俳優を真剣に目指していた弊社営業部長Iさん。その時やっていた役作りを今の仕事にどう生かしているのか?具体的に聞きました。
役者としてその人になりきるために「もし自分ならこの場合どうするか」「もし家族がこうなったらその時自分はどう思うか」などを考え、細かく役を作りこんで行ったそうです。その想像力、インスピレーションを今の仕事では顧客や派遣スタッフに寄りそうために使えている、と。
去年弊社に26歳の営業マンが入社し、皆で「ねえ、あなた26歳の時、どこで何してた?」と盛り上がった時、今中くんは
「自分の将来どうなるかと思いながら焼き鳥の串を打っていた」
と言いました。それでも「やりたいことを納得するまでやってよかったと思っている」というのが彼の答えです。
ハーツネクストに来てから1年間は、営業として成果が出せなければ一生営業はやらないつもりで頑張ったとのこと。
やりたいことがわからない人へ、こんなメッセージをくれました。
「夢を諦めた後はやりたいことを探しても見つかりません。1%でいいから、自分の好きなことに”掠る”ことを探すといいと思います。自分の場合は役者としての度胸と人間性への学びがあり、人が好きだったので派遣会社に来ました。」
私から見てIさんには、どんなタイプの人も一旦フラットに受け入れる、そんな優しさがあります。それはエージェントしてもリーダーとしても大切な能力です。彼と話をして思ったのは、夢を諦めての就職は、なんといっても自分との闘いになるということ。受け入れる我々以上に本人はもがいていました。
でも人生は終わったわけではなく、前に進むしかないこと。
するとその苦労があってこその、自分らしい働き方が必ず確立されるということ。
彼は今、本社の営業部長を務め3か所の営業部のマネージメント業務のほかに、後進の指導もしています。
今回は彼が全力で夢を追っていた時のいわゆる「宣材写真」 をタイトル上に入れてみました!
夢を追う人はカッコいい。私は働く人は皆、かっこいい大人であってほしいと思っています。カッコいいとは、自分が納得し自分なりのゴールを目指している人とでもいいましょうか。どんな形で場所であってもいい、貴方らしいカッコいい働き方をする大人が増えることを、キャリアコンサルタントとして願っています。