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「ビジネス領域に特化した動画マーケティングの力で、企業のビジネスを加速させるための事業を広げていく」――STAGEON 役員対談

「動画でビジネスに革命を」をミッションに掲げ、企業のYouTubeマーケティングを支援するSTAGEON。動画を起点としつつ、マーケティングとしての成果にこだわり続けてきた当社は、より成果を高めるため、さまざまな戦略を描いています。その全貌と、今後STAGEONが進んでいく未来について、代表取締役の軽米昇平と取締役の箱崎蓮が語ります。

株式会社STAGEON 代表取締役 軽米昇平
1989年 東京都生まれ。
武蔵大学経済学部卒業後、ベンチャー企業の営業部に就職。
入社わずか1年で全社トップの業績を上げる。より自分自身の価値・可能性を広げていくために24歳で独立し、人材支援とマーケティングのジャンルで2社立ち上げる。マーケットに求められていることや社会貢献について模索する中で法人向け動画マーケティングやYouTubeの可能性に触れ、STAGEONのYouTube運営事業を立ち上げ、2022年1月に代表に就任。
株式会社STAGEON 取締役副社長 箱﨑 蓮
兵庫県芦屋市生まれ 2020年6月 STAGEON 創業期に立ち上げメンバーとして参画。
YouTubeコンテンツ撮影補助や現場ADとして業務をスタートし、動画の企画や編集に携わる。YouTube黎明期から自身でチャンネル運営をしていた経験と動画コンテンツへの深い愛と知見を武器に、運営代行を手がけたチャンネルでは2ヶ月半で1000万回再生を超える動画を制作し、YouTubeの急上昇1位を記録。STAGEON内のプロデューサーでNo.1になる。2023年7月よりSTAGEONの取締役副社長に就任、チャンネル運営事業部のトップとしてYouTube運営のプロを育成するスクール「KURIKOU」でも後進の指導にも当たる。運営に携わるチャンネルの動画コンテンツ内では「コロ助」として動画にも出演している。

ミッションに共鳴し手を取り合った、
タイプの異なる二人

――まず、二人がどのような役割を担っているのか教えてください。

軽米:私は代表として会社全体を見ていますが、特に人事をはじめとしたバックオフィスやセールスについて管理しています。また、新設されたマーケティング支援事業部は私の管轄です。

箱崎:一方、私はYouTube運営事業部を中心に見ています。現在はより多くの視聴者に届く動画の企画を仕組みに落とし込むことや、そのための組織・体制づくりに注力しています。『動画でビジネスに革命を』というミッションのコアとなるメンバーを取りまとめ、活躍しやすい環境を作るのが主な役割ですね。

軽米:箱崎はSTAGEONのミッションに共感し、それを実行するためにコアとなる事業をリードしてくれています。ある意味会社の顔となる存在でもあって、対外的に表に出て活躍してくれることも多いです。

箱崎:私は軽米のようにビジネスや経営の知識に長けているわけではないので、軽米さんに土台の部分をしっかり支えてもらいつつ、「予算をこれくらい使ってこんなチャレンジがしたい」と攻めの姿勢を取っています。軽米にはいつも相談して、助けられています。お互い強みが異なるので、いい役割分担ができているのではないでしょうか。

――『動画でビジネスに革命を』というミッションに込めた想いについてお聞かせください。

軽米:多くの企業が動画マーケティングに挑もうとしていますが、ただYouTubeチャンネルを伸ばすだけでは、売上や認知拡大といった最終的なゴールには結びつきません。そこを課題だと感じたからこそ、私たちはYouTubeチャンネルで出した成果を、その先のゴールまでつなげていこうと心に決めました。その想いが、『ビジネスに革命を』という言葉に込められています。また、今はYouTubeを中心に事業を展開していますが、今後は異なる領域でも動画マーケティングを支援する可能性が十分あります。そのため、あえて『YouTube』ではなく『動画』という広い言葉を用い、注力する領域を抽象化しました。

私たちのサポートを通じて、多くの企業が動画マーケティングの力を実感してくださっています。あるクライアントからは、人生そのものが変わったという声もいただきました。これからも、企業や個人事業主の方々の景色が一変するような『革命』を興していきたいです。

