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【アートディレクターアシスタント】仕事の楽しさがクリエイティブに現れていると思います

今回、インタビューするのは、アートディレクターチームのアシスタントの白田さんです。

白田さんは2023年5月に入社。

入社して日は浅いですが、前職の経験を生かし、チームに欠かせない存在として活躍しています!


これまでのキャリアについて教えてください。

「大学卒業後に、和食器の会社に入社し、育休や産休を挟みながら20年ほど働いていました。入社後に百貨店の販売で接客や商品知識を学んだ後、ジョブローテーションで色々な部署を経験しました。

産休、育休後は9:15から16:45までの時短勤務で、事務所で営業事務をしていました。子供が小学校3年生ぐらいで、フルタイムに戻ったあとは、各店舗を巡回しながら営業として働いていました。

なかでも印象に残っているのが、国際空港の出国エリアにある店舗です。海外のお客様に和食器を販売するという経験ははじめてだったのですが、桜や富士山のモチーフが人気だったことから『日本のお客様とは違うデザインや種類を好まれるんだな』と実感しましたね。その時の気づきや嬉しかった気持ちが、今の仕事にも繋がっていると感じます。

その後に、商品部で商品の販売促進やECサイトの企画に関わりました。」

転職の背景

「ECサイトで企画に関わっていたのですが、東京支部は一人だったので、本社の仕事が見えない不便さを感じていました。商品や撮影のスタジオ、サイト運営に関わる物流や商品部、デザイン室も全て京都だったんです。出張で京都オフィスに行ったときに、実際にその様子を目の当たりにして、自分が関わっていることはほんの一部なんだなと痛感したんです。同じ仕事を続けるためには本社に転勤した方が良いかなと思っていたのですが、子どもがいるのでなかなか難しく・・・。あるとき、東京でECサイトの運営に携われる会社に入社したらどうだろうと思い、転職を考えました。」

Musubi Labに入社を決めた理由

「実は、前職を辞める時は、また東京で和食器の仕事を探せるとは思っていなかったんです。でもそのあと職業訓練校に入って、Webマーケティングなどを本格的に勉強したときに、やはり元々いた業界の経験や知識を生かして再就職した方が良いと言われたので、ECサイトの仕事を第一条件にして、できれば食器業界が良いなと思いながら転職活動をしました。」

入社後の感想

同じ食器業界ではありますが、海外顧客向けの商品を扱っているので、単純に『お皿を売る』のではなく、どう売るのか、という工夫が今まで以上に必要だなと思いました。国内顧客向けでしたら、お皿のコーディネートや使用方法についての細かい説明はそんなに必要ありませんが、Musubi Labでは写真や動画などでわかりやすく可視化する必要があり、アートディレクターチームの腕の見せ所だと思っています。

前職ではクリエイティブに携わることが少なかったので、写真のチェックに関しては、まだまだ勉強中で、至らない点が多いなと感じています。どの写真が見栄えが良く、実際の商品をイメージしやすく、お客さんにも好まれるのか、その判断をまだアートディレクターに委ねている状況ですね。自分でも素早く的確に判断できるようになりたいと日々奮闘しています。

また、前の会社ではルールが決まっていることが多くて疑うこともなかったのですが、Musubi Labではなんでも自分たちで一つ一つ決めていくのが大きな違いだと思います。規模が小さいので、新しく決まったこともすぐに周知できるし、それでうまく回っているのが印象的でした。Slackの活用と同時に、対面での率直なコミュニケーションを大事にしていて、実際の会話から仕事が円滑に進んでいくことが多いです。

Slackの話に関連するのですが、AsanaやPageflyなどの新しいコミュニケーションツールやアプリを活用しないといけないので、それは昔からの食器業界にいた自分にとっては難しいなと思う点でした。また、サイト内は全て英語なので、翻訳ツールをうまく使う必要があるなと感じます。」

今の役割について教えてください。

「仕事は、アートディレクターである上司のアシスタントです。商品の検品や採寸、取引先である窯元さんとの細かいやりとりや、サイトに載せる写真の撮影やチェック、ライターが執筆した原稿をブログとして公開する作業も行っています。

また、新規商品のバイイングなどにも携わっていて、展示会に出かけたり、出張にいく機会も月に何度かあります。これに関しては、前職の経験や知識が特に活かせている部分だと思います。

撮影では、アートディレクターチームがスケジュールを決めて、予定表を作ります。また、実際に自分が器を持ったりして、モデルのような感じで撮影にも立ち会います。必要な備品の手配や、最終的な画像のチェックもします。テーブルコーディネーターやカメラマンとの打ち合わせも必要になります。

まだ入社して3ヶ月なので、これから覚えないといけない仕事も多いのですが、今後は窯元と打ち合わせをして、海外の方が好まれるようなオリジナルの商品を作っていきたいですね。」

1日の流れは?(撮影日の場合)


9:00 出社
必要な器やクロスの準備から、料理を持った器をテーブルにセットするなどを行います
カメラマンとも最終的な打ち合わせをし、シーン説明やライティングの調整などを行います。

9:30 撮影スタート
演者として食卓を囲むシーンに入ったり、商品をクローズアップした撮影では、箸やグラス持つなど手元を入れたりもします。
一カットごとに、仕上がりを確認して進めます。

11:00 2つ目のテーブルセッティングの撮影スタート

12:30  休憩・昼食

13:15 3つ目のテーブルセッティングの撮影スタート

14:45 終了、後片付け

その他メール返信などのパソコン作業

16:00 退社

テーブルセッティングは、一日にだいたい3セット行い、一日まるまるかかります。
撮影がない日は、企画会議をおこなったり、展示会や取引先へ行くこともあります。

最後に、やりがいを感じることを教えてください。

「和食器をただ売るだけではない、コンテンツ作りの楽しさがあるのが、うちの会社の強みであり、やりがいを感じる部分だと思っています。シンプルなことですが、こちらが本当に良いと思う商品、心から楽しいと感じる事柄を、率直にお客様に伝えたいという気持ちがすごく強いんです。毎日いろんな業務をこなしていかないといけない難しさはありますが、器好きなメンバーと一緒に工夫しながら働ける楽しさを実感しています。小さいお子さんがいらっしゃる社員も多いので、お互いに助け合う精神があると思います。代表が社員の意見をオープンに聞いてくれるというのも感じています。

また、規模が小さいぶん、やりたいことに携われるチャンスがあると思います。例えば、私は趣味でブログを書いていて、ライティングにも興味があったのですが、そうしたら『ぜひ書いてみてほしい』と言われて。自分の書いた岐阜出張の話を、ライターさんたちが英訳したものを公開しました。こうしたことも自分の仕事として認められている嬉しさがあります。業務外かと思われることでも、話し合いをして、それを認めてもらえる、そんな柔軟性とコミュニケーションの透明度がある会社だと思います。」



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