話は少し変わって。
飲食店をやろう!という方は、事業を始める際にそのジャンルを決めると思うんですけど。
(修行する方は修行先を。最近は動画で見れるので修行いらない説もありますが。)
割と今後何が当たって儲かりそうかで決めますよね。
それってまぁまぁ当てれそうな気がするんですよ。
なんかそれがちょっと違う気がするんですよね。って話でして。
もちろん、それに関しては人それぞれの考え方はありますが・・・。
飲食業界は流行産業です。
意識している方は結構少ないなと感じます、飲食で儲けようと思っている人ですらあんまり意識してないのではないのかなと。
もう一度言うと、飲食業界は完全なる流行産業です。
僕がこの仕事についた約10年前から思い出し、広島市中心部の飲食店のトレンドをざっくり考えると下記のような移り変わりでしょうか。
イタリアンレストラン
ダイニングバー
スペインバル
肉バル
タピオカ
韓国料理
この波は大体1~2年で終わるのでファッションと同じで一気にダサくなります。
で、結構無くなっちゃうんですね。
ほんとに無くなるんです、
で、誰の記憶にも残っていなかったりします。
最近はデートで「イタリアンレストランに行こう」ってあんまり言わないと思うんですよね。
店が無いし。
「昔はパスタ食べに行こ」とか「パスタ食べたい」とか
「大親友の彼女のツレ~♪」
みたいな歌もありましたが。
今は大親友の彼女のツレが作ってくれるごはんはきっと「キンパ」でしょう
なので儲かりそうなジャンルを当てにいくと、持続可能では無い事業になります。
よく流行りのジャンルのお店が早いサイクルで入れ替わるテナントがありますが実は同じ会社がやっている。
なんて事はよくある話で、そもそもその店は何のため誰のためにそこにあったのだろうかと考えてしまいます。
あくまでぼく個人の意見ですが。
飲食店はお腹を満たす為だけにあるのではないです。
今は承認欲求を満たす素材を提供する役割もありますが、そもそもはコミュニケーションの場としての役割が大きいです。
そこで素敵な出会いがあったり、大切な思い出があったかもしれないです。
だからお店はあんまり簡単に無くなってはいけないし、無くなってほしくないなとふと思った次第です。
様々な理由があるパターンも多々あるでしょうが。
僕自身はできれば地域共生の為、誰かの為にそこにあり続けてほしいと思われる店舗を創造したいと考えています。
だから僕はプライベートでは極力、大切な人とは無くなりそうなお店には行かないようにしています。
でも、みんな行きたがるよね~~~(笑)