こんにちは!リアルト・ハーツ採用広報の安藤です。
共働き世帯が増え、厚生労働省の調査では、男性の育児休暇取得率も約10年前(2012年)の1.9%から、最新の調査では14.0%と年々増加傾向にあります。
それでも一般的には、男性社員が育児休業を取得しにくい雰囲気の職場もあるようですが、社員の生活を大切にするリアルト・ハーツならば、その心配は皆無!
今までも、数人の男性社員が育児休業を申請していますが、今回はこの5月に社内で初めて「産後パパ育児休業」を取得した室賀孝史さん(調査・契約業務、仙台支社)に話を聞いてみました。
「とてもいい会社だよ」
不動産関係者に評判のリアルト・ハーツへ転職
-室賀さんも、リアルト・ハーツに中途入社されたそうですが、以前はどんなお仕事をされていたのでしょうか。
室賀:前職は不動産関連でしたが、その前は12年くらいバーで働いていたんですよ。そしてバーテンダーの前は、トラックの運転手でした。
-バーで働いていたというのは珍しいですね!お酒が好きだったとか、ですか。
室賀:なんというか、キラキラした世界に見えたので、それで興味をもって「なんかやってみたいな」と(笑)。そしてバーで働いている時に、周囲に宅地建物取引士の資格を取得している人がいたので、どんな資格なのかと思って何気なく教科書を見たら、内容が面白かったので勉強をし始めたんです。
これも「資格持っているとかっこいいな」という憧れがきっかけだったのですが、次第にこの分野への興味が高まってきました。
バーの仕事が長かったので、「このままだと『夜の人間』になってしまう。明るい昼間の世界で働きたい」と思うようになっていたこともあり、本気で転職を考えるようになりました。当時は「結婚をしたいな」という思いもあったので、世間体も考えてましたね。安易といえば安易ですが(笑)。
ただきっかけはそんな感じでしたが、一旦興味を持てればのめり込むタイプなので、その後は一気に話を詰めて転職しました。12年もバーテンダーをしていたので、周りからはとても驚かれました。
-30代半ばを過ぎての未経験でのチャレンジに、不安はなかったですか。
室賀:その時には不動産業界に興味を持ってのめり込んでいたので、何とかなると思っていました。
そして新築住宅販売の会社に営業として転職し、宅地建物取引士の資格も取得して2年ほど働いていました。その間に結婚もして子どもも生まれたのですが、これからの家族との時間を考えると土日休みのほうがいいなと考えていた時に、知人にリアルト・ハーツを勧められたんです。
-それが転職のきっかけだったのですね。
室賀:その知人はリアルト・ハーツを退職した人だったのですが、「土日も休みだし、従業員もいい人ばかりで、とてもいい会社だよ」と言っていて。それ以外にも不動産業界でリアルト・ハーツの評判は聞いていたので、土日休みというのも大きいですが、業界内の評判が良い会社ということで興味を持ちました。
-退職した人が退職した会社のことを「いい会社だよ」というのは、とても説得力がありますね。
室賀:そうですね。それがやはり大きかったです。実はリアルト・ハーツは営業で応募して、不採用だったんですよ。でもその時に「この業務もあるが、チャレンジしてみないか」ということで現在の調査・契約業務を打診していただきまして。私は「ぜひリアルト・ハーツで働きたい」と思っていたので、それで今に至ります。入社して2年目になりますが、本当に聞いていた通りの会社でしたね。
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雪かきに草むしり…頭も体もフル活用の毎日
-室賀さんが担当されている「調査・契約業務」とはどんな仕事なのでしょうか。
室賀:営業担当が仕入れた物件について、建物や土地の調査をする業務です。現地にいって土地の辺長を測ったり、建物の「ここがいい」「悪い」というのを見たり、役所でその物件に関わる法令を調べたりしています。そうしたことを調べたら、資料をまとめて契約書や重要事項説明書を作成します。支店でこの業務を私も含め3名で担当していて、1人で月に4~5件くらい担当しています。
入社して半年くらいは先輩にフォローしてもらいながら業務を進め、次第に一人で担当するようになり、完全に独り立ちするようになったのは1年経ってからです。
-前職での営業とはまた違う業務ですが、どんなやりがいや面白さがありますか。
室賀:入社当初は初めての業務なので、「どんなものかな?」と思っていましたが、1件として同じ案件はなく、毎回楽しいというか、興味深いなと思って調査をしています。法律関連のことが多いので、1つ学ぶと1つ賢くなったような、世界がちょっと広がったような、そんな嬉しさがありますね(笑)。のめり込むタイプなので、知識を深めていくこの仕事は向いてるんじゃないかと感じています。
それに自分の仕事で営業担当者が喜んでくれたり、「ここを教えてほしい」と頼ってもらえたりするので、「役に立てている」というやりがいもありますね。特に最近は質問してもらえることも増えたので、そこは本当に嬉しいです。
-不動産に関する知識が必要な仕事なんですね。
室賀:知識が増えれば仕事もやりやすくなるので、今も時間をとって、業務に関する本を読んだり、土地家屋調査士の資格取得を目指して毎日勉強したりしています。でも、まだまだ勉強することが多く、足りないと感じています。
-今までの特に印象に残っている案件はありますか。
室賀:福島で調査があった時に、前日に大雪が降ったことがあったんですよ。しっかり積もっていたので、土地を測るために雪かきから始めたんですが、まあまあ広い範囲を雪かきしなければならなかったので、それは結構大変でした。冬なのに暑かったですね(笑)。
大雪は思い出深いですが、仕入れた中古物件の調査では「草ぼうぼう」なのはいつもです。敷地内に入れないほど草が生えていることもあるので、草刈りから始めることもよくあります。現地の調査は、基本的には一人で行うので、一人で雪かきや草刈りをするなど、実は結構体力も使いますね。
第三子の誕生に
双子の面倒をみるために休むのは、自然な流れでした
-室賀さんは、今年の4月に社内で初めて「産後パパ育児休業」を取得されました。世間一般的には、男性社員が育休の取得を言い出すことに勇気がいるような環境もあるようですが、室賀さんはいかがでしたか。
室賀:今回は第三子が生まれたのですが、上に2歳の双子の姉妹がいましたし、帝王切開で1週間の入院が必要なので、双子の面倒をみるためにも休みを取るのは必須でした。
私は2週間の申請をしましたが、部長も即答でOKしてくれましたし、同じ調査・契約の業務を担当する社員も快く休業中の業務のフォローを引き受けてくれましたので、申請も取得もしやすかったです。
一般的には勇気が必要なこともあるのかもしれませんが、私自身、一般企業に勤めた経験が長くないので、そういう概念があまりなかったんですよ。妻が入院して子どもたちの世話が必要な以上、育休を取得するのはごく自然なことだと思っていました。
-育休を取ると決まった時の奥様の反応はいかがでしたか。
室賀:取得はもともと妻からお願いされていたので、休むことができて安心していましたし、とても喜んでいました。
-室賀さんご自身が、育休中に嬉しかったことなどはありましたか。
室賀:子どもとの触れ合いは楽しかったですし、意外に娘たちが私に懐いてくれていたのが嬉しかったですね。それまでも平日も世話をしたり、土日に公園に行ったりしていたからかもしれませんが、入院中のママをお見舞いに行った帰り際も、恋しがることなかったのはちょっと驚きでした。
-それは嬉しいですね!普段から育児をしているからこそ、でしょうか。産後パパ育児休業が終わって、復職した時の周りの反応はどんな感じでしたか。
室賀:普通に「おかえり」という感じでした。今回私は育休を取得してとても助かったので、育休はもちろん、それ以外の有給休暇も「必要な時に気にせず取得できる」雰囲気を大事にしたいと思いました。
もちろん、今後、育休を取りたいという人がいたら、今度は私が協力してみんなで働きやすい環境を作っていきたいと思っています。
-それは素敵な循環ですね!そういえば、リアルト・ハーツは子どもが生まれた社員にベビー服が届けられるそうですが。
室賀:はい、いただきました。とても可愛いベビー服で妻も喜んでいました。プレゼントの中には社長名の手書きの手紙も入っていて、妻も驚いていましたし、嬉しかったです。
子どもを寝かしつけて、毎日2時間の勉強
もっと「頼ってもらえる人」になれるように
-3人目のお子さんが生まれて、これからの育児も大変ですね。
室賀:帰宅後は子どもにご飯を食べさせてお風呂にいれて、寝かしつけて…と毎日忙しいです(笑)。でも、リアルト・ハーツはもともと残業があまりないので、できるだけ定時に帰れる努力もしやすいですし、その点は両立がしやすいと思います。
そして子どもを寝かしつけた後は、土地家屋調査士の資格取得に向けて、毎日2時間勉強しています。
-毎日2時間!!!
室賀:この仕事にはやはり知識が必要で、どうせならきちんと資格を取得しようと去年の夏から勉強を始めたんですよ。1年で取得できればすごいと言われている資格なので、10月の試験にむけて、1年3ヶ月で取得できるよう目指しています。
-仕事をして育児もして、さらに資格取得のための勉強というのは大変ではないかと思います。
室賀:でも毎日やっているので、今となってはやらない日があると気持ち悪いような状況なんですよね。やはり「資格を取る」と周囲に宣言してしまいましたし、妻も支えてくれていますし、何より子どもも3人いるので仕事を頑張らなきゃというのが大きいです。
-資格を取得し、こんなキャリアを築きたい、こんな働き方を目指したいという思いは何かありますか。
室賀:「頼られる人になりたい」というのが今の目標ですね。そのためにも、知識量も実力も上げなければと思っています。
実は、あまりコミュニケーションが得意なほうではなくて、バーで経営陣として働いていた時も「聞きにくい(質問しづらい)上司」だったと思うのですが、今は「聞きやすい人」になれるよう、心がけています。
-様々な業務を経験してきた室賀さんですが、業務内容を超えて培ったスキルというか能力はどんなことでしょうか。
室賀:「努力」と「折れない心」ですね。メンタルは強い方だと思います(笑)。バーはお酒が入っている世界なので、理不尽なことも多いんですよ。でもそこで「困難なことがあってもめげないメンタル」が鍛えられたので、物件で何か大変なことがあってもめげたり悩んだりすることはあまりないです。「努力」は知識がつけばそれだけ仕事がやりやすくなるので、勉強するのみかなと。そういった点は、今の仕事にも活かせていると思います。
リアルト・ハーツでは、様々なキャリアを積んだスタッフが活躍しています。「新たなスタートを切りたい」と考えいる方は、ぜひエントリーください!