【長所を鍛えるか、短所を鍛えるか】

【長所を鍛えるか、短所を鍛えるか】

皆さま、ご自身の長所と短所はわかりますでしょうか。

また、苦手なことを克服しようとしたことはありますでしょうか。

苦手な事を克服する方が良いのか、それとも得意なことに、
より磨きをかける方が良いのかというお話です。

当たり前ですが、
理想は短所を長所まで伸ばす事ですが、まず厳しいかと思います。

そして、一概にどちらが良いというのはないんです。

それは、その人の置かれている状況や環境、価値観によって優先度が変わるからです。

その決め方としては、

目標：何を達成したいのか、どのようになりたいのか。

時間：どれだけの時間と労力を投資できるのか。

性格：自分はどちらに向いているのか

状況：現在の状況や環境はどちらを優先すべきなのか

という事をしっかり考えて行動する必要があります。

ただ、基本的に伸ばす順番としては、長所からが良いとは言われています。

その理由として、スタート時のモチベーションが違うからです。

ただただ苦手意識の強い短所の克服に力を注ぐことはマイナスからのスタートであり、
非効率で、その過程は面白くなくモチベーション維持が難しい。

また、短所を克服しただけで、そこから何かが生まれるといったことも少なく、
「労多くして功少なし」に陥りやすいからです。

では、長所から伸ばすメリットとして、

①    自信につながる。
　※得意な事、好きな事で成果を出す事で自信や自己肯定感が高まります。

②    効率が良い。
　※既に持っている強みを伸ばす方が新しい事を習得するよりも短時間で成果を出しやすい。

③    モチベーションの維持。
　※得意な事、好きな事への挑戦はモチベーションの維持がしやすく、継続的な成長につながりやすい。

そして、一番の理由としては、「長所を伸ばせば短所がわかる」からです。

人間は上を目指す習性があり、得意なことを伸ばす方が力を発揮する。

そして長所を伸ばしていく中で、相対する課題の難易度も高くなり、短所が足かせになっていることに自分で気が付く。

もっと力を発揮したいという向上心、モチベーションを土台に、
「足りない部分も頑張ろう」という短所の克服と主体的に向き合いやすくなり、
結果として全体的に良くなっていくからです。

自信、自己肯定感、モチベーションが高いから、
短所と向き合い克服しようという行動が出来るという事です。

ここで結論ですが、
【長所を伸ばして短所を見つける。さらに長所を伸ばすために短所を鍛える】というのが答えではないでしょうか。

目的の「長所を伸ばす」というポイントは同じです。

キャリアを形成するのに、
まずその道のスペシャリティを獲得し、それをオリジナリティまで昇華させること。

個人の能力が試される現代において、自身の強み、価値観を最大化させることが重要だからです。

会社とは個の集合体です。
全員がオールマイティに何でも無難にこなせたとしても、
全体的に平均であり、特徴が無い。
それぞれ部署があるのに、その部署の本来の力を発揮できていない。

それぞれの部署で、それに特化した人間がいる方が、
会社として非常に強いと思いませんか？

このご時世、何かに特化する。もしくは付加価値が高いという事が個人でも会社でも必須条件です。

自分の役割を理解し、自分の仕事に誇りと責任を持ち、
その道のプロフェッショナルになる事が求められる時代です。

自身の長所を最大限まで伸ばし、長所を阻害する短所を無くし、
自分という人生の主人公の価値を高めていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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