箱崎:クライアントと直接やりとりしていると、感謝の言葉をいただく機会も非常に多いです。喜んでくださる姿を見られることは、自身のやりがいにもつながっています。そして、これからより多くの方々にその喜びを届けていくためには、社内の仕組みづくりや体制づくりに一層力を入れていく必要があると思います。メンバー一人ひとりにもクライアントに喜んでいただける感動を体感してもらいつつ、活躍しやすい環境を整えていきたいです。

事例の仕組み化とマーケティング領域への事業拡張

――箱崎さんが注力する仕組み化とは、どのような取り組みなのでしょうか。

箱崎:まず、メンバーの中には「0→1」を生み出す発想力に強みを持つ人と、再現性のある型から作ることに強みを持つ人がいます。成果物を検証しながら、彼らの適性や成功事例の成功要因をデータとして積み重ねていくことが、誰もが成功を再現できる仕組みを作る土台になると私は考えています。

そこで重視しているのが、成果物の記録を残していくことです。事例をたくさん積み重ねていけば、クリエイティブな成果物であっても、その再現性を高めることはできます。また、仕組み化ができれば、その仕組みはYouTubeだけでなく他のSNSにも展開させていくことができるはずです。これから出てくる新たなSNSや、SNSに限らずあらゆる広告施策で仕組みを応用していくことも考慮しつつ、成功事例の型化と仕組み化を進めています。

――YouTube運営事業部のそういった取り組みに加え、マーケティング支援事業部を立ち上げた背景についてお聞かせください。

軽米:私たちはYouTube運営事業部を礎に、事業を成長させてきました。しかし、YouTube運営はあくまで企業のマーケティングの一部です。ほかの施策と連携しなければ、売上向上や認知拡大といった成果を確実に導き出すことはできません。

そこで、マーケティング施策などを通じてレバレッジをかける部分にも支援の領域を拡大しようと、マーケティング支援事業部を立ち上げました。動画の先にある、より成果を高めるための支援も新たに事業化しようと考えたのです。こうした包括的な支援によってクライアントの売上が上がり、広告予算が潤沢になると、クライアントは新たな施策に予算をかけ、挑戦することもできます。その結果、ビジネスはさらに加速するでしょう。

――なるほど。では、広く捉えた動画マーケティングの市況感についてお聞かせください。

軽米:動画編集サービスを提供する会社は多く存在しますが、私たちのようにマーケティングの視点を持ってクライアントを支援できる会社はそう多くありません。また、エンタメ領域ではなくビジネス領域に特化している会社も少ないですね。そのため、私たちが狙う法人向け動画マーケティングという市場は、需要はあるもののライバルが少ないのが現状です。成果を仕組み化することや組織規模を拡大することの構造的な難しさから参入障壁も高いので、STAGEONが同領域のリードカンパニーになれる可能性は高いと思います。

箱崎:少し視点を変えて、私は動画マーケティングにおけるホットトレンドについてお話しますね。これまでYouTubeでは価値のある情報、つまり専門知識を発信することで視聴者数や再生回数を伸ばすのが一般的でした。しかし、昨今は共感性の高い、エモーショナルな動画のほうが反響を得られる傾向があるようです。知識を得ることよりも、いかに感動できるかが求められている。こうしたトレンドを受けて、現在はストーリーの構成力を強みとするプロフェッショナルへのニーズが高まっています。

――そういったトレンドの変化は、社内の組織づくりにも影響を与えるものなのでしょうか。

箱崎:今のトレンドを見ればエモーショナルなストーリーを描ける人材が求められているのは事実ですが、私はもうすこし大きな枠組みで組織を見ているので、局所的なトレンドに合わせて人材を採用する、といったことはあまり考えていません。

トレンドは目まぐるしく変わるものですから、市場リサーチとクライアントへのヒアリングを重ね、常にそれに追従していくことが大切です。ですから、その時々で「なぜ面白いのか」を考えながら正解を追い求められる人のほうが、どんなトレンドが来たときでも対応できる柔軟性があっていいと思います。

軽米:STAGEONで採用したい人物像は、昔も今もあまり変わりません。専門的なスキルはジョインしたあと研修で身につけられるので、コミュニケーション力が高い人、マーケティングに沿った俯瞰して物事を見る視点がある人を求めています。

ただし、いくら研修などの場を通じてスキルを身につけられると言っても、そこには本人の努力が必要です。自分がどうしたいのか考えて、そのためにスキルを身につけたいという想いがなければ、努力は続かないでしょう。

人生にはいくつかのステージがあって、スキルを伸ばすことに集中したい時期、家族との時間を大切にしたい時期と、年齢に応じて優先したいことは変わっていくものです。今は会社が成長フェーズにあるので、自身のスキルを高めることに人生を費やしたいと思っている方のほうが向いていると思います。

――では、そういった人材に対してSTAGEONが提供できること、得られる経験とはどのようなものでしょうか。

箱崎:これまでの成功事例とそこから得られる知識が、SATGEONで働く人たちに提供できるものです。

すでに成功事例があれば、「こういうタイプのクライアントにはこんな提案をしたほうがいい」、あるいは「こういう施策であればまずあの準備をしたほうがいい」など、事前に成功に近しい道を選ぶことができます。自分が考えた行動で失敗してしまうよりも、事例に基づいた成功体験を重ねられるほうが、一人ひとりのメンバーの成長につながるはずです。

STAGEONにはこれまでの成功事例が数多く蓄積されており、実際にYouTubeチャンネルを運営して見えてくるアナリティクスのデータなども共有することができます。そういった環境で実践経験を重ねることができれば、たとえ未経験の方であっても、スピーディに成長することができると考えています。

――今後どのような事業展望を描いていますか。

軽米:YouTubeを起点にクライアントのビジネスに革命を興す。これが今まで私たちが注力してきた事業です。そして、そのさらに先のマーケティング領域にまで事業を拡大するために、マーケティング支援事業部を新設しました。クライアントのビジネスを成功させるというゴールにたどりつくためには、このように支援する領域をどんどん拡張していくことになるのだろうと考えています。ですから、今後はさらにクライアントのコアにつながる事業コンサルティングサービスのようなものも始めるかもしれませんし、動画以外の領域でも支援する形が生まれていくかもしれません。

そういった新しい領域への事業拡大を見据える一方、箱崎さんがリードしている動画事業の型化にも注力していかなければなりません。動画をはじめとしたクリエイティブを扱う会社では、規模拡大と共に成果物の質が下がってしまう課題があります。私たちは「すべてをナレッジ化し基準に忠実に行動する」というバリューを掲げているのですが、これはどんなに組織の規模が拡大しても、社内の誰が担当しても同じクオリティが提供できることを目指した言葉でもあります。YouTubeマーケティングに強みを持つ会社として、ここをしっかり型化できれば、ほかの新規事業でも展開がスムーズになるでしょう。

箱崎:事業の広がりやナレッジ化について軽米さんが話してくれたので、私は働き手の視点で展望を語りますね。私は「STAGEONで働いていること自体がすごい」と思ってもらえるような会社にしていきたいと考えています。たとえSTAGEONから離れて他の会社で働くことになっても、STAGEONで経験を積んでいるなら大丈夫、と信頼してもらえるような……。それはメンバー一人ひとりの自信や誇りにつながるでしょうし、STAGEONをそのレベルまで高めることが私の使命だと考えています。

――最後に、候補者の方に向けてメッセージをお願いします。

箱崎:一言でまとめると、STAGEONに来ればこの先の人生、食べていくのに困らないスキルが身につけられます。一緒に働きたい方は、ぜひ気軽に面談に来てください。

軽米:STAGEONを皆さんの夢を叶えたり、目標を実現したりする場として、うまく利用してもらえたらいいな、と思っています。お互い目標が違うメンバーが集まっていても、それぞれ強みを活かして結束したら、やがてみんなのためにもなるというのがSTAGEONの考え方です。成し遂げたいことが明確にある方は、共に働きましょう。


<取材・執筆・編集=宿木屋>




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