マンション大規模修繕で資産価値の向上を
住民の立場に立って丁寧な説明を心がける
Q.現在は主にどのような業務をしていますか?
A.建設業務の施工管理を行っていて、マンションの大規模修繕工事がメインの仕事です。マンションは15〜30年経つと、窓のサッシが硬化してそこから浸水したり、外壁にひびが入ったり、紫外線や雨・風でコーキングが剥がれたりと、劣化が出てきます。営業担当が受注した案件に対し、私たちが実際に建物の診断・調査をし、施工計画、工事の管理を担います。
Q.業務をするうえで大事にしてこと・意識していることはありますか?
A.マンションの工事期間中は居住者の方がいますので、安全管理はとても重要です。作業員は各お部屋の中には入りませんが、ベランダやマンション内の通路、駐車場など共有スペースには出入りしますし、工事の影響で臭いや音が出たり、自家用車を移動していただく必要が出てきたりします。例えば50世帯くらいの10階建てのマンションであれば5〜6カ月の工期がかかるので、居住者の方の立場になって、どうやったら工事の期間も快適に過ごしてもらえるかは常に考えていますね。工事前には事前説明会を行いますが、車の移動が必要なときなどはその都度、なるべく細かく丁寧に、計画的に説明をすることを心がけています。最初は工事に対してあまり良い印象を持っていなかった住民の方が、工事終わりに差し入れを持ってきてくれたり、親戚の戸建ての家のリフォームを依頼してくれたりしたときは、日々の仕事に誠心誠意対応することが大事だということを痛感しました。
未経験から不動産業、建設業の世界へ
資格取得してスキルアップに注力
Q.未経験から建設業に挑戦したと聞きました。
A.ホット沖縄に入社してからは他部署の仕事も経験しましたが、現在の建設事業部が一番長く在籍しています。20代前半の頃、将来を考えたときに「資格を取得してスキルアップすれば今後に活きてくるんじゃないか」と思い、不動産業に興味を持ちました。当時は建設と不動産の部署が同じでしたので、建設業をしながら不動産業の事も学べると思い、上司に相談して異動させてもらいました。今は建設業がメインになり、建築施工管理技士の資格取得を目指して勉強中です。私は未経験で資格のない状態から建設業の世界に飛び込みましたが、初めの頃に一番きつかったのは「わからないことがわからない」ということでした。何をしたらいいのか、何が悪いのか、なんで怒られてるのか、すべてがわからない。これからチャレンジしようと思っている方は、ある程度の勉強をしてから挑戦することをおすすめします。(笑) とにかく自分で過去の資料を見たり、調べたりして作業の流れを上司や職人さんに聞き、少しずつ覚えていきました。質問をする上で、まずは自分で考え、調べた上で聞くことが大事だと思います。
ホット沖縄で初のパパ育休を取得
「育児の大変さが分かる。取って良かった」
Q.ホット沖縄で初めてのパパ育休取得されたことに関してもお話聞かせてください!
A.長男が生まれた2022年に4週間、ホット沖縄の男性社員として初めて育児休暇を取得しました。私たち夫婦にとって初めての子育てで、妻が1人で育児をするのは大変なので絶対に一緒にいた方がいいと思っていたし、子どもが小さいときの成長を私も近くで見たかったので、会社の配慮がありがたかったです。元々、制度があることは把握していたものの、普段から基本的には工事現場に常駐しているので、正直、「取得は厳しいだろうな」と思っていました。…のですが、ちょうど一つの現場が終わり次の現場が始まる準備期間というタイミングで、管理部から「ぜひ取得してみませんか?」という話が。上司に相談してみたところ、あっさりと「調整できるよ」という返事をもらい、トントンと話が進んで取得できることになりました。育休中は子どもの着替えをさせたり、お風呂に入れたり、ミルクをあげたり、あやしたりという日々がずっと続いていました。育児休暇と言いますけど、「休暇」ではないですよね。(笑) 育児の大変さも少しは分かったし、妻も喜んでくれました。
もし取得したい方がいれば、是非取ったほうがいいと思います。後輩から相談されることがあれば、目処がたった時点で、"いつ子どもが生まれて、業務をいつまでに終わらせる"という育児休暇取得のための段取りを立てた方がいいよ、ということを伝えたいですね。