はじめまして。フォアフロントサービス広報担当です。
今回は、弊社代表・安藤へのインタビューを通して、当社の設立ヒストリーや弊社のカルチャーやスタンス、今後の展望についてお伝えしていきます。
安藤は、3度の転職と2度の起業を経験。また、学生時代からプログラミングを使いこなす生粋のプログラマーです。
弊社の特徴は、エンジニアのほとんどが「未経験」からのジョイン。後半部分には、あえて未経験の人材を採用する想いが綴られています。
学生時代は関数をプログラミングで解く?2度の転職と起業の背景
ーーよろしくお願いします。まずは、安藤さんのこれまでの経歴をお聞きしたいです。
僕は中学3年生からパソコンを両親に買ってもらい、高校生の頃は学校で習った数学の関数をプログラミングで解けるツールを開発したりしていました(笑)。また、元々ゲームが大好きで、自分で作っていたりもして。
他にも、19歳の頃には、インターネットの回線が足らないので自分でサーバーを立てたり、Linuxにも触れていました。
ーーすごい...。そんな学生さん、なかなかいないですよね。
あまりいませんよね。元を辿ると、学生時代がキャリアの原点(プログラマー・エンジニア)になったのかもしれませんね。
23歳は新卒でシステム会社に入社しました。そこでは、勤怠管理システムやラーメンチェーン店の仕入れシステムの開発に携わっていました。
その後は「Linux系を深めたいな...」と思うようになり、レンタルサーバーの会社に転職。そこのエンジニアは特に優秀で、衝撃を受けたのを今でも覚えています。「まだまだだな...」と思い、早く自分の追いつきたくて猛勉強しましたね。
そしてある程度学んで、レンタルサーバー事業をメインとする会社を立ち上げました。初めての起業ですね。
ただ、この頃は技術は知っているけど、「どうやって売ればいいのか?」がまったくわからず...。勉強するためにWeb制作会社に転職し、PHPの開発をメインに担当していました。
そして不幸なことに、この会社が倒産してしまって...。そこから再度起業し、今に至ります。
2度目の起業は「再就職ができないなら、自分たちで立ち上げよう」からはじまった
ーーそんな流れがあったんですね...。なぜ2回目の起業をしようと思ったのですか?
前の会社が倒産した時、周りのエンジニアと連絡は取っていて、よく「就職先は無事に決まった?」など、近状報告をし合っていました。ただ再就職がむずかしく、まだ決まっていない人がほとんどで。
おもしろいことに、ある時「自分たちでやりましょうか?」という流れになったんです。どうせ転職できないなら、自分たちで立ち上げた方が早いなって(笑)。
そこから、前職のエンジニア1人と一緒にスタートしました。
ーー思い切りましたね...!いざ起業してスムーズに行きましたか?
当初は「どう売上を上げていこうか?」といった不安は、もちろんありました。正直、長年一緒にやってきたメンバーということもあり、情もありましたね。
幸い、ご縁もあって受託開発でスタートできた案件もあり、リスタートすることができたんです。
また、前職では「エンジニアの教育」も担当していたのですが、エンジニアの子たちがどんどん吸収して伸びていってくれて、僕も自信を持てるようになって。そういった成功体験もあり、「エンジニアの教育を事業にできるのではないか?」と漠然と考えていました。
「自分の経験や知見を通して、効率よく教えられる」。ここからヒントに繋がりましたね。
あえて「即戦力」を取らず、「未経験」を採用する理由とは?
フォアフロントサービスの変わっている点の1つに、エンジニアのほとんどが「未経験」ということ。つまり、即戦力でエンジニアを採用していないんですね。
前職がディレクターだった方もいれば、ガソリンスタンドのスタッフだった人もいる。ユニークな人たちが多いんですよ。
ーー私も入社当時はびっくりしました。ほとんどの企業が中途で「即戦力」を意識している中、どうして未経験の人を採用しているのですか?
シンプルに、「未経験での採用が負荷ではない」からです。もちろん、3〜6ヶ月間の教育期間が必要になるので、いわゆる最初は投資期間・コストがかかります。
ただ、最初の期間でしっかりスキルを学んでもらえれば、十分にエンジニアになれるんです。教育の知見や経験があるからこそできる、弊社の強みの1つです。
また、僕自身「エンジニアになりたい」と強く思っている人の応援もしたかったということもあります。強い想いって原動力になるんです。
エンジニアにとって大切なのは「キャッチアップしてもらえる環境」
ーー「エンジニアになりたい人の力になりたい」。安藤さんの人柄や想いは、弊社のカルチャーに大きく反映されていますよね。どんな組織づくりを目指しているんですか?
総括すると、「エンジニアにとって幸せな環境づくり」を常に意識しています。また、その目標を達成するために必要なのは「キャッチアップ力」だと考えています。
例えばエンジニアでストレスなのは、自分がわからない時に求めている答えが返ってこないことです。職場によっては、たとえ上司であっても、答えが分からないことがよく生じるものです。
ただ僕の場合、エンジニア歴25年以上なので、部下がつまづいている時もキャッチアップしてあげられる経験量があると自負しています。
おもしろいことに、社内ではよく「分からないことがあれば、安藤さんに聞いてね」と、メンバー同士でよく話すみたいで。
「企業としての責任は、全体で果たせられるように努める」。こういった想いを持ちながら、日々動いているつもりです。
今後の展望の根幹にある「追われる開発」から「追う開発」へ
――今後の展望について、どのようにお考えでしょうか?
直近で言うと、学術的な処理を得意とする「AI・ディープラーニング用レンタルサーバー」をリリースします。こちらは低コストで自社AIを育てていただけるようになります。2019年12月にリリースされました。また、2020年2月にリリース予定の「大容量・低遅延クラスタストレージ」も検証中です。こちらも機械学習などで使っていただけます。
他にも、「HPCの構築サービス」や「動画ライブ配信のASPサービス化」、「自社ドローン開発」なども事業候補として掲げていますね。
いずれにしても、「”追われる開発”から”追う開発”へ」をミッションに、日々努めていきたいですね。
ーーでは最後に、候補者の方へメッセージをお願いします。
フォアフロントサービスは、向上心が高ければいくらでも成長できる環境だと考えています。
先ほどもお伝えした通り、弊社のほとんどのエンジニアが未経験でジョインしています。エンジニアに挑戦したい方でやる気や意欲的に学びたい方は、まずは是非お話したいです。
僕の願望をすこし共有させてください。5年後の目標は「労働時間の半分を自由研究に使える会社であること」。
みなさんで学んだことをどんどん活かし、サービス開発を楽しんでやっていけたらなと考えています。
